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星の王子様の新約版が出ました。
表紙が変わり、翻訳者が変わっただけなのに、バイト先の本棚に平積み(大量に積まれている状態のこと)されていて、しかも売れてます。
こういった「タイトルは知っているけど読んだことは無い」本っていうのは前々からかなりの需要があり、思い出したように出た本が馬鹿みたいに売れることがよくあります。
夏休みのキャンペーンとして、内容は一切変わらないのにセットとして送られてきた夏目漱石や森鴎外、太宰治の小説がやたら売れるのと同じ現象でしょう。
火星人とかの占い本も、そのつどたいした内容の変更は無いのに新年度版がでると飛ぶように売れてますしね。
で、読んだ感想としては……序文に子供たちにこの本を大人が読むことを許してやってくれというような記述がありますが、そもそもこの本を読む子供が想像できません。
おそらくこの本は最初から著者が大人たちに読んでもらいたいことを暗喩してあり、しかも絵本の形態をとったことから出た矛盾でしょう。
内容はいたってシンプル、ストーリー性というよりも、私的な感性の繰り返しによって理解されることより読んだ人の頭や心に何か残すことが主体として書かれているように感じました。
私として、そこまで大人がそろってお勧めするほどの本だとは思いませんでしたが、面白かったです。
ただ、多分私が子供たちに本を薦めるとしたら、かいけつゾロリのほうを100倍お勧めしますけどね。
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現題そのままの『Le Petit Prince』や直訳『小さな王子さま』として新訳本が出たりしてても、やっぱり『星の王子さま』というタイトルが一番しっくりくる。
この文庫版で残念なのは挿絵がカラーじゃないこと…(なんで?)
少々高くてもカラーの方が良い!あのあわーい色あいが素敵なのに!!
そして他の訳を読んでいないのでわからないが、もっと素敵な訳もあるのかも?と思った。
もともとの星の王子さまの素敵な部分で「感動」したので他の、あるいは今後の翻訳でのプラスαに期待!
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この有名な本、はじめて読みました。その時の自分の精神状態や環境によってきっと受け取るメッセージはちがうのだろうな・・・そんなオハナシでした。
何かに迷った時、もう一度読み直したい一冊です。
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大切なことが、詰まっている本だと思います。一度ではすべてを理解できないから、もう一度読もう!、と言う気になれる。読めば読むほど深くなって、いろいろなことに気づけます。何度読んでも飽きません。すごくすき。
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敢えて新訳の方をお勧めしたい。狐と王子様のシーンで「飼いならす」という訳をしているのが素晴らしい。狐のシーン、井戸の話で毎回泣いてしまう。小さいころから何度も何度も読んでいる本。本当にうつくしく、大切なものは、いつも目に見えない。
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言わずと知れた不朽の名作。多くを語る必要がない、というより、オレには多くを語れません。何度読み返してもいいと思います。特に「飼いならす」のキツネの話が好きです。ふとしたときに開きたくなる作品なので、手元に置いています。
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有名な星の王子さまですが、泣きはしなかった。でも、子供の頃の純粋さがこれを読むと甦るような気がしてならない。
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“ものは心で見る。肝心なことは目では見えない”今回読んだのは、池澤夏樹さんの新訳『星の王子さま』大人は誰しも昔は子供。なのに大人になると忘れてしまう事が沢山ある。地位、名誉、お金よりももっと大切な事・・・忘れてはいけない大切な事。印象深い本なのに何度読んでも捕らえがたい。メッセージ性が強いのだけど、いつも輪郭がぼんやり見えるくらいにしか理解できてない気がする。この手の本を読むと、作者が本当に言いたかった事の答え合わせをしてほしい時があるのは私だけ?嗚呼・・・読解力が・・・一向に身に付きませんな。
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小学生ぐらいのときに旧約のものを読んだのだけど、この話は何度読んでもいい。
今回読んだのは、池澤さんの新約。旧約のほうも再読したい。
この話は、何度も読むべき価値がある。
ストーリーはあっさりしているが、内容は濃厚だからだ。
幼い頃はわからなかったことが、今は、痛いほどによくわかった。
特に王子様とバラのこと。
そしてキツネの「飼い慣らす」という言葉。
大切なことは、目には見えない・・・。
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少年と飛行士(作者)となぞの王子様がばらに対する想いをつづる作者にしてはめずらしき夢冒険物語。
実際絵本調でいて、実に結論がない作品なので、白黒ハッキリしたい方にはお勧めできません。
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砂漠に不時着した飛行士の前に、不思議な金髪の少年が現れ、次第に彼の事情も明らかになる。バラの花との諍いから住んでいた星を去った王子さまは、いくつもの星を巡った後、地球に降り立ったのだ。
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星の王子様ミュージアムに行ってきたけど内容を知らなかったからちゃんと読みたい。
アニメ?みたいなのはちょっと見てたけど。
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2006/05/20 sat
今まで読んだことがなく、今回初めて読みました。読み終わっても、なんだかまだ物語が続きそうな感じがします。「肝心なことは目に見えない。君がバラのために費やした時間の分だけ、バラはきみにとって大事なんだ。飼いならしたものには、いつだって、きみは責任がある。きみは、きみのバラに責任がある」。キツネの言葉が妙に残りました。それと、王子さまの星の花(バラ)が「わたしはあなたを愛しているわ。あなたがそれに気づかなかったのは、わたしのせいだけど、それはどうでもいいの」という言葉が、ものすごく切なかったです。大好きな者同士が言葉ひとつですれ違ってしまう。やはり、“肝心なものは目に見えない”のかも知れない。
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翻訳権?が切れたとかで
続々といろんな人が訳してるので読んでみた。
同じ本でも訳す人で変わる
でも、本当に大事なことは目には見えないんだね
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「君がバラのために費やした時間のぶんだけ、バラは君にとって大事なんだ」
「星ぜんぶが井戸になる」
「小麦畑の分、得をしたよ」
なんとなく、それとなく使う言葉がじんわりと心に染みる