英単語・熟語ダイアローグ１８００ 対話文で覚える 改訂版 みんなのレビュー

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投稿者：CAM　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

110の広範にわたる話題についての対話文を通して英単語・熟語力を養成するための学習書である。　興味深い内容の多くの対話を聞いて、楽しく自然にダイアローグ力を身につける、という目的にそった上出来のものとなっている。
　
　英語学習については、いろいろな俗説が横行しているが、英語を知的なツールとして使いこなすためのポイントは、語彙力と文法力であると私は考える。　文法を忘れて、出来る限り辞書を引かずに、ひたすら英語のシャワーを浴びるべし、などという説には同意できない。　英語力とは最後は語彙力によって決まると思う。　自分でもなかなか実行できないのだが、できるかぎり辞書（出来る限り英々辞典）を引いて正確な語彙力を増強するよう努めるべきであろう。　そうした観点に立ってみても、本書はよくできている。　既に基礎力を身につけた学習者が多読・多聴によって英語力を伸張させるための素材として、極めて有益、有効なものであると考える。

ＣＤ3枚付で2400円（プラス税）という価格も手ごろである。　音声教材が安価で購入できるようになった現在では、英語力をつけるための費用はたいした額ではない。　高い費用と貴重な時間を使って英会話学校へ通い、くだらない内容の“英会話”などやるよりも、こうした良質なＣＤ付学習書を多読・多聴するほうがよほど効率的だと思う。

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投稿者：４４１２　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ニュース英語のリスニングならばネット上にあふれているが、英語学習者にとって手ごろな日常会話の音声はあまりない。
その意味で、本書はこの価格でこの分量なら「買い」だと思う。

ただし、文章が稚拙である点には注意したほうがよい。
書評の高い評価を信用して購入したら失敗した。
例えば、次のようなところ。
「(受刑者の臓器提供について)　でも、殺人者にとっては奪った命そのもの、つまり命を返せるいい機会なのかもね。」
「合衆国では、医者や弁護士の多くは自分の非を認めないの。言い換えれば、きちんとしたしつけを受けていないのよね。」
「これまでは、休日に仕事のことを考えることは、一般的ではなかった。しかし、最近のコンピュータやインターネットの発達でビジネスとプライベートに対する認識が変わった。」

また、英文はかなり長文であるが、英文監修者のクレジットがない。著者は、日本人高校教師のみなので、この点も理解しておいたほうがよい。