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島田さんの御手洗シリーズ。
落ち着いた雰囲気の御手洗シリーズです。
トリックに斬新なものはなかったけどストーリーが面白かったです。
あと、ムダに文章が長すぎて、もうちょっとスマートに
表現できたんじゃないかなぁっていう部分が多いような。
でも、ストーリーは熱中して読めました。
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ひっさしぶりの御手洗シリーズでドキワク
冒頭でしゃべってる〜うごいてる〜ってそれだけで楽しい
しかも、「青年」表記ってことはちょい昔の事件!?
御手洗さん若いんじゃん!うはうは
しかしひさしぶりに読む御手洗さんはなんだか言動が普通の人で、あれ?この人こんな普通だったっけ??笑
どちらかというと奇人変人のはずなのに……まぁいいや
そして今回の舞台はマンハッタンっつーことで、DSの「ラストウインドウ」が思い出される
殺人事件だからもちろん警察も出てくるんだけどこれカイル(@ラストウインドウ)が前いた警察じゃないの?とか勝手な妄想
第二章がいきなり過去の事件になったから御手洗さんしばしお預けなんだけどさー
つか、過去に起こった事件を解明するってことはもしかしてずっとこの状態?
話が進むにつれてやっぱり殺人事件が起こるわけで。
最近伊坂小説ばかり読んでたからそんなんなかったけど、えぐいよ描写が!
なんか懐かしいな〜笑
ギロチンはまぁいいとして(いいんかい)頭を引き上げるときに手を滑らせて落としちゃダメでしょ!笑
頭砕けちっちゃダメでしょ!!
現在と過去を行き来して話は進む
現在の御手洗さんは当時の担当刑事のミューラーさんに会いに行ったときに、大学の学生と間違えられるくらい若いらしい
そんな若い御手洗さんに萌え
そういえば、御手洗さんは女嫌いのままなのかな、そんなところも萌え
ゲイの人が多いアパートに住んでるらしい
狙われるよーーっ!!!
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最初は古いのから読み始めてたのですが
最近では目に付いた御手洗シリーズを片っ端から
読んでいる状況なのでこの御手洗がどの辺の御手洗なのか
分かりません・・・気付くと海外行ってたしね´ω`
今回はアメリカはNYが舞台です。
高層ビルって結構昔からあったんだなぁ・・・と
感心しながら読みました。
『ファントム』なんてキャラが出るくらいなので
お話しは全然違いますが、少しオペラ座の怪人を
彷彿とさせました。
でもやっぱり島田作品っ!!
御手洗の突拍子もない冒険が面白かったです♪♪
ところで・・・途中であった巨大地下施設の話しは何だったんでしょう??
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すごいなあ。話を聞いて、謎を解明できる御手洗さん物凄いよ。いつもへーへーと感心しながらしか読めない自分が悔しいです。いつか、御手洗さんのようにこうだからこうなんだって自信持っていえるようになりたい。まさかこういう謎だったとは島田さんの頭の中をのぞきたくなりました。面白いです。
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島田作品の中でも1、2を争うミステリーだと思います。
舞台はニューヨークのマンハッタン。
老女優が若いころ遭遇した複数の怪奇事件の謎を、今にして解き明かすミタライ物。
登場人物たちがみな横文字の名前なので、まるでクリスティやクイーンの小説を読んでるような錯覚を覚えながらも割とスイスイ読めた。
安藤忠雄さんの建築から想を得た建物のデザインや地下都市の様子など、アメリカ在住の作者ならではの視点や興味を知ることもできた。
事件の謎とボリュームという点では『龍臥亭事件』以来の力作で、読んでるこちらも気合いが入った。
序盤で示されたエレベーターや窓や惨殺にまつわる過去の事件の謎が後半次々とほどかれていく。
中でもあの…、あのページを見た時の衝撃は、今でもこの胸から離れない。思わず「ワァーッ」と声をあげたほどだ。
冒険小説の味わいもあるので、「手をすべらせるなよ!」…とか思いながらスリルを堪能した。
評論家がよく本書の中のアノ章はいらないと言うが、じつはアノ章こそ、作者が読者の視線を下に向けるために用意した仕掛けであり、真相解明へのヒントだと気づくとき、われわれは島田荘司の鬼才を痛感するのである。
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大仕掛けが圧巻な一冊。
作途中の不可思議さ、ハラハラさせるラスト。
若干頭を捻る部分もあるがそれを抜かしても面白い。
摩天楼の怪人の思いの強さに圧倒された。
現在よりも過去編(?)が個人的に好きです。
全体的に過去の事件なので遡っている御手洗側よりも、その当時のミューラー側の方が雰囲気が出ていて良い。
ハワード氏は随分と不憫ですが。
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タイトルでなんとなくわかりますが、まさしくオペラ座の怪人ですね。。。
(オペラ座の怪人は見てませんけど、たぶん似てるのかな。
マンハッタンの建築の歴史とかがかなり詳しくでてきます。
建築に興味のある人は、いいかも。
わたしは、なんかよくわからなかったです・・・。
細かく書いてあるので、よく調べてあるなぁ、と感心しましたが。
ちょっと、私は途中でおなかいっぱいになってしまった。
話し手の「私」が、いろいろと変わるので、軽く混乱。
ただ、トリックに関しては、えぇぇ!? という感じでした。
そんなんありかと。まぁ、ありえないわけではないか^^;
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幻想感漂う作品。論理的推理に重点を置いた作品ではない。高層ビルの構造に著者の嗜好が反映されている。それまでの御手洗作品とは趣が異なる。そこが好みの分かれるところか。
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御手洗シリーズ。
ニューヨークの摩天楼を舞台に若き日の御手洗が大活躍します。今回の御手洗はすごくかっこよかった。有事の際の御手洗の頼もしさは異常。後半のスピード感がたまりません。スリリングでどきどきしました。やっぱり座ったまま解決しちゃうのより実際御手洗が動いて事件を解決する話が好きだなぁ。
ちょっと高所恐怖症の気があるので、摩天楼の外に出るシーンを想像したら足がびりびり痺れて気が遠くなりそうでした。大掛かりな時計塔の殺人なんかはよく毎回毎回こうも猟奇的なシチュエーションを考え付くものだなぁと感心してしまいます。そして今回も驚きのとんでもトリック。もはや「ねーよ!」というツッコミは無用。しかし時計塔の内部やガラスのテラスの窓の様子などがちょっとイメージしにくくて読みづらかったところがあったかも。
あと、あの地下王国のくだりはなんだったんだろう…?
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御手洗潔シリーズ。
ブロードウェイの大女優を影から支えてきたファントムの大仕掛けの謎に御手洗が挑む。オペラ座の怪人を彷彿とさせる設定かな。セントラルパークの歴史に詳しくなれます。トリックは残念な感じかな。腕利き刑事がそこ見落とすかみたいな。地下王国のくだりはなんだったんだろ。キングは?どっかに繋がったのかな。全体的には面白かったと思う。
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場所、時代、語り手が次々と変わるため、混乱する事もありましたが、大がかりな仕掛けとロマンのあるストーリーが良かったです。
中盤の凄惨さと比べ、クライマックスは穏やかで、それはやはり真犯人とミタライ氏の常識的で日常の雰囲気すらある普通な会話のためかと思います。そしてやはり、事件の中心が過去であったからというのもあります。
好きな終わり方です。気の重くなるエンディングというのはあまり好まないので、楽しく読み終えることが出来て良かったと思います。
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個人的には、島田荘司のことを久しぶりに見直しました。
一番好きな小説家といえばこの人、それは動かないのですが、やはり昔の御手洗潔シリーズのような冴えはもうないかなと思っていたのです。
そこへきてこの『摩天楼の怪人』。
結構な厚みですが、わくわくしてあっという間に読了しました。
思うに、島田荘司はもう『占星術殺人事件』のような大トリックをまったくのゼロから思いつくことはあまりないのではないかと思います。
しかし、現実は小説よりも奇なりとはよく言ったもので、現実の中からミステリアスな要素やトリックを発見してくるその観察眼は冴え渡っているに違いありません。
それは北村薫や加納朋子作品のような「日常の謎」の視点にも通じるものがあると思います。
もっともどんな謎も、現実という大地にリアリティという根を張っているわけですが…・・・。
『摩天楼の怪人』は、アメリカの摩天楼という「現実」から島田荘司が引き出した、比喩的な文明論であると同時に極上のミステリでもあります。
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図書館より
晩年を迎えた大女優が死の間際に自らの殺人の罪を告白する。過去の犯罪の真相に御手洗潔が挑む。
ハードカバーで600ページ近くある大作。本格ミステリらしく前半は伏線を張りつつの警察の捜査の様子を描くので少し退屈ですが、女優の殺人の謎はもちろん、時計台を使った派手な殺人、高層マンションの窓が一瞬にしてすべて割れた謎などなど、次々と出てくる謎は壮大で興味深いものばかりで解明が気になって読んでいけました。
これで解明がつまらなかったら詐欺だよなあ、などと失礼なことを思いながら読んでいったのですが、大仕掛けを使い、冒険要素もある解決に十分満足できました。
途中少し本編から離れた場面があり、これは何なんだろう、と思ったのですがあとがきを読んで納得。しっかりとだまされてしまったのですが、できればその話もきっちり本編に落とし込んでほしかったなあ、と少し思いました。
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長かった! 御手洗清。
セントラルパーク・タワーという高層マンションで起こる
不可思議な殺人事件の数々。
大女優サリナスが死の直前に語ったことには
彼女のために怪人ファントムが、彼女の出世に邪魔になる人物を
殺害していったとのこと。
また、彼女自身も停電の日にありえない短時間で殺人を行ったとのこと。
散歩道を記した謎のメモ。
閉鎖された時計塔。
窓に映る怪人の顔。
最終的には、屋上へ。
屋上へ続く散歩道。
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今月の7冊目。今年の119冊目。
久しぶりの島田氏。2005年とそれなりに古い。しかし、島田氏のパターンは分かっており、今回もそれより大きくずれることはなかったと思う。悪く言えば、マンネリ化。良く言えばいつもの感じで読めたってことかな。しかし、ちょっとうーんってなる個所も多かったような気がする。どうなんすかね。