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朝倉心理学講座 7 社会心理学 みんなのレビュー
- 海保 博之 (監修), 唐沢 かおり (編)
- 税込価格:3,960円(36pt)
- 出版社:朝倉書店
- 発行年月:2005.10
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紙の本
紹介/「社会心理」とは,実はとても刺激的な言葉なのです.
2005/11/11 20:06
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投稿者:朝倉書店編集部T - この投稿者のレビュー一覧を見る
朝倉心理学講座の先陣を切る一冊として「社会心理学」(唐沢かおり先生編集,名古屋大学)が入ったのは,ごく自然なことと感じられることでしょう.本書では,社会心理学の代表的な研究領域を取り上げ,今までの蓄積にもとづいた基礎知識と,これからの研究方向への指針を提示しています.巻末に各章のレビュー文献の一覧が掲載されているいっぽうで,「進化心理学」の知見を取りこんだ章も見られます.
さて,「社会心理学」とは,心理学のシリーズものでは欠くことのできない分野でもあり,学問大系の中でも不動の地位を占めているといってよいでしょう.それは,編者の唐沢先生が「まえがき」でも書かれるているように,「日常生活で私たちが経験する諸現象を研究対象としているという点で,多くの人に親しみをもってもらえる学問でもある」からにほかなりません.
しかし,現在の社会心理学の占める大きさ,というのは当の社会心理学者自身にとってはどうなのでしょうか? 既に作り上げられた枠組と,積み重ねられてきた多くの先行研究とを前に,自らの問題意識をどう貫いていくかに日々格闘しているのではないでしょうか.「社会心理学」ということばに,何かしら固定的なイメージをもってしまう人もいるかもしれません.
ところで,「心理」とは本来,個々人の心の内を指すもののはずです.いっぽう,「社会」ということばは,学問の歴史からいえば,さほど古いものではないようです.すなわち,「社会」という「まとまり」のことを考えるようになったのは,ごく新しいことと言えましょう.そうなると,「社会心理」とは実は異色な組合せだったのではないのでしょうか? そう考えてみると,社会心理学とは実はかなり刺激的な試みであることが理解してもらえることでしょう.
●目次
1,社会心理学の潮流 唐沢かおり
2,対人認知とステレオタイプ 宮本聡介
3,社会的推論 工藤恵理子
4,自己 遠藤由美
5,態度と態度変化 竹村和久
6,対人関係 浦 光博
7,援助・攻撃 湯川進太郎
8,社会的影響 村田光二
9,集団過程 唐沢 穣
10,社会行動の起源 平石 界
:進化心理学からのアプローチ
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