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子供向けのルパンしか読めてなかったので、ハヤカワミステリで読むとまた違って面白かった。
推理ものというより冒険譚という感じ?
まだ変装もせずに生身で勝負してる感が若い!って思ってしまった(笑)
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女を良く言う者は、女を十分に知らない。女を常に悪く言う者は、女をまったく知らない。モーリス・ルブラン「断片」
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ルパンが20歳の頃の恋と犯罪の物語。
男爵令嬢でピュアなクラリスを手に入れた途端、峰不二子ちゃんのモデルのような魅惑的な大人の悪女「カリオストロ伯爵夫人」にのめり込む「ラウール・ダンドレジー」こと血気盛んな若きルパン。
本作のルパンは若いから「俺さま気質」が鼻につくレベルで、このルパンのキャラクターが好きになれないと冒険譚も彼の都合の良い自慢話にしか感じられないかも。
クラリスもカリオストロ伯爵夫人ことジョゼフィーヌ・バルサモも男性目線からの都合の良い女だものね。
しかし、ルパンの最初の奥さんがクラリスで、クラリスとの間の息子が生まれて早々にカリオストロ伯爵夫人に誘拐されていた設定だったことを知れたのは良かったです。
他の作品を楽しむ知識を得ることができました。
実際のところ、クラリスよりもカリオストロ伯爵夫人のほうがルパンとお似合いだったけれどね。
年上の絶世の美女、凄みのある才色兼備な女詐欺師が事実上の妻のほうがルパンの格は上がると思うけどなぁ…。
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物語の核とはズレる愛欲に塗れたジョゼフィーヌとの時間が深く描かれておらず、変にラブロマンスに寄りすぎず冒険譚としての形を保てていて良かった。
ラウールの心の揺れ動きや心躍る冒険と知略の数々の描写が上手い。訳も文句なし。
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舞台「LUPIN」を観たのでこの機会にルパンシリーズ読んでみようと思ったけど…正直読むのが苦痛なくらい文章が苦手だった
ラウールとジョジーヌの会話は全て何言ってるかよく分からない
暗号もなんなんだかよく分からない
小池脚本はトンデモと言われたりしてたけど笑、いやこの原作でよくあれだけちゃんと分かりやすくエンタメ化したなと思ったよ…
なんならエピローグが一番面白かった
クラリスが幸せならよかった
ちょっとまたしばらくルパンシリーズはいいや…