- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
オリエント急行とパンドラの匣 名探偵夢水清志郎&怪盗クイーンの華麗なる大冒険 みんなのレビュー
- はやみね かおる (作), 村田 四郎 (絵), K2商会 (絵)
- 税込価格:1,078円(9pt)
- 出版社:講談社
- 発売日:2005/07/30
- 発送可能日:購入できません
文庫
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
紙の本
ま、児童書としてはツボをしっかり押さえています。大人の目には、ケッ!またかよ、みたいなところがあるんですが、でも子供なら喜ぶ。ちゃっかり恋愛も入れるし。でも、大人が感心するようなところだってあります。私は二か所、おお、って思いました。ま、それが全体の評価につながらないところは致し方ないかな、なんて思いますけど・・・
2010/03/27 20:21
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
けっこうコマメに読んでいたはずナンですが、見落としていたはやみねの一冊がこれ。ま、私はあまり『怪盗クイーン』シリーズを評価していないので、見落としというより見捨てていた、と言ったほうが正しいかもしれません。ちなみに、挿絵は『名探偵夢水清志郎』シリーズと同じ村田 四郎 K2商会というのが嬉しい、っていうかK2商会って、ちがうんじゃね? 装丁は久住和代。
とりあえず内容紹介は本の二ヶ所についているので、コピー。まずはカバー後。
*
ヨーロッパを横断する、オリエント
急行。 それは、赤い夢をあざやかに
彩る、かずかずの大事件の舞台となっ
てきた。 そして、いままた、古より
伝わるパンドラの匣をめぐって、 新
たな事件が……。 偶然か、はたまた
運命か、 乗車するのは名探偵夢水清
志郎、 そしてきっとどこかに怪盗ク
イーン。 古都イスタンブールから花
の都パリへと向けて、 オリエント急
行がいままさに発車する――!!
*
次が、カバー折り返し。
*
ヨーロッパをつらぬいて走る、オリエント急行――。
華麗なる事件には、ふさわしい舞台が必要だ。
乗車するのは、名探偵・怪盗・探偵卿・海賊……?
さらに謎の犯罪組織・黒猫――。
役者はそろった。史上最大のおまつりが、
もうすぐはじまる――!!
*
となっています。これ、映画にしたらけっこういけるんじゃないかな、なんて思います。オリエント急行を扱うだけで、話が華麗で大きなものになる。でもアニメではだめ、この面白さは実写でこそなんです。勿論、日本人は夢水清志郎以外は全く不要。きっと楽しいアドヴェンチャー小説になります。
そう、ミステリじゃなくてあくまで冒険小説。怪盗ルパンの流れです。とはいえ、おお、と思うところがないわけではありません。それが夢水清志郎乗車の経緯。はやみねがきちんとミステリのツボを抑えていることがよくわかります。ま、あとの展開は定石通り過ぎて面白くはありませんが、通い慣れた道を辿るような安心感はあります。
ま、あとは読んでもらうとして私としては目次に注目!といいたい。いかにせっせと書き写したので、チラ見してください。
もくじ
おもな登場人物
OPENING
第一部 乗車準備
01:日本 夢水清志郎
02:地中海 ジャック
03:トルバドゥール クイーン
04:イスタンブール マンダリン
05:ベラ・パラス・ホテル 二つのテーブル
06:イスタンブール 黒猫&ヤウズ
幕間 オリエント急行、間もなく発車します
第二部 オリエント急行発車
01:シルケジ駅 早朝
02:イスタンブール~スピレングラード
03:スピレングラード~ジュルシュ
04:ジュルシュ~ホルトバージ
05:ホルトバージ~ブダペスト
06:ブダペスト~ランス
07:ランス~パリ
ENDING
あとがき
おまけ
はやみねかおる作品リスト
どうです、目次から幕間にかけて段々タイトルが長くなっていって、エンディングそこを頂点に、ENDINGに向けて短くなっている。なんていうか正規分布曲線に似てません? このままじゃ分かりにくいから-90°、逆時計回り方向に回転させてみてください。ね、自然な山が見えるでしょ。
なんていうか、私はそこに最も感動したわけです、はい。