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優れた企業にするためには「仕組み」をつくることを徹底することだという。そして社内の「コミュニケーション」を大切にする。そのためには強引に決まりを作っているが、小山社長がいなくなったら、直ぐに紙切れになってしまいそうだ。
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株式会社武蔵野の代表取締役、小山 昇氏が書いた本です。
色々な仕組みづくりなど、本当のITとは?!などを書かれています。
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つまるところ人が核であると。
競争力の源泉はまさしく人であり、その人を動かす仕組み作りについての提言がされている。
コミュニケーションの重要性や、ITをあくまでツールと捉える現実的な視点など、「なるほどな」と感じる部分も多かった。
あくまで中小企業の社長向けの内容となっているので、一社員の僕とは感覚が違う点も多いようだが、それはそれで「社長」はこういうふうにモノを考えるのかと勉強になったとも言える。
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・「考える」とは過去の体験の検索を引っ張り出してきて、そこから推論すること
−その基礎となる経験がないと、いくら考えても何も出てこない
−まずは出来る人の真似をひたすらする。その上で自分でさらに良い方法を探す。
・気づきの感性を磨くために掃除をする
−廊下の汚れや電球の切れなど細かいところに気づくようになる
・参加を強制するのには意味がある
−皆で同じことをして価値観を一つにする
−心が次第に揃ってくる
・トラブルが起きた時は人で解決せず、「仕組み」で解決する
−例え人の力不足を補うため担当者が変わっても、仕組みで解決しないと根本解決にならない
・また同じ問題が起こってしまう
・目的と手段を混同しない
仕組みの効果の高さについて盛り沢山で書かれています。
私個人的には、強制的な会社行事の話しが一番印象に残りました。
強制でもすることで、皆の価値観を一つにする。心を揃えることができる。
最近社内行事を廃止している企業が増えてきていると聞きました。
会社をプライベートと完全に分けるなんて寂しいことを言わないで、社内行事を
沢山取り組んで、人とのつながりを強く出来れば、おのずと組織としても強くなると思います。
改めてこの本にそのことを教えてもらったかなと思いました。。。
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よいことをしたら利益になる仕組み(給与があがるとか)、悪いことを不利益になるとか(給与が下がる)など、ちゃんと仕組みづくりをしておく
あと、飲みにケーションなど、アナログなイベントを重要視して、アナログに人を育てていく
P34 人材育成が、企業が勝ち残っていく戦略
P38 デジタルでは人は育たない。あくまでもアナログで時間をかけて育てる
P48 やらなかった罰則を自分のデメリットとする。それが賞与に反映させるなど。罰則がないと人は怠けてしまう生き物
P57 何か問題があったら、人を改善するのではなく、仕組みを改善する
P84 社員が自ら動くときは、自らのモチベーションアップに気づいたとき。社員が自発的に気づく仕組みをつくっておく
P88 コミュニケーション力と営業成績は比例する
P103 クレームを発生したひとを追求するのではなく、その発生原因の仕組みを追究する
P109 管理職は人を管理するのではなく、仕事を管理する
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● インプットはデジタルで、アウトプットはアナログで。
● 本来ITは自社の競争力を増し、業績を伸ばすためにこそ活用されるべきものです。コストダウン効果は副次的な産物に過ぎない。つまりコストダウンはIT化する「目的」には決してなりえないのです。ここを勘違いしてはいけません。
● 人間は失敗するからこそ学ぶのです。私は作為的に失敗を、痛い思いをさせることで人材を育てています。優秀な社員ほど数多く失敗させます。それは期待の裏返しでもあります。
● 普通の企業は、社員の能力によって業績が上下します。それは社員個人の能力や資質によって仕事を割り振りする、つまり人に仕事を張りつけているためです。わが社は逆に、仕事に人を張りつけている。要するに、どんな仕事であってもだれもができるようにすることをまず考える。そしてそれを実現するためにはどうしたら良いかと考えて、出た答が長期休暇を取らせることだったのです。
● 何か問題が発生したときに能力ある人材を解決に当たらせるのではなく、仕組みを改善することで対処する。
● どのように気づかせたら良いか。一番は、明らかに自分よりも能力が下だなと思っていた社員に好成績を挙げさせることです。そうすると「これはまずい」と気づくのです。それは本人にとっては一種の恐怖です。基本的に人間は、他人から指示されては動きません。しかし恐怖を感じたら状況を改善すべく動き出します。
● 大切なのは「発生したこと」と「発生させた人」とをわけて考えること、そしてその「発生したこと」を改善することです。どうしてそれは発生したのかを分析し、原因を追究する。それが問題を解決する仕組みとなります。
● 管理職がすべきは、「人」ではなく「仕事」の管理
● 「考える」とは、過去の経験を思い出して整理することです。経験の数々を組み合わせ直すことを「考える」というのです。体験・経験がないと考えることはできません。
● 世間ではお客様満足度の向上を第一に考えますが、それは違う。従業員満足が第一に来るのが正しい。社員が満足できないでいるのなら、ましてお客様を満足させることなどできるはずはないからです。明日の生活に不安を持っている社員が、どうしてお客様のために努力ができますか。そうでしょう?
● 私のいう「仕組み」とは、「社員のだれがやっても同じ成果が出せるシステム」のことです。少数の優秀な社員に依存する経営は、短期的には利益をもたらしますが、非常にもろいものです。その優秀な社員が辞めたら終わりだからです。その点、仕組みは一たびつくり、そして使い勝手が良くなるように定期的に手直しを続けていけば、恒久的な財産になります。仕組みに社員を張りつければ、だれでも同じ成果を出せるようになるからです。その意味で、仕組みとは業務の徹底した標準化・マニュアル化という側面を持っています。
● 不正を起こさせない仕組みは、「人」は信用しても「仕事」は信用しないという心構えからつくられます。
● 遊びや私用に使えないITツールは仕事にも使えない。
● 内的な要因、すなわち社員のコミュニケーションスキルが低いことが業績を低迷させているのです。
● もちろんITでコストを下げるのは正しい。しかしそのぶん社員を減らすのは間違いです。そういう間違いをおかす企業が少なくないのは、おそらく社長自身はもちろん役員も現場を見て歩かないからでしょうね。現場がわかっていない人が集まって会議をするから的外れな会議になってしまうのです。そして最悪のジャッジを下すことになる。
● 活気はそこにいる人間の数が生み出すものです。
● 「効率を良くする」というのは企業の側の論理であって、お客様には関係ありません。
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いろいろな実践的手法が紹介されています。
組織においての給与体系、人事考課。などなど。
興味ある方はぜひ。
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「儲かる仕組み」ではなく「効率良い且つ従業員の能力を引き出す組織の仕組み作り」
投資についてではなく事業についての本。
「おっ、最近の山崎哲二くんはずいぶん営業成績を伸ばしているな」と見れば行って褒めてやり、(…)eメールは手軽だから(…)彼も真剣に受け取らない。
インプットはデジタルで、アウトプットはアナログで
本来ITは自社の競争力を増し、業績を伸ばすためにこそ活用されるべきものです。コストダウン効果はあくまでもその副次的な産物に過ぎない。
社長が提示するビジョンをいち早くわが物として、その通りに動けること。そうなって初めて社員は「育った」「戦力になる」といえるのです。
基礎となる体験が皆無に等しいと、いくら時間があってもなにも考えられないのです。そこで時間を浪費するよりは、まずは経験豊富な人の指示通り動いて体験してみて、その上で改めてどうしたら良いかを考えるほうが早い。
剣道でも茶道でも、およそ「道」がつくものについては、「形から入って心に至る」といわれます。そのために「守・破・離が大切」ともいいますが、この「守」とは、「まずは教えられたことをしっかり守りなさい」という意味です。それがしっかりできた上で「破」り、「離」れよ、というわけです。
「どうしてこういう価値観を持つに至ったか」という経緯をしっかりと説明してやることです。
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社長が自社の具体的な事を書いた一冊です。
素晴らしい経営者だと思います。
しかし極論で言うと、会社の究極の方向性って、宗教団体と同じ方向性の様な気がしました。
究極は同じ思考で、同じ方向性。
社長の方針はもちろん絶対。
これが宗教団体と違うと言えるのでしょうか?
結局は何を信じ、何を行動するかの問題だけなんでしょうね。
それがオウムの様な社会的悪の宗教団体であったりしたら最悪ですよね。
こんな見方をするのは自分だけでしょうね・・・・。
話は脱線しましたが、個人的には仕事柄後半のIT導入の辺りは参考になりました。
これだけ人をつかむ経営者ってどのくらいいるのでしょうか・・・。
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仕組み作り、エリートなホワイトカラーの事務所ではなく、工場でやっている
所が参考になります。
<目次>
第1章 人材育成のための仕組みづくり(人材は汗をかいて育てよう
効率的な人材育成には「強制」と「失敗体験」が不可欠 ほか)
第2章 円滑な組織運営のための仕組みづくり(「情報の共有」という言葉を空回りさせないために
業務改善のために必要となる「基礎体力」とは ほか)
第3章 強い経営、強い組織のための仕組みづくり(中小企業の社長として何を自覚しておくべきか
業務の標準化を進めるために ほか)
第4章 効果的なIT活用のための仕組みづくり(失敗しない!IT導入前の基礎知識
ITに拒否反応を示す社員への処方箋 ほか)
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結局のところは残念ながら自慢話に終始してしまっているかな。発想が古臭いし、"人"に対する見識が許容できない。こんな職場で働きたいとは全く思わないな。
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●仕組みに人をはりつける
→新幹線のダイヤ(仕組)
●質でなく量を追う→質的転換
●異動を重ね、業務の標準化、マニュアル化がすすむ
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・人生は手間をかけることによってのみ育つ
・社長と価値観が共有できているかどうか
・どうしてこういう価値観を持つに至ったかという経緯をしっかりと説明すること
・なぜ人材が育たないかというと失敗をさせないから
・鍛えるには強制すること
・社内清掃を強制することで社員の心に気づきの心が生まれる
・社員がみんなで同じことをさせる上で特に効果的なのは整理整頓
・社内コミュニケーションのありようや社員のモチベーションの有無の方がよっぽど業績に影響する
・自ら気付いた時にモチベーションがアップする。自発的に気づくように促す仕組みを作らないといけない。
・管理職がすべきは、人の管理ではなく仕事の管理
・まずはやってみること。行うが先、考えるは後。
・社員の誰がやっても同じ成果が出せる仕組みを考える
・一番大きな引き出しの中の書類をもろとも捨てること
・営業担当者の名前を覚えているお客様は、満足度が高いという法則
・不満足要因をなくすことに心を砕くべき
・自社の強みを更に強くすることを考える
・お客様に見えないバックヤードはデジタルで、アウトプットはアナログで。
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はわわわ、「経営の見える化」と書いてる事が殆ど一緒だった!
まぁいいや。
IT化の進んだ情報リテラシーに強いこの企業が、外部機関に調査されれば「情報共有化」が平均点。ボトムアップの情報伝達はスピードも速く優れているが、トップダウンでは指示命令に不明確な部分があるという評価になっていた記載は面白い。
社内データのコミュニケーション量と営業成績が比例傾向にあるという知見も興味深かった。
「IT化」「仕組み作り」をどれだけ強調しても、最終的にはウェットで有機的なチームワーク無しでは成果を上げられないよい見本。
仕組みもコミュニケーションも無い企業では成長は望むべくもないということか。
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ここ何冊か、「仕組み」づくりに関するものを読んでいたのだが、この本を読んで確信したのは、優れた経営者というのは、自分に対しても、社員に対しても過度に期待しないことが特徴だと思う。自分も社員も人間なのだから、弱いし不完全だ。その見地に立って「じゃあ、仕組みに依存しようじゃないか」というある種の開き直りと謙虚さが伺える。