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ゲーテの実態に迫る!かなり笑えます。「ルンペンはルンペンだ」ってのが詩集に載っていて、ゲーテって本当はちょっと変な人なんじゃないか?と思っていたのですが、本当に変な人でした!
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ゲーテは18世紀の文人としてすこぶる異質の経歴を持っていた。山深い鉱山町や地を這う虫のような交付たちの生活を誰よりも知っていた。
夜11時以降、便器の中身を通りに捨てることを禁じるという不例を出した。
ゲーテは恐ろしく勤勉に動きまわったがついぞ活発的なタイプではなかった。
受身の静的人間であって静かな時代の最後の偉大な代表者であった。
19000個の石を集めていた。
骨をもっと勉強するために30台の1年間ゲーテはワイマール公国の大学町イェナに通い
解剖学を聴講していた。
なんてことだ、哲学をやった。法学も医学もやった。おまけに神学なんぞも究めようとした。しゃかりきになってやってきた。ところがどうだ。以前としてこのとおりの哀れなバカときている。
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ゲーテを軽やかに綴っており、好感をもてます。しかし本そのものが軽すぎます。気軽に読めますが、奥行きがまったくありません。
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18世紀、ドイツ人のブルジョワ階級の生活が垣間見れる本。ものすごい変わり者のおっさん(ゲーテ)の生活を軸に書いている。
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ゲーテは、文豪です。多くの箴言も残しています。
この本を読むとそんな、いかめしそうな人物を身近に感じることができます。その時代では、それほど味方が多くなかったゲーテは、結構、はちゃめちゃなところもあって、それゆえに箴言が生まれたんだなと納得しました。ゲーテ好きには、よい本ですが、ゲーテを知らない人がこの本から入るのは、どうかなと思いました。まず、いかめしいイメージを持ってから読むと意外性が面白いほんとによい本です。
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ゲーテに関する本を読んでみよう。そう思ったのは、ゲーテの名言なるものをあるとき目にしたからだ。読むのを止めたくなるような堅い文章ではなく、平易なものを探していたため、本書は僕のニーズを満たしたものだった(表紙の絵からも易しそうな雰囲気が出ている)。しかし、あくまでゲーテ初心者向けであって、玄人には物足りないだろう。ざっくり解説したものだ。ビギナーの方でも、人によっては本書だけでは満足しない人もいるだろう。何を隠そう僕がその一人だが、もっとゲーテのことが知りたい。知的好奇心をくすぐられたのだ。
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ドイツの文豪ゲーテの評伝です。
『ファウスト』などの文学作品のほか、『色彩論』に込められた独創的な思想についても、多少説明が加えられていますが、何よりもゲーテという人物そのものにスポット・ライトが当てられており、ゲーテの生涯をたどりながら、その人物像をよく示すエピソードを、分かりやすく紹介しています。
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文庫版あとがきがすっごく良かったなぁ。
ゲーテ研究をしているお友達に勧めてもらって
読んでみた。
ゲーテというと、インスティテュート思い浮かべるし、
怖い顔してシラーと並んでる銅像のイメージだけど
歴史上の人物だって
ご機嫌だったり、ムッとしたり、ちゃんと人間らしい。
その様がまざまざと浮かぶ場面が沢山あり、楽しい本でした。
とにかく勉強熱心なのに活動的。
ゲーテの1日は本当に24時間だったんだろうか。
どこにそんなに時間があるんだ?
まだインターネットだって電話だって無い時代に。
そういう意味で確かに超人。
面白かったのは、
動くものには学問的関心が全然無いゲーテ
すべては水から出来ている、という基本的信条が
学問の解釈や仮定設定に影響しているということ。
科学も人間がやるんだなぁ、と。
ドイツに行った時、Gedichteも買ったので
ゆるゆる読んで見よう。
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恵まれた家庭に生まれ、教育パパの影響により幼いころから英才教育。ギリシャ語、ラテン語といった古典語はもとよりフランス語、イタリア語に堪能で英語もできた。ピアノが弾けたし、絵もうまい。ダンスと乗馬は玄人はだし。才能あふれる小紳士だった。
成人してからはワイマール公国という小さな国ではあったけど、宰相の地位にまで上り詰め、道路の拡張や下水道の整備に尽力した。大学を新設して友人のシラーを詩学教授に押し込んでいる。
恋愛沙汰にも事欠かない。でもいいところまで進みかけると巧みに逃げた。政治家の仕事をほっぽらかして失踪するように突然イタリアに旅行にでかけたのもシュタイン夫人との恋愛がうまくいかなくなったから。失恋旅行かと思いきや、満喫して興味のあった石の蒐集にはまっている。
何を血迷ったのか、70代のとき10代の娘に求婚している。
30代には骨の研究にはまっていて人の骨に猿の痕跡を世界ではじめて見つけた。(と当人は思っていた)。神の摂理に反するからとごく親しい人以外には内緒にしておいた。
色彩の研究に人生を費やした。プリズムの理論ではニュートンを批判した。めちゃくちゃ分厚い研究書に仕上げたけど、当時は相手にされず、いまでもゲーテの専門家でもなければ繙いたりしない。
晩年ナポレオンと対面して『若きウェルテルの悩み』を7回も読んだと賛辞を送られたが、20代の頃に書いた小説を褒められても白けてしまい、嬉しくなかった。ベートーヴェンと対面した時も、こんな暗くてずっと黙っている奴と一緒にいるのはごめんだと感じた。
大偉人同士の対面だということで後世の人は歴史的な場面を思い浮かべるのかもしれないが、会った本人は大した感慨も抱いていない。
文豪ゲーテなんていう堅苦しいイメージは、どうやら後世の人がつくりあげたイメージのようだ。
作品と作者の人格は別物だ。
面白いおっちゃんだった。
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ずーっとずっと文豪ゲーテの顔しか知りませんでしたが、去年、東大の石原先生の講演を聞いてゲーテは優秀な行政官であることを知りました。
人生の大半をワイマール公国の顧問官として過ごしながら、多くの作品を生み出したのか。すごいな。
日本でいうところの森鴎外のような感じ?(彼は軍医だったけど)
でも、意外だったのはそれほど小説を多く書いていたわけではなかったこと。
そして、彼の多才ぶりは相当なものだけど、それは天性のものではなくて、教育パパの指導のたまものだったこと。
3歳で幼稚園に通い、読み、書き、算数、聖書の話を習う。
5歳で寄宿生の初等学校に入学したが、7歳の時に天然痘に罹り自宅に帰ってからは次々に家庭教師がつく。
7歳でペン字、ギリシア語、ラテン語、フランス語。
9歳からは絵画、イタリア語、英語、ヘブライ語、乗馬、ダンス、ピアノと歌唱。
経済的に裕福な家庭だったからというのももちろんあるが、時代が教育に力を入れていたのだそうだ。
ABCビスケットはこのころの発明品なんだって。
おやつの時間もお勉強しなければならないなんて、消化に悪そうだなあ。
鉱物が好きで、地理や地形に造詣が深く、解剖学や植物学に興味津々で、旅行好き。
でも一番好きなのは恋愛(?)
世の中のあれこれに興味を持って、子どものように好奇心旺盛だからこそ、多くの箴言をものし、詩作をし、長く読み継がれるような小説を書くことができたんだろうなあ。
それにしても、仕事に恋愛に、そして趣味や学問に忙しかったゲーテさん、突然失踪したりします。
世の中が嫌になったから…ではなくて、まあ、休暇が欲しかったんでしょうね。
誰にも知られず過ごす時間が。
その気持ちわかるわぁ。
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ゲーテに初めて触れるには良いくらいのゆるさ。かも。
お金持ちの家で、教育の成果で何でもできて、25才で大ベストセラー作家。小さいけど国の役人もやって。
もっと光を!は天井の低い窓の小さい小部屋で本当に暗かったから。