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土御門家・陰陽師シリーズの2作目です。
この巻は、土御門家に対立する「大黒党」という組織が
登場します。対立といっても表だって戦うというより、
水面下でけん制しあってる感じ。この巻の結末では、
後に丸く収まりそうな気配を残してます。
収録されている話しの中では「親心因果手鏡」が、
おもしろかったかな。やっぱり、道理を通さず、
あくどい事をするとその報いを受けるという事。
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土御門家は全国の陰陽師を支配下に置いていた。
それを面白く思わない陰陽師集団がいた。
陰陽師同士のぶつかり合いとか、妖しいモノを
期待して読むと裏切られます。
登場人物のほとんどが善人で、人情モノですね。
合わなかった・・・
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大黒党という陰陽師の札を持っていない独自の集団と平九郎との水面下でのやり取り。
兄の仇を取ろうと平九郎を敵視している大黒党の里村兄弟だが、時には手を取り合い、そして里村兄弟の母を助けたりと人を助け悪を憎む平九郎。
陰陽師といえば物の怪と思うがこの話はそんなことは一切なく日常の人間の悪を暴いて懲らしめる痛快ともいえる話。