- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
遅咲きのランナー
2005/11/25 20:17
12人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:喜八 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ゆっくり走れば」のゆっくりとはどの程度の速度なのだろうか?
本書によると、浅井えり子選手の場合「1km を8分前後」だという。
普段、街で見かける一般のジョガーには「1km を4〜5分」くらいの人が多いだろう。トップクラスの男子マラソンランナーは42.195km を「1km を3分強」で走破する。
「1km を8分前後」は、歩いている人にも抜かされるくらいの速度だ。
浅井えり子は遅咲きのランナーである。国内のマラソン大会で初勝利を挙げたのが、1994年3月の名古屋国際女子マラソン大会。このとき34歳になっていた。マラソン競技を始めてから15年近くの歳月を経ている。
ランナー浅井えり子は佐々木功監督の指導の下で、長い時間をかけて競技で勝てる身体をつくり上げていった。最初から、ずば抜けた才能を示していたわけでは、けっしてなかった。
浅井と佐々木の2人は、マラソンにおける師弟というだけでなく、人生のパートナーでもあった。
佐々木功は1994年8月31日に末期ガンの告知を受け、1995年3月13日逝去した。浅井は告知後の佐々木と入籍し、194日間の闘病生活を支えた。
浅井えり子は佐々木功の一番弟子ともいえる存在で、当然のように多大な影響を受けている。しかし、監督に一方的に従っていたのではない。『新・ゆっくり走れば速くなる』を読むとそのことがよく分かる。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |