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せこい詐欺師の高杉と園部はペットの誘拐を企てる。ターゲットの飼い主の家に出入りをする美人詐欺師、菜摘子も仲間に入れて計画を練る。犬を散歩させているのは小学生の巧。その巧が高杉の家に現れ、自分の狂言誘拐のプランを話すが、本当に巧が誘拐されてしまう。
巧妙に仕組まれた誘拐事件と、その裏にある真相を解き明かすべく、心優しい詐欺師たちが奔走する、ユーモアと人情たっぷりのミステリー。
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二人の詐欺師。元サラリーマン3の男34歳と元総合商社勤務の東大出美女32歳。徳川埋蔵金ネタで1000万円騙し取ろうとした成金宅で遭遇。女が絵画のコピーを50万円で売っていた。男は女のせいで失敗。3ヶ月の準備がふい。相棒がペット誘拐を提案した成城のターゲットと再会。パートナーを組むことになるが、その家の少年につけられ脅迫される。少年は自分自身の誘拐で吝嗇家の父から身代金をとる計画を提案される。懇親の為に少年の希望でデズニーランドへ。擬似家族を味わう。夏休み中に実行するとこに決めるが、少年が本当に誘拐される。詐欺師は誘拐犯から身代金の取立てと引き換えに少年の返還を要求。その方法は少年の提案を実行。すべてメールで連絡。警察に盗聴される電話はおとり。3億円の身代金を6000万円に下げる。少年の口座に振り込ませ、オークションで高級品を購入し、売り払い4000万円現金化。詐欺師は部屋が盗聴されていることに気づく。少年の返還と身代金の奪回を計画。誘拐犯は最初のカモだった。金を受け取りに来た大男の車がフェラーリ,少年の馬糞くしゃみアレルギー,時計があってないことでわかる。少年を奪回に成功。身代金奪取では詐欺師二人と相棒が大男に倒される中、少年が女のスプレーを顔にかけ助かる。1000万円を誘拐犯家族に。2000万円を少年に返し。1000万円を3人で分ける。女が振込先と住所電話番号を残し去ってゆく。少年の本当の希望はペットボランティアへの寄付と最後に言われた男はペットを引き取る。少年から久々に届いたお礼は1.5mの箱に入ったドッグフード。
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貫井徳郎らしからぬ作品。でありながらスカッと爽やかな感じに読める傑作!ありふれた誘拐物でありながら、魅力的な味わいのキャラが踊る様は、伊坂幸太郎作品と近い味わい。伊坂幸太郎のファンとかに、貫井徳郎へのとっかかりとして読んで欲しいですねー!
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都合が良すぎますよねぇ。途中で両親と刑事の動きは忘れられちゃうしね。東大卒の女詐欺師? ガチャポン詐欺でセカンドハウス? 面白いから許すが・・ね。
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「誘拐だと? 子供をさらって親を脅迫しようって言うのか。世の中で一番卑劣な犯罪じゃないか」
真面目に生きるのが嫌になった3人が企てる「人道的かつ絶対安全な」誘拐とは?
ユーモアとスピードたっぷりの誘拐ミステリ。
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まぁ、確かに面白いかも知んないけど、どっかで読んだような・・・。どなたかのレビューにも書いてありましたが、消化不良の警察と、都合の良すぎる感じが減点かな。おちも平凡。時にこれといってないな。あ、荻原浩の『誘拐ラプソディ』にどことなく似てるんだ。
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「誘拐だと? 子供をさらって親を脅迫しようって言うのか。世の中で一番卑劣な犯罪じゃないか」 真面目に生きるのが嫌になった3人が企てる「人道的かつ絶対安全な」誘拐とは? ユーモアとスピードたっぷりの誘拐ミステリ。
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ちょっと変わった誘拐事件小説です。出てくる3人が憎めなくて、楽しく読めます。単純に小説を読んでて面白いなあと思うのは、こんな本に出会った時です♪(2007/12/11読了)
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狂言誘拐のつもりが、本当に誘拐されてしまった!!誘拐犯が誘拐犯を探すっていう誘拐モノの定番のお話。だから、どこかで読んだことがあるような気がするのも当たり前。誰もが通るテーマなのか?って思わざるを得ないくらいです。いろいろご都合主義な展開が目立つところが気なりましたけど、貫井さん特有の暗さはなく、フツーに楽しめる一冊ではないかと。評価が分かれがちの貫井さんの数々も作品とは違い、毒にも薬にもならない一般受けしそうな一冊。
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おいおいこれまでのデロデロな暗さはどうした貫井徳郎。
明るい誘拐話で面白いが、警察の存在は結局まるで無視。
いいのか、いいのか。
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2008.8.28
詐欺師の高杉篤郎、その舎弟の園部、偽ルノアールを売る三上菜摘子、
いいとこのボンボン、10歳の渋井巧は狂言誘拐を企むが・・・
おもしろかったです。
貫井さんの作品、最近の3作は、作風がそれぞれ違っていますね。
途中で犯人の予想はついてしまったけど・・・
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ちんけな詐欺師達が、小学生にそそのかされて狂言誘拐をしようと企む。
うーん、ちょっと初めの方がなかなかノリきれず読み進むのに時間がかかりました。
テンポがあまりよくないかも。
後半になってよくなってくるけど。
真犯人の正体も、ちょっと無理矢理感が・・・
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憎めない小悪党たちが子どもに手玉に取られる話。
これまでに読んだ貫井作品とはちょっと違って意外だった。
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誘拐ミステリ、といえばいいのかな。誘拐といえばまあなんとも成功率が低いうえ悪逆非道、という印象なのだけれど。この手口はなかなかに見事! 今の時代ならではの手口といえるかも。
キャラもいいんだよねえ。「悪党」といえばそうなのかもしれないけれど、なんだか憎めない人たちの数々。こまっしゃくれた少年も案外と可愛げがあるし、心和む部分があったり、笑える部分もかなりある。これはお薦め。
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図書館で借りて読んだ本なので、帯とか解説とか目に入れずに、貫井作品という頭だけで読み始めたら、いつもと違うライトなコメディタッチな作品。クレイグ・ライスの大あたり、大はずれシリーズが好きな自分としては、この手の作品をぜひシリーズ化して欲しいと思いました。