- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
はじめての落語。 春風亭昇太ひとり会 みんなのレビュー
- 春風亭 昇太 (出演 解説), 糸井 重里 (監修)
- 税込価格:2,409円(21pt)
- 出版社:東京糸井重里事務所/ほぼ日刊イトイ新聞
- 発行年月:2005.4
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |
紙の本
「はじめて」なら「チャッピー」から入るべきだと思う
2006/04/27 12:59
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:松井高志 - この投稿者のレビュー一覧を見る
春風亭昇太師の2004年の口演を糸井重里さんが監修して「ほぼ日CDブックス」。当初は書店売りしていなかったような気がするのだが、よく売れたせいか、今でも書店に出ている。できるだけ高座の昇太さんを噺と同時に「見せよう」と、連続写真でコママンガ風に作ったりしているんだが、これ、手間暇かけてる分、うまく伝わってるのかなぁ。思い切って本文横組みでも面白かったんじゃないか。
人生が二度あれば
壺算
愛犬チャッピー
の三席。帯には「昇太を代表する三席」とあるが、これには異論のあるファンも大勢いるであろう。とにかく落語ファンというのは、ある人がなにか言えばたちまち異論を言いたがる(いちゃもんをつけたがる、と言い換えてもいい)、ちょっと変わった人たちで、日頃は大人しい市民なのだが、こと落語のことになると目の色が変わる、これも一種の偏愛のなせる業だとしか思えないが、とにかくなんというか、惻隠忠恕に乏しいのである。だからボクシング風にいえば、決して足を止めて打ち合ってはいけない。ヒット・アンド・アウェーに限るのである。
ともかく、私は「愛犬チャッピー」を生で聴いたことがないから、昇太ファンとしては多分、ダメな客である。この本に収録されている「人生が二度あれば」もたしか二度聴いたが、最初の00年6月13日の池袋芸術劇場小ホールでの口演はよく覚えているが、二回目はどこだったかさっぱり忘れた。
「壺算」のマクラは、「ストレスの海」もたしかこんな風な始まり方じゃなかったかと思う。私は「権助魚」で、旦那に逃げられた権助が「振り返るとそこには、ただ風が吹いているだけだっただよ」とおかみさんに報告するところが気に入っているので、そっちをより買う。
「愛犬チャッピー」は、やはりこれを一番先に聴くのが正しいような気がする噺。
ほら、「縁なき衆生」には全く何言ってるんだかわからない書評でしょ? だから落語ファンってのは度し難いんですよ。
9 件中 1 件~ 9 件を表示 |