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紙の本
ドキドキの海賊物語、みなさん、一冊目も読んでね!!。
2006/05/20 23:33
5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:読み人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
以前、「海賊モア船長の遍歴」を読んで細かい内容は、
忘れてしまったけれど、とにかく面白かった記憶だけ残っていたので、
続編が出た、と聞いて読んでみました。
恐らく、英語圏なんかでは、冒険小説の一ジャンルになっていながら、
日本では、なぜか、海洋冒険小説自体が、どこか、マイナーな存在
になってしまう海賊物です。
(この帆船の時代は、日本は鎖国してましたからね、、。)
時代は、18世紀の初頭、英国東インド会社の極秘任務を
受けて一人の青年商務員が、マドラスに降り立ちます。
彼の任務とは、世界最大級のダイヤとともに、行方不明になった
同じ、商務員フィリップスの、行方を捜すこと。
この一件には、伝説の海賊モア船長が絡んでいると噂が立っていますが、
果たして、、、、。
英国と敵対関係にあるフランス海軍や、英国とは、同盟関係にありながら、
貿易の関係上敵対関係一歩手前の、オランダ海軍なんかも、
入り乱れての争いになっていきます。
面白かったです。帆船の海賊物ですが、
私自身、帆船のこと全く知らないのに、楽しめたので
(ヨットが、逆風で進む方法すら、よく知りません)
皆さん、安心して読めますよ、、。
でも、”上手回し”とか、もっとどんな操船技術なのか、知りたかったなぁ、、。((最近、子供向けの図鑑の帆船を眺めています)
海賊とは、いっても、モア船長一味は、ほんと気持ちの良い奴らです。
海賊の組織自体、戦闘や操船の決定などは、船長の一任ですが、
船長や、海賊組織のリーダー等は、投票で決めていたという民主主義。
しかも、組織の運営の会議は、誰が意見を挟んでもいいし誰が、参加しても
いい、完全公開性。
当時の既存の組織社会からはみ出たものばかりで、活動していたわけだから、そうしないと、やっていけなし、ある種、理想郷求めて、そんな運営方式に
なったのでしょう。
とは、いえ、冷蔵庫もない当時の帆船での海洋生活の食事保存は、
大変だったみたいです。
殆どが、酢漬けか塩漬け、そして、パンの代用の主食で本書でもよく出てくるのが、サゴ椰子のでんぷんを使って作った
サゴ・ケーキ、これが、兎に角、まずいみたい、、、。
みんな文句いってます。(どんなんだろう、ちょっと食べてみたいです)
本書の内容というか、海賊は基本的には、
正規の軍隊に正面から正々堂々とぶつかっては、勝てるわけも無く、
騙しあいの要素が、大きく、
コン・ゲームの要素が大きかったです。
シリーズ化して、もっと出して欲しいです。
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