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透明なお話。喪失と再生、かな。
静に響いてくる感じ。
双子の兄弟が欲しくなる。
以前読んだ「宙(ソラ)の家」の作者だと
知ってなんか納得。
4/6
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最後にもの凄く、清々しい気持ちになれた本。
解説で角田光代さんが「大島真寿美さんの小説は、秘密基地を思わせる」と書かれていますが、ほんとうに正にそれだ!と思いました。
そう思わせるのは、遊子さんと茂さんの存在、瑠璃の存在、そして“かつて空き家だった、今は開店準備中のカフェ”があるからかもしれない。
始めの内は、とうこと一緒に、ずぶずぶと喪失と共に生きることについて考えをめぐらせてばかりいた。
けれどいつしか、私も彼女たちと共に、次の季節に顔をあげ、目を向けられるようになっていました。
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離れ離れになった双子の姉弟。
家族ってなんなんだろうなぁって考えさせられます。
あまりにオチがないので、あれ?って思ったら読み終わってた感じ。
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文章がとにかくやさしくて、淡々と読むことができた1冊です。
なんていうか、本が苦手な方にもすすめたい1冊です。
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ブックオフで100円で購入。なんか、ふわふわーっとしてるというか、ふーーんって感じ。[08/02/06]
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喪失と再生の物語。
文中の「ああ楽しいっていう時間が増えるのがとにかく楽しいってことだよ」
と言う言葉に共感した。
楽しいことは、自分で探す。楽しいところへは、自力で移動する。
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自分の思い出とか考えとかにめっちゃヒットして、共感しすぎて号泣しました。
これは私の為の本だと思いました。
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幼いころ両親が離婚したことで、母親と双子の兄と離れて生活することになった20歳の女子大生が主人公です。一緒に暮らしていた父親が急死したことで、大学を休学し、けだるい日々を送る主人公。そんな時、子供のころから何度も家出を繰り返している従妹が、主人公の暮らすマンションに転がり込んできます。従妹はもう何年も実家に連絡を取っておらず、親からは死んだも同然とあきらめられているようです。家出癖のある従妹は、主人公の家の近所に昔からある廃屋を、将来自分の住処にしようと考えていたようですが、その廃屋に手を入れて、カフェにしようと目論む男女が現れます。自分たちの手で、少しずつ改修しているために、いつまでたってもオープンしないカフェ。けれどそこは、なんとなく落ち着ける場所。カフェの女性には、若いころ亡くした我が子の姿がいまも見えているようです。いろんな人に巡り会い、小さな経験を積む中で、しだいに主人公の心は解きほぐされていきます。
生きるってことは、たいせつなものを失っていくこと。傷を負い、負わせながら、それでも人は、飄々と何気なさそうに生きています。この物語の登場人物たちもそうです。一度壊れてしまったものを、もとに戻すことはできません。傷ついた心が癒されるなんてこともありません。けれど、その悲しみを受け入れたとき、人は一歩足を踏み出せるのかもしれませんネ。
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優しい気持ちになるんですよね。
大島さんの作品全体に言えることですが。
心のリフレッシュにオススメ。
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古い読書記録より。
高校生のころに読了。
大学生のとうこ、いとこでとうこの憧れのひと・るみ、そして双子の
片割れの陸。とうこの父の死をきっかけに、3人は長いときを越えて再び交わり出す。そして時は動き出す。
不安定なこころ、というものについて考えさせられた。
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喪失と、そこからの再生を描いた、透明で澄んだ物語。
ふわっと、淡々と話は進むのですが、確かにそこにある現実と、にわかに現実とは思えない話とが折り重なるそれは、なんだか実態の掴めない蜃気楼のよう。
それはちょうど捉えようのない漠然とした孤独感とか、不安感に近いものなのでしょうか。
壊れてしまったものを元通りの形ににすることはできないけれど、元通りではなくても、また別の形にすることはできる。案外、それは元の形より良かったりするのかもしれません。
楽しいことは、自分で探す。楽しいところへは、自力で移動する。
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父を亡くしひとりになった主人公のところへ、家出癖のあるいとこが転がり込んでくる。
いとこの後押しをきっかけに、
子供の頃家を出た母とふたごの兄と再会しようとするお話。
カフェの開業準備をする夫婦との出会いがあったり、主人公のゆるやかな日常が主軸となっている。
初期の作品ということもあってか、全体的に浅い感じだけどその分瑞々しい、という表現がぴったりな作品。
読むタイミングや環境によっては深く刺さる気もするけれど爽やかで軽い分、感情移入できないと残るものが少ない気がする。
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人それぞれが持っている、悲しみの深さなど、言葉で勇気づけることも必要だけど、相手の気持ちに合わせて行動し、悲しみを少しでも共有できる人間になりたいと再確認できたストーリーでした。
お話に出てくる廃屋だった家に住みつき、悲しみ心に空洞を持った人々にそっと寄り添っていた野良猫ちゃんのように。
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失った過去を父親の死というものをキーにいろいろなつながりを再生する物語・・・かな。ジャケットで手にしたんだけど、少し切なくも透明感があって良かったんだけど、後半に入ってからちょっと話を行き急いだのか話を詰め込み過ぎだろ感が否めないのがちと残念かな。
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どこかに寂しさをかかえてる登場人物たち。でもみんな前向きで、これからはちょっとずついい方向に向かっていくんじゃないかなぁ。
全体的にふんわりのんびりしてる感じが、いいと言えばいいんだけどスピード感はないかも。