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将来、アメコミにはまった入門者が、その存在を知って古本屋を探すことになりそうな一冊(笑)
題名のとおり、アメコミヒーローを科学的に解説して、あり得るかどうかを述べた本。
決して揚げ足取りではなく、アメコミの新たな可能性、描き方を示唆するような書き方に好感が持てる。
ヒーローごとに章に別れていて、冒頭に、そのヒーローの概説が載っていて、
あまりアメコミに詳しくない者として、かなり読み応えがあった。
こういうキャラクターのオリジンの概略が欲しかったんだよねぇ。
個人的に面白かったのは、スーパーマン、フラッシュ、アトムの解説。
スーパーマンはいない、と断言されたのはちょっとショック。
ガンマ線を浴びたら、緑色になる前に死ぬ! とか。
アトムの電話線移動はやっぱわけわかんないよなぁ。
グリーンランタンの黄色いものへの弱点の解釈がけっこう面白かった。
結局、一番あり得るのはバットマンの秘密道具セット。まぁ、あの人は普通の人間だからな……
ただ、『ロード・オブ・ザ・リング』の字幕騒ぎを小馬鹿にしていた俺が言うのもなんだけど、
固有名詞が……
他の部分が、ちゃんと真面目に訳している感じがするだけに残念。
読んでる途中で訳者を確かめたのなんて初めてだよ。
エグゼビア教授の時に、本来の発音と違うが日本の表記に合わせた、ていう断りを入れた直後に、ウルヴェリーンはないでしょう。
映画と違って、こんな本を読むのはアメコミオタク以外にいないんだから、その辺はちゃんとして欲しかったよなぁ。
それ以外は満足。
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スーパーマン、バットマン、スパイダーマン、フラッシュ、超人ハルク…。
アメリカンコミックのスーパーヒーローたちの潜在パワー、誕生由来、
活躍ぶりを、「ありうる」「いつかはありうる」「ありえない」と徹底的に科学する
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スーパーマン、バットマン、スパイダーマン、フラッシュ、超人ハルク…。アメリカンコミックのスーパーヒーローたちの潜在パワー、誕生由来、活躍ぶりを、「ありうる」「いつかはありうる」「ありえない」と徹底的に科学する。