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「ゆるーい問題作」なんだそうなんですが、秋田禎信お得意の不条理ギャグが炸裂した一冊です。終わりの不条理さも秋田禎信っぽいと思います。評価は分かれると思いますが、バカSFが好きな人は楽しめると思います。
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(ストーリー)
フラれたショックで 超能力に目覚めた王子悟。彼は、気分がマイナスになると超能力パワーが増してくる哀しみのエスパーマンになっていた。エスパー戦隊にはいれ、としつこく迫る金郷地小五郎の魔の手から逃れていると、いきなり<悪の組織>から攻撃を受けてしまう。前向きの気分になったら超能力が使えない、悟の未来はどっちだ。
(感想)
はっきり言って、ギャグなので、まともに読む気がしないという作品でした(笑)
しっかし、よくこんな設定思いつくね~。
こんな文章が印象的。
(引用開始)
大変だぞーそんな人の笑顔なんてものを背負い込むのは。くっついたらハッピーとかそんな甘いもんでもないぞー。そんだけの覚悟を長く持続するのはもっと大変だぞー。責任がどうして生じるかってーと、幸せを続けるためじゃないか。そんなの誰にだってわかってるはずで。
(引用終わり)
なかなか単純に「ハッピーエンド」にならないところが、この富士見ファンタジアレーベルの特徴なんでしょうねえ。
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よくあるちょっと非日常系コメディ、ラブ少な目。
ちょっと超能力にめざめたり、ちょっと世界征服にめざめたり、ちょっと思いこみ過ぎたり。
秋田禎信によくある、思い込み系人間のすれ違い掛け合いの連続は読んでいて楽しい。
気に入ったフレーズはこれ。
(しまった。やる気出して盛り上がり過ぎた。哀しくないから力が出ない。)