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紙の本
これからの企業のCSRに関する理念と実践の好著
2005/09/20 21:27
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちょーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
CSRが、いま企業では重要な経営理念として注目を集めています。では、そのCSRとは何か、また、どのようにしたら定着するのか、経営にプラスに貢献するにはどんなことに留意して実践するのかということについて本書では分かりやすく説明してあります。
CSRとは、つぎの3つの責任から成り立っていると述べています。
① 企業が果たすべき義務としての「法的責任」
② 税金や給料などを支払う「経済的責任」
③ 法律を超えたところの「倫理的責任」
こうしたCSRを戦略として打ち出して成功している企業として、
・ 3Mにおける人間尊重の企業文化
・ 顧客満足保証のノードストローム百貨店
・ ベネトンの社会変革キャンペーン
を具体例として挙げています。
未来志向のCSRとするためには、「先進性」「独自性」「継続性」を持つことが大切なことはいうまでもない。そこで、行政・企業・市民・NPOとの連携(いわゆるガバナンス)が必要であり、強いリーダーシップと情報開示が求められているのです。
具体的には、女性の登用、働く人の意識・仕事観、サービス残業の改善、そしてなにより企業文化の変革が希求されていると主張しています。そうしないと企業の団結力、柔軟性が失われ、時代の潮流に付いていけなくなり企業の存立そのものが危うくなると警告しています。
ちなみに、本書では、「ガラガラヘビ」と「ニシキヘビ」を退治しなければならないと力説しています。これはGEのCEOであったジャック・ウエルチが考え実行したことです。「ガラガラヘビ」は、大きな音を立てるから、誰にでも「問題箇所」がすぐわかるので心配しなくてもいい。これに対し、「ニシキヘビ」は、まったく音を立てずに木に巻き付き、しかもその色も木の色に同化しているので見付けにくい。何のことかわからない人のために解説すると、「前例踏襲主義」「風通しを悪くしている人」「潮流に鈍感な人」「上に弱く下に強い人」「巧言令色鮮仁の人」「思考停止の人」「呪縛に罹っている人」を指します。
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