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またもや、藤原さんの作品です。やはり彼の書くものは不思議に壊れている感じがいいです。
出てくる世界観も独特のもので、思わず納得してしまいます。
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買いだめしていて読まなかったのですが、気になっていたので読了。最初はすごく読みづらかったです。設定用語が多すぎて頭がついていかなかったし、日常的な会話は楽しめたけどこれといった事件は起きないし。しかし、面白くなったのは中盤が終りに変わる頃。物語の確信であるあいつの存在とこの物語の「狂気」を見せつけられてから。本当に、狂ってる&鬱の言葉しか浮ばない展開だし、すこしだけグロテスク。まあ、普段からグロイものばかり読んでいる人にはさほど……というていどだと思います。ただ、この最悪なまでもの鬱展開には頭が痛くなります。最後はそれほどでもなかったですけど。この物語の「欠落」が痛い。生々しい表現が妙にリアリティを増していて、本当に頭が痛い。けれども、すごく良い。前半はともかく後半の流れと、人間同士のいさかいというかここまで狂気を真正面から描くと逆にそれが長所になりますね。まあ鬱展開ばんざいの私にとっては良い小説なので、まあ視点がころころ変わることと、文章に説明が多くてうんざりすることを抜かせば“いい小説”だと思います。
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はじめは世界観がつかめなくて戸惑ったけど、はいっていくと面白い。「さあ、万華鏡を廻しましょう」には鳥肌がたって快感だた。
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最近読み始めたものの中で結構面白いほうに入る本作。
友人のおすすめです。読んでみたら面白かったんです・・・
1巻をちゃんと読まないと内容が理解できません。
異世界 “虚軸”(キャスト) から来た特異な存在。
キャストやらなにやらの業界用語をまず覚えねば話になりません。
主人公達が異能力で戦う、そういうストーリーが好きな方は、
きっと楽しく読めるに違いないです。絵もきれい。
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特殊能力系学園バトルもの。
話のトーンは全体を通して陰鬱。
なぜか漫画の「ドラえもん」の初期の話を連想した。
「もし〜だったら」の世界を武器にして戦う話で、私たちの現実世界は作中では「もし〜だったら」の世界として描かれている。
どうも作中世界は9.11がアメリカではなく日本で発生したという設定らしく、日常生活の中にイスラム教の片鱗が見え隠れするのだが、個人的にはそっちの方が気になって仕方がなかった。
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弟からレンタル。
しかし我が弟も節操ないな。
さて、この本、意外と好きかも。
矛盾を持ちつつ、でも現実と向き合う。
みんなそうだよなぁ。
なにも特殊な才能を持った人だけじゃないよね。
現在2巻まで読了。
どうなるか、ちょいと楽しみ。
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自分は基本的にラノベの「用語」なるものがキライです。よく『○○』の上に小さいルビ振って妙な読み方をするのがあるじゃないですか、アレですよ。(上でいう全一=オールインワン、有識分体=分裂病、壊れた万華鏡=ディレイドカレイド、固定剤=リターダと読みます)。あと日常だ非日常だとウダウダ言う作品も嫌いです。合わないんでしょうねぇ。わざわざ書かなくてもフィクションに何も起きない事なんて求めて無いっつーの、と思ってしまうのは・・・まぁ先入観はよろしくないんですけどね。
で、これは上記にガチで当てはまるにもかかわらず自分がまだ読めると思った作品。もう最初から最後までただひたすら敵による日常の崩壊(大抵主人公に近しい人が犠牲になる)→異能バトルの鬱展開。でもその中でたまに見られる日常のコメディシーンが上手かったり、異能を元に人格形成されたヒロイン達のキャラがしっかりと立っていたりして、よく出来ていると思いました(我ながら何様のつもりだw)。
ともかく、このジャンルが嫌いな自分でさえ結構楽しめて読める作品。ましてやこのジャンルが好みの人には言わずもがな。要は万人にある程度の保証付きでオススメできるってことですな。
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前作に引き続き読み出しました。
雰囲気が違って、読みやすかったです。
笑いあり涙ありな作品です。
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電撃で一番好きな作品。凄いハートフル学園バトルラブコメディです。
ルナティックムーンを留学先で読ませてもらって、これを読んだ時の感動は忘れられない。感動・・・・・・?
もう一度言いますが、凄いハートフル学園バトルラブコメディです。
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やっと読み終わった。
話を引っ張りすぎ。
2巻も買ってるけど、これまでかな。
この世界観をどう展開するのか?
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全8巻+外伝2冊
それは妄想から生まれた偽物の世界たちの物語
世界を滅ぼしてまでも、僕らの世界を守りたかった
欠落し、引き換えに手に入れたのはかけがえのない家族でした
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藤原祐×椋本夏夜の新シリーズが始まったということで、ふと思い出して再読。
ネーミングセンスや筆致など、この方にしかない才能だと思います。
改めて読み返してみると、好きじゃない個所もけっこうあるのですが、初めて読んだときは大好きで大好きでどっぷり浸かってました。
主人公たちの命題は「日常を死守すること」。
物語はおもに、日常と非日常をいったりきたりしながら進行します。
非日常とは、実軸(ランナ)と呼ばれる現実世界から、「もしも」という願望によって枝分かれしたパラレル・ワールド(偽物の世界)、虚軸(キャスト)を身のうちに宿し、特殊能力を得たものたちの殺し合いです。
主人公や、主人公サイドの仲間たちは、みな人格と能力に個性のある虚軸。
敵としてあらゆる虚軸を主人公にけしかけてくる奴がいるのですが、こいつがとにかくネチネチしていてえげつないです。鬱になります。
主人公の周囲にいる仲間(みんな女の子)は、ラノベらしく個性豊かで、長所短所含めてとても良い味出していると思うのですが、主人公が唯一好きになれない。
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デビュー作のルナティック・ムーンに比べると後味の悪さが薄まっているように感じます。それはひとえに救いが無い中にも救われている部分があるからかと。藤原祐作品はこの後味の悪さを味わうものであると個人的には思っているので、そういう意味では若干の物足りなさも感じるわけです。とは言え、この厨二感は作者ならではの強みであるし、緻密な人物描写と後半に向けての盛り上がりは今から12年前の作品とは思えない。ちょっとソフトな藤原祐作品として初めて氏の作品を読むにはむいているのかな?と思ったりもしています。
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親戚と暮らしている、という事にしている主人公と
周囲の奇妙な戦い。
説明がなく、路地裏に迷い込みました、のような
話の進め方でした。
徐々に妙な方向へと誘導されて
染みるように現実世界から離れていきます。
ちょっとその他の人達との関係性が分かりません。
そのうち分かる感じなのでしょうか?
ルビが多い内容でした。