紙の本
子供の一途な恋ごころ
2016/02/13 02:55
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投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ぼくがしんだら がいこつになりたい。がいこつになって ようこちゃんとあそびたい」奇妙だけど切実な子供の恋心を和田誠氏の絵が優しく描きます。
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ぼくはしんだらがいこつになりたい。がいこつになってようこちゃんとあそびたい−。誰かをほんとに好きになったら、怖いものはなにもない。詩情あふれるあたたかな、恋の絵本。
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やわらかい印象。それぞれのページにある短い一文の中に思いがこめられています。うむむ。でもでもがいこつにはなりたくないなぁ・・・。
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『ぼくはしんだらがいこつになりたい。がいこつになってようこちゃんとあそびたい。』で、がいこつになったボクが、大好きなようこちゃんと、ぶらんこにのったり、なわとびをして遊んだり、ホネと化してしまったボクの気持ちを語る摩訶不思議ちゃんなお話(^_^)
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「ぼくは しんだら がいこつになりたい」
そんな一文で始まるこの作品。悲しい描写は一切無いのに、読み終わると何とも言えない切なさで心がいっぱいになった。
がいこつになりたい男の子。がいこつになりたい理由はわからない。でもがいこつになってやりたいことはただひとつ…大好きな友達のようこちゃんと遊ぶこと。
ようこちゃんと遊ぶなら、なにもがいこつにならなくたっていいはずだ。実際この男の子も「ようこちゃんはこわがるかもしれない」ということをわかっている。遊ぶなら、普通の男の子でいた方がいいに決まっている。
じゃぁなんで…?
アタマから読み返しているうちに、突然気がついた。
この男の子は自分が「死ぬ」ということを知ってしまったのだ。
そして「死」を認識した彼がその先に望んだことは、死んでしまってもなお「がいこつ」になって大好きなようこちゃんと遊んでいたい、ということなのだ。
死んでしまえばもうおなかもすかないし、死ぬのも怖くない。他の人から変な目で見られても、いじめられても構わない。
僕は大好きなようこちゃんのそばにいたいんだ。
いつまでも。
いつまでも。
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ぼくはしんだらがいこつになりたい―心を揺さぶられる谷川俊太郎の文章と、シンプルで明るい色使いの和田誠のイラスト。ようこちゃんへの想いがせつなく、深く身体に刻まれる。
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谷川俊太郎さんの「愛の詩」と和田誠さんの「がいこつ」のイラストが奏でる骨々セレナ-デ。〝ぼくは死んだら骸骨になりたい。骸骨になって、ようこちゃんと遊びたい。ブランコに乗ると、風がすう-すう-通り抜けて、きっといい気持ちだと思う。ようこちゃんは、怖がるかも知れないけれど、ぼくは、ようこちゃんと手をつないでいたい...ぼくは、ようこちゃんに骸骨の気持ちを教える。生きている時には分からなかった気持ちを教える。もうお腹も空かないし、もう死ぬのも怖くないから...ぼくは、いつまでもようこちゃんと遊ぶ...〟