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硫黄島の戦いに興味が湧いた。なんでも、第二次世界大戦で、攻撃側アメリカ、防御側日本の状況の中で唯一攻撃側の犠牲が多かった戦いだったとか。その戦いの総指揮官が栗原中将。2万人の部下に「死ね」と命じる立場の総指揮官とはどのような心境だったのかを考察したところが、普遍的にリーダーに要求されるものとは何かを突きつけているように感じた。
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リーダーとしてのあるべき姿を考えさせられる。人は何のために生きるのか、何のために行動するのか、を考えさせられる。
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激戦の地にあって留守宅のすきま風に思いを馳せることが出来る栗林中将の人間性に惚れこんだ著者の思いがすんなり伝わる好著。一気に読める。
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11/20 あの家族思いで部下の事も気をかけていた栗林中将。戦争を本当は早くやめさせたいという思いの軍人が真っ先にたってまさに地獄の戦場に行かなければならない無念。この本は熱く胸にひびきます。
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太平洋戦争に、それほど関心がなかった私だが、何故か硫黄島、そして栗林中将に強く惹かれた。
激しい戦いと、家族への細やかな愛情を感じさせる数々の手紙たち。そして硫黄島を守ることはすなわち、愛する人を、家族のいる本土への空襲を阻止する為だと言うこと・・・。
そのすべてを極めて客観的に描いた1冊である。
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父親が買ってくれた。多謝。戦記ものではなくノンフィクションなのが良かった。しかし栗林さんすごい筆まめ。
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・・・立派な人だな・・・というのが、率直な感想です。彼や硫黄島に関する出来事はもちろん、日本人は「歴史から学ぶということを覚えよ」と、この本に教えられます。この本を読むと、感動ではなく、悲しくてただただ涙を流してしまいます。
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映画を2度も観て、あまりにも感動したので原作を読んだ。こんなにも優秀で、人間的にも素晴らしい日本人がいたことさえ、今まで全然知らなかった。
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所々で涙誘われる一冊。栗林中将の人柄が伺える。硫黄島返還の少し前に、妻の夢枕に立ち、笑顔でただいまを伝えたという話には、涙せずには居られなかった。読みやすさ、内容、ともに良書といえる。
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映画「硫黄島からの手紙」を見て、読みたいって思って読んだ本。
太平洋戦争といえば、沖縄のことや、東京、広島、くらいしか知らなかったけど、ここに知らないでは、許されない歴史のい1ページがあった。
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映画『硫黄島からの手紙』を見て興味がわいて読んだ。
米軍の硫黄島侵攻の際にまで、大本営の命で硫黄島の日本兵は滑走場の拡張整備を続けていたそうです。硫黄島で自分たちが戦っているかぎり、日本は安全であると、当時の兵たちは少なからず思って戦っていたのだと思います。だけどその激戦のさなかにも、滑走場をわがものしとした米軍にる日本への本土襲撃は始まっていました。このことが一番皮肉に思いました。
この本では、映画を見るだけではわからなかった栗林中将の人となりや、兵たちの様子を頭に思い浮かべながら読みました。涙なくして読めません。
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硫黄島の指揮官栗林氏の話。
家では普通の優しいお父さんです。
玉砕覚悟で硫黄島に行き、アメリカ兵は上陸に際して肉の缶詰を空けているのに、こちらは水すらない状況。
降る雨を集めて、水たまりの水をも飲む。
コレが現実かと疑いたくなった。
人を人でなくしてしまう戦争。
都合の良い事ばかりを報道させられるメディア。
人は。もっと判りあえるはずなのに。
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人から借りて読みました。ハタチ超えてようやく戦争にも興味を持ち出し、そのきっかけになった知人と本です。読みやすく、栗林忠道の人柄や硫黄島の過酷な戦況、家族愛、色々なことを学びました。是非読んでみてほしい一冊です。買おうかな…
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面白かったという感想を聞いて図書館で予約したのが10月頃。
4ヶ月経過し映画(父親たちの星条旗)も見に行った後なので気持ち的にはちょっと下火。
硫黄島の総指揮官栗林忠道が家族へ宛てた手紙を中心にしたノンフィクション。
わずか5日で落ちるとされていた硫黄島を知りながらも家族のため本土のため死守した36日間。
戦う前から日本軍に見捨てられたことや二度と本土に帰れないことを知っていながら…
興味があるものの戦争モノのせいかページなかなか進まず。
この人現代に生まれていたらどんなに幸せだったろうとかそんな方に考えが行ってしまう。
若くして散っていった人達の手紙や妻の夢に出てきたってところで
ちょっとホロリとしたものの泣けず…私って鬼?
栗林忠道は素晴らしい人だし、上官だったら戦死するにしてもいくらか救われるよね。
こんな人がいても戦争は止められなかったんだなぁと無念をしみじみ思った。
戦争…憲法がまた変わろうとしてるけど戦死した人達が知ったら悲しむよ!
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硫黄島の戦いは映画「硫黄島からの手紙」(見てないけど)で聞いたことがある程度だった。
この戦いのアメリカでの知名度が高いこともこの本を通してはじめて知った。
硫黄島が本土防衛のためにどれほど重要だったか、それも知らなかった。
こういうことは過去の歴史としてちゃんと知っておくべきだなぁ・・・
栗林中将の家族への手紙に見るやさしさ、硫黄島での雨水しかないような過酷な環境の中での苛烈な作戦の実行力に引き込まれた。
東京大空襲の被害を知っていた中『国の為 重き努を 果し得で 矢弾尽き果て 散るぞ悲しき』と最後の電文を打ち、
『予ハ常ニ諸子ノ先頭ニアリ』と部下に最後の指令を出す。印象深かった。