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正体不明ウィルス。パンデミックの恐怖!
この作者さんの話はわかりやすくてすごく読みやすいですね。
なんですが、えええ!そこで終るの????という尻切れトンボ感が・・・。
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医学ミステリー。
黒手病の考察が非常に面白かった。実在する植物を用いたり、歴史上の人物・小野妹子とその使節団の歴史と黒手病の原因を絡め合わせて推理を進めていくところは、物語にするっと引き込まれた。
また、飯守雪子の人物像がよかったと思う。女の醜い部分と、母としての強い部分がよく描かれていてリアリティがあった。
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新種のウィルスが日本を襲う・・・・
将来こんなコトが起こるかも・・・・・と想像できて
ちょっと恐ろしい
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覚せい剤中毒で死んだ人の肺から黒い胞子が見つかった。
その後、その胞子を吐き出しながら死んでゆく人が続出。
危機を感じた監察医と研究員たちが解決に向かって頑張る話。
こうゆう話はありそうで、あまり読んだことが無い。かもしれない。
まぁ、最後、そこで終わりかよ!!
みたいな感じだった。もう少し続いてもいいと思うんだけどなぁ。。。
結局それで解決したのかい??みたいな。
まぁ。でもまぁまぁ面白かったかな。
読みやすかったから、二日くらいで一気によんだ。
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☆あらすじ☆
覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。
そして翌年の五月、口から黒い粉を撤き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。
対応策を発見できない厚生省だったが、一人の歴史研究家に辿り着き解決の端緒を掴む。
そして人類の命運を賭けた闘いが始まった―。
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こんなエンターテイメント性にとんだ作品はあんまりない気がする。現代ゆえの恐怖、夫婦、親子の絆、歴史の凶事、パニック、女の嫉妬…。リアリティをもって迫ってきた。wowwowでドラマ化もされた作品。
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マイミクさんに進められ読んだ、初めての山田宗樹さん。
いやぁ、面白かった。
・・・面白いという感想ははばかられるのかもしれないけど。
力のある作家さんで、文章からの吸引力がすばらしい。
視点がころころ変わるので、なじむまでに行ったり来たりをちょっとしましたが、後半はすいすい読めました。
久しぶりに「先が読みたい!」と痛烈に思いながら読んでいけた作品です。
◆ネタバレ注意
・夫婦円満で美人の奥さん の時点で 「あぁ、これは子供か奥さん、どっちか死ぬんだろうなぁ。」と思ったら予想通りでした。(中盤で死ぬかと思ったら、ラストの核がそれになっていたのは驚きでしたが)
・つか、葉っぱ子供に持たせたあの女、訴えれば殺人罪でいけるんじゃないの・・・?
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あわやパンデミックを予感させる正体不明の病気を解明していくというお話。
かなりスリリングな展開で続きが気になったので1日で読み切ってしまった。
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こんなに面白い本はなかなかないんじゃないかと思う。
読み終わった時の満足感が堪らなかった。
「国手病」というかなり過激な症状で死に至らしめる病気に立ち向かう話で、これは本当にあったら怖いなと思う。
花粉症は死ぬ病気じゃないからいいけど、もし死ぬ病気だったらそこには凄いドラマが生まれるんだろうな。
読み進めると登場する遣隋使との関連性なんて凄いなと思う。
人によっては強引に感じるかもしれないけど、僕は本当によくできていてよくこんなこと考えついたものだと物凄く感心した。
この本は絶対に読んで損はないと思う。山田宗樹って一冊の本を書くのにどれだけ取材して勉強しているんだろう。
オススメの一冊です。
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覚醒剤中毒死を疑われ監察医務院に運び込まれた遺体から未知の黒色胞子が発見された。そして翌月の5月、口から黒い粉を撒き散らしながら絶命する黒手病の犠牲者が全国各地で続出。感染したら死亡率100%の黒手病の対応策の解明に3人の男が名乗りを上げるが、なんら策が見つからないまま犠牲者は増え続け、3人の男たちの大切な家族にも黒手病の魔の手が伸びる・・・(幻冬舎文庫あらすじ一部引用)
主人公らと未知の病気との闘いを熱く理性的に(?)描いた作品です。
やはり、使命感のある仕事は熱いですね。また、黒手病の正体が徐々に分かっていく、推理要素もgoodです。
私的な一番の見どころは、病気と戦う人間の姿です。大切な人を救うために対応策の解明に尽力する研究者の姿、それを信じて最後まで気丈に振る舞い病気と戦う家族。
ラストシーンまで気が抜けません!是非どうぞ。
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寄贈 タスク (2012/1/9)
細菌や胞子、題材が好きなジャンルだったので読んでみました。
完全なノンフィクションですが面白いです。
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謎の奇病、黒手病。
突然黒い粉を吐いて死ぬという、発症したら百パーセント死に至る病。
どこからこの病は来たのか?病原菌とは?治療方法は?黒手病と人間の運命をかけた戦いの話。
正直、映画化しそうだなぁと読み終わってから思いました。
黒手病の正体が分かってくるにつれ、訪れる悲しみや悔しさ。
最後は読んでて少し泣きそうになりました。
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日本版、あそこまで大げさじゃなく実話でもない
「ホットゾーン」もしくは「アウトブレイク」
ん?両方ともフィクションやっけ?少なくとも
「ホットゾーン」はノンフィクションやった気が。
んー。こういうのを娯楽にしてしまっていいのか
わからんけど、エボラもインフルエンザも結核も
何もかも、恐いってことかな。
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『松子』に続いて山田宗樹2作目です。ですが、この方私とても好みの文体です。なんだろう、淡々と書き綴られてるのですけど、気付くともう巻き込まれてるというか、文体が静かなんですけど、とてもリアルであるためか、その世界観に「満ち潮」のように沈み込んでる気分。もう、気付くと引き返せないほどハマってるんですよね。松子もすごい勢いで読みましたけど、『黒い春』も「私、仕事してる場合じゃないよ!」と訳の分からない妄想に支配されながら読んでしまいました・・・っていうかマジ怖かったですよ・・・
これを読んで思い出したのが、心の重箱の隅を突く感情。人が怒ったり、不安になったり、と粟立つ感情の種類をとても丁寧に描写してるなあって思いました。だから、こんなにも巻き込まれたりするわけですが。暴言やら汚い言葉を羅列してあるわけではなく、日常の普通に飛び交う言葉なのですが、場面と組み合わせで、こんなにも感情を逆撫でしてしまうものなんだなと。言葉ってパワフルですよね。
あとは、もしもこんな病気が発生したら本気で怖いよなと。ついこの間までで言うならSARS。今なら、鳥インフルエンザウィルス。私、死んでも絶対見つけてもらえないよなあこんな汚い部屋を見られるのも勘弁ですがね。
夢中で読みました。★×4つで。
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致死率100%・新種の奇病「黒手病」の発生と日本社会の戦いが描かれる。病気の正体は何なのかを明かしていく3人の研究者、明らかになったあとの社会をあげての対策、愛する者が発症して死んでいくさま、どれも迫力があり読む手が止まらなかった。それから病気の正体について歴史ネタを入れてきたことが意外で、とても興味深かった。まさか遣隋使が出てくるとは思わなかった。また随所にある人間ドラマもセリフに力強さがあってグッとくる。良い。
結末は決してハッピーではないけども、不思議と読後感がすっきりしている。
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覚醒剤中毒で亡くなった17才の少女から未知の黒色胞子が発見された。
そして、翌年の5月になって、黒手病という口から黒い粉を撒き散らしながら死ぬ恐ろしい病が日本にじわじわと広がって行く。
この病気に立ち向かう3人の男たち。
そして、辿り着く1人の歴史研究家。
それは、小野妹子や煬帝の時代にもつながっていく。
(ネタバレ)
中盤から、きっと彼女はこの病に打ち勝つはずだ。黒手病の謎は全て解明されるのだ。と信じながら読んでいました。でも、そんなハリウッド映画のようなラストだったらこんなに心に残らなかったろうな…とも思います。
彼女の最後のシーンには胸がつまります。愛する夫と息子に自分が黒い粉をはきながら死ぬところなんて絶対見せられないですもんね…。
そして、このラスト。
黒手病に対して、又はこの世に存在する様々なウィルスや病原菌に対して、本当に恐怖感を覚えました。
うっすら寒気がしたほど。
ずっとこの闘いは続いていくのですね。
ほんとうの闘いは、これからなのだ。