サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

開高健が喰った!! みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー4件

みんなの評価3.5

評価内訳

4 件中 1 件~ 4 件を表示

紙の本

生きた、喰った、愛した・・・開高健

2006/02/18 16:06

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:碑文谷 次郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る

開高健という作家の食通ぶりはつとに知られているが、後年の肥満ぶりから、「質より量追求のグルメ」という印象が抜きがたい。はたして、”戦中に稼ぎ手の父親を失い・・・青春期のひもじい思いは、それほど苛烈をきわめていたらしい”と観察する著者と一緒に開高健が喰った料理は、まずその量に感嘆させられる。二人だけのの食事に、「ビール2本、餃子4人前にやわらかい焼きそば3人前、それとレバニラ炒め3人前、とりあえずそれだけ持って来て頂戴・・」で始まり、「さて、シメはタンメンで行こか・・」で終わる。
中華料理がもっとも合っていたようだが、鰻、カレーライス、ハンバーグ、ちゃんこ、蕎麦、寿司、豚カツ、天麩羅、おでん、すき焼き、ほっけ定食、ビストロのフレンチ・・・とあらゆるジャンルに拘泥し、精通し、講釈し、真剣に向かい合って喰う姿を読むと、単に量だけでなく、毎食の中に「一期一会」のすさまじい眼差しを感じずにはおられない。そして何よりも、彼の喰う物はどんなものであれ間違いなく旨い!!と、率直に信じられてくるので不思議だ。
本書には「母親の味がする」と言って食べた特製巻物が紹介されている。作品の中で家族を語ることの少なかった開高健が、50代になってそれを頬張りながらふと漏らしたというこの一言には、どこか人の胸を突き刺すものがある。
いつか開高健記念館を訪ねた折に、茅ヶ崎でぜひともこの特製巻物を自分も喰ってみたい!!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2011/12/24 00:18

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2012/05/13 22:24

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2013/07/18 14:06

投稿元:ブクログ

レビューを見る

4 件中 1 件~ 4 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。