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「多くの人が、手っ取り早く儲けてやろうと考えている現代にこそ、こういう骨太な哲学が必要ではないかと感じます」(本田健氏:新聞広告推薦文から)
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明治から昭和にかけて生きた大富豪本多静六氏が、人生計画の立て方について述べた本。氏は20代の頃に人生計画を立て、更に70歳を過ぎてから第二次人生計画を立て、それを実行してきた。細かな計画の立て方のマニュアル本ではなく、大きな考え方の本であるので、とても参考になります。努力する生き方は美しい、と、そんな事を思いました。
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「目標がないと生きるモチベーションが上がんないから計画立てるんじゃん」というのは確かにそうなのだが、博士は「人生計画とは、将来の自由を得るために今の自分を律すること」という理由から、人生計画の必要性を説いている。人生をいくつかのフェーズに分けて、自分をプロデュースしていく手法は現代にも十分通用するはずだ。「いつまでに何をするかをはっきりさせること」は、夢を夢で終わらせないために必要なことであろう。
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▼ 100文字感想 ▼
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フツーの人がダントツになるには、コツコツと地道にやる
べきことを、長い期間実行し続けること。コツはコツコツ。
四十までは馬鹿といわれようが奮闘努力、勤倹貯蓄と
いう本多氏の70歳までの人生計画がじつにおもしろい。
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▼ 5つの共感ポイント ▼
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■人生にとって体験ほど尊いものはない。体験はすべ
ての知識、学問、考察にまさる人生の収穫である。
生きた知識、生きた学問が体験なのだ
■焦らず、休まず、怠らず
■朝目覚めると、まず今日も生きていたことを何より
有難く思い、忙しければ忙しいほど仕事がたくさん
できると喜び、日々健康に、日々愉快に働ける自分
自身に感謝している
■手っ取り早く成功せんとする人は、また手っ取り早く
失敗する人である
■何人も死に直面しては、もはや富も、権力も、栄も、
虚栄もない。死は実に人間最終の真・善・美だ
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凄い方に出会った、先ず誰もがそんな感想を持つことでしょう。冒頭のメッセージ、
そして本田健一氏の解説、これを読んだら本文を読みたくなると思います。
冒頭のメッセージ
・世の中には、濡れ手で粟を掴む様な旨いことがそうザラにあるわけのものではない。
手っ取り早く成功せんとする人には、また手っ取り早く失敗する人である。
・蓄財を通して、われわれは色々の蓄積法を学ぶ。力の蓄積、知識体験の蓄積、
徳の蓄積等はそれであって、金銭の場合よりもむしろ、この蓄積のほうが大事な場合がある。
・人は学校をもってのみ物を学ぶ機会と考えているが、人生、学校で学び得るぐらいは知れたもの、
職業の精進によって初めて本当の人格は磨かれ、広汎的確な生きた知識を獲得することになるのである。
・人間は活動するところ、そこに必ず新しい希望が生まれてくる。
希望こそは人生の生命であり、それを失わぬ間は人間もムダには老いない。
構成は、
1:人生計画の立て方
計画の必要性、その結果等
2:人生計画の立て方・進め方
立てる上での注意点、方法等、本題
3:我等いかに生くべきか
生きる上で必要なこと、教訓
その中で印象的だったのが、計画実現のための生活態度という9つの項目
?常に心を快活に持すること
?専心その業に励むこと
?功は人に譲り、責は自ら負うこと
?善を称し悪を問わないこと
?本業に妨げなき好機はいやしくも逸しないこと
?常に普通収入の四分の一と臨時収入の全部を蓄えること
?人から受けた恩は必ず返すこと
?人事を尽くして時節を待つこと
?原則として個人間に金銭賃借を行わぬこと
んー、深い方ですね。私ももう少し広い眼で計画を作らねばと思いました。
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最後にこちら。本多静六さんを知ったきっかけはこの本。尊敬してしまうストイックなまでの生き方。こんなふうに自分の歩みを辿って若い世代に指南できる歳の重ね方ができたら、それはもう素敵な人生よね。1952年刊。
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2010/4/24
人生について、いい加減じゃいけないと考えさせられる本。
年をとったらもう一度読みかえしたい。
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25歳の頃に人生計画を立て、
その通りに生きてきた人の本。
五十年も昔に書かれた物だが、
現在でも十分参考に出来る。
××歳で何をやる!では無く、
本多博士の計画のように、
○○歳まではこう生きる!
の方が破綻しないだろう。
状況は変わっていくものだから。
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二十歳になったら人生計画を立てるかもしれない。
古い本ですが、読んでて新鮮なこともちらほらありました。
人生訓的な本を今まで読んだことがなかったからかもしれませんが。
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本多静六さんは1866年生まれの東大教授です(1866-1952)。月給の4分の1と臨時所得のすべてを貯蓄して運用に回すという方法で財を築き、一日1ページ以上執筆すると決めて、300冊以上の著作を発表した方で、「私の財産告白」「人生計画の立て方」「私の生活流儀」の三部作が名著とされており、2005年に再販されています。そのうち「私の財産告白」と「人生計画の立て方」の2冊を買ったのですが、まだ「私の財産告白」は届いていないので、まず先に読んだ「人生計画の立て方」についてレビューしたいと思います。
本多さんは若い頃、受験に失敗して自殺まで試みたそうなのですが、その後一念発起して大学に合格し、若くして東大の助教授になります。その経験から平凡な人間でも努力すればかなうという信念を持ったようです。そして20代の頃にドイツに行ったとき、その秩序的な政治や経済をみるにつけ、人生にも計画が必要だと思い、25歳で人生計画を立てました。
その計画は、25歳~40歳までは奮闘努力、勤勉貯蓄、もって一身一家の独立安定の基礎を築き、40~60歳では専門の職務を通じてもっぱら学問のため、国家社会のために働きぬき、60~70歳は、一切の名利を超越し、勤行布施のお礼奉公に務め、70歳以降は、居を山紫水明の温泉郷に移し、晴耕雨読の晩年を楽しむというもので、これに従って、目先の5年分、そして1年分、1か月分と詳細な計画を立て、粛々と実行していかれたそうです。
そこで面白かったのは、全体計画を立てた20代の頃には自分が70歳になったときのことなど想像もつかなかったので、70歳まで頑張ればもうあとは悠々自適でいいやと思っていたけれど、実際に70歳を超えてみると、まだまだ死ぬ気はしないし、悠々自適生活なんか送っていると罪の意識を感じ、欠乏感を抱いてしまったため、70代の半ばに改めて人生計画を立て直したというくだりです。
「人生には人生の任務が終わるということがあるはずがない。先哲先賢は、臨終の朝までいずれも道を極めることを怠らなかった。つとめつとめて、我が道の足らざることを恐れた。それだのに、未熟もはなはだしい自分ごときが、70歳で一応任務を務め果たしたように考えるのは、僭越でもあり、軽率でもある。まさしく人生への冒涜である。ああ、われ大いに誤まてりの感が、ここでむくむくと沸き起こったのである。」
この頃の男性の平均寿命は50代くらいだと思いますが、それでも既に70代半ばでお元気だったため、修正版の人生計画は何と120歳まで作っているのです。私の人生計画も念のためと思って120歳まで作ってありますが、その当時からそうしていたとはすごいですね。
でも考えてみたらその通りですよね。70歳なんて元気な人は全然元気です。そんな人たちを年金で遊ばせるのに若者が大きな負担を負わなきゃいけないなんておかしいと思います。まだまだ働いてもらわないと。実際、そうやって役割がある方がお年寄りはいつまでも元気なんですから。
そして作り直された人生計画はこんな感じです。
第一、教練期 (6-20歳) 人間らしく働くための準備。勉学、練成の徹底化、克乏生活の訓練
第二、勤労期 (21-65歳) 身のため国のために働き、名利を蓄積する。勤倹貯蓄、職業の道楽化、成功
第三、奉仕期 (66-85歳) 名利に超越して、世のため人のために働く。名誉職、世話役、官公史、人生指導等(無償で)
第四、楽老期 (86-120歳以上) 働学併進、努力道楽の晩年を楽しむ。晴耕雨読、顧問相談役、身の上相談、遊覧指導、旅行等
年齢に関しては、凡人はこの程度、優秀だった人はもっと早くに奉仕期に入るもよし、とされています。
その他、恋愛について、結婚について、再婚について、などなど、さまざまなことがらに関する本多博士の考え方が紹介されますが、これらについてはさすがに時代錯誤なことが多いですね。すごいのは結婚相手の選び方。最も重要なのは純潔な血統だと!いやー、いまどきそんなことを言ったら差別主義者として総スカンを食らうんでしょうね。でもこの当時はこんなに言い切るほどに重要なことだとされていたわけですから、ご本人は大真面目なんでしょうね。
そして、老後を、嫌われることなく、若者に好かれて幸せに過ごすための、老人の六癖七戒が紹介されていました。面白かったのでご紹介すると、
六癖は・・・
●くどうなる気短になる愚痴になる思いつくことみな古くなる
●聴きたがる死にともながる淋しがる出しゃばりたがる世話焼きたがる
●またしても同じ話に孫褒める独りしゃべって人に云わせず
●いまを貶し昔を褒めて今朝のこと昼は忘れてまた聞き直す
●新しい科学まなばず古臭い詩歌や古典をまた繰り返す
●いまの世に善きことあれど悪しきことまず眼につきて世の厭わるる
老人自戒七則は・・・
1. 名利と齢とに超越して、日に新たなる努力を楽しむ。ただし、他人の名利と齢とはこれを尊重すること。
2. 他者、来訪者の言に傾聴して、問われざるは語らず。
3. 自慢話、昔話、長談義はこれを慎み、同じことを繰り返さぬ。
4. 若人の短所、欠点、失敗を叱らず、かえって同情的にその善後策を教える。
5. 若人の意見、行動、計画を頭から貶さず、できるだけそれを生かし、助長する。ただし、その欠点や危険を気付いた場合は、参考までにアッサリと注意する。
6. 老人の創意、創作は、一度若人たちの意見に徴し、その賛成を得た上で発表する。しかも、その功は若人に譲り、責は自ら負うことにする。
7. 会議、会合にはまず若人に発言させ、老人自らはその後に発言する。しかも、なるべく若人の言を生かし、補正すべきを補正、いわゆる綿上さらに花を添える意味にしゃべること。
ほんと、その通りですよね。こういうお年寄りがいたら、好きになるし、もっともっと経験談をお聞きしてそこから学びたいと思います。でもまあ、実際はなかなかこんなに出来たお年寄りにお会いする機会はないんですよね。一方、同じことを繰り返したり、聞いてないのにしゃべり続けたり、偉そうにうんちくを述べたり、若者を馬鹿にしたりするお年寄り・・・結構いますよね。ボケちゃうんですかね?ほんと、自分はそうならないようにしたいものです。
ちなみに「���の生活流儀」は私の生活流儀とはあまりにもかけ離れていることが想像されるため、購入しませんでした。
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幸福とは現在の生活が良い方向へと向かっているときに味わえるものなのだ。
天丼哲学
俺の働くのは俺の道楽で、働くなと言うのは道楽をやめろと言うことだ。それに、お前達はすぐ金金というが、金なんかおれの道楽の粕なんだ。
好きになるまで努力する。
上手になろうとするのではなく、好きになろうと努力する
何から何まで自分の考え通りに運ぶと、実行段階で誰も協力してくれない。
どうしてもこれでなければならぬという大事な骨子だけは守って、どうでもいいあとの七八分は、できるだけほかの人の意見に花を持たせるのがいい。
使うには使われろ>自分自身が、人から使われる体験を持つこと。使うものは、使われる人の身になって考えること。人を使うことは、結局、人に使われるのであると言うこと。
金儲けのできるやつは、エライ奴じゃ>お金をいい友達だと思える人。お金を金額で差別して扱わない人。お金の旅立ちを祝福してあげられる人
じゃん憲法>意見が一致しないと、お互いに2度まで主張を展開する。それでもきまらないと、ジャンケンポン
老衰には大体2種類あって、頭の方から年をとる人と、足の方から年をとる人がある。その両方を年取らないように心掛けておりさえすれば、誰でも、何時までも元気に働き続けられる。
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本多静六さんは、東大教授で蓄財の達人。図書館にて「私の財産告白」(絶版)を借りようとしたら、全部貸し出し中。大人気だ。しかしこの本、「恋の仕方」「結婚のタイミング」等の計画が。そこは自由にやらせてよ…。
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人生設計のあり方について改めて考えさせられた。
給料の1/4を天引きして貯蓄するのは無理だろうが、
その考え方は非常に参考になる。
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「人生計画とは自由になるためにある」
人生計画をすると、向上心が増し、より高みへ、すなわち自由になれる。お金、生活、夢、仕事。。。人生には計画が必要である。
・人生を長い目で見よ。
・仕事に専念することこそ、自身を育て、自立させる。
・実践こそ最大の勉強。
・計画は継続し、ポジティブに、努力を惜しまず実行するべし。
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人生計画に基づいて、生活習慣を改めていくことが重要な事を教えてくれる。全身全霊に取り組む事で良い形へと変わっていくという事が大切であると分かった。