紙の本
オーナーに聞くオーナーの心意気が伝わる
2006/06/21 13:05
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:佐々木 なおこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
サブタイトルは本とコーヒーのある店づくり。
「本とコーヒー。そのふたつがある、贅沢な時間を過ごすことができる場所。それが『ブックカフェ』である。」
東京、大阪、京都の九つの店舗を訪れてオーナーに話を聞き、それをまとめているのが本書。
それぞれに店の形態が違い、
例えば、四人の女性が自分の本を持ち寄って始めたり、
老舗古本屋の三代目が新しいスタイルを考え出したり、
編集者と料理人が共同経営をしたり、
ギャラリーとカフェとショップをあわせた形だったり…。
それぞれのオーナーの夢がこだわりがしっかりと形になっている。
もちろん、その過程では試行錯誤し、今なお発展途中のお店ばかりだ。
読んでいて、オーナーの心意気がとてもよく伝わる。
どの店も出かけてみたい気持ちとなる。
応援したくなる。
「この店がどうにか場として成り立っているのは、ここに人が来て、
その人と置いてある本とコーヒーとお酒と料理とのあいだに、
一期一会のライブ感みたいなものが生まれてくるからだと思います。」
「でも、間違っても儲かったりはしていないですよ。
幻想を抱いてはいけませんね。」
「そう、気分は贅沢なまでに楽しいけど、笑っちゃうほど貧乏ではあります。」
私が一番心惹かれたのは東京三鷹の文鳥舎。
共同経営しているお二人のこの言葉を聞きながら(読みながら)、
まさに一期一会の気分に浸りました。
実用的な本屋さんになりたい人のためにブックカフェ開業講座、全国のブックカフェガイドも巻末にあります。
ブックカフェ、私の住む街にもできればいいなぁ。
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ブックカフェが好きな人も開いてみたいと思っている人も読める本。
一口にブックカフェといっても色んな形がる。
共通なのは1冊の本、それからコーヒーもしくはお茶ってこと。
ゆっくりと読書がしたくなる場所をさがしたくなる。
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9人のブックカフェオーナーへのインタビューを通し、ブックカフェ立ち上げへの思い、プロセス、費用をどのように抑えたかなどのノウハウ、苦労を描きます。
この本に登場するブックカフェオーナーに共通するコメントの中で、私がフムフムしたのは、
・店舗物件入居時のオーナーとの交渉
・カフェとしての売り上げの安定化
がどうやら成功のポイントだということ。
開店費用はみなさん800万円近くつぎこんでいらっしゃいます。
そんな中で店舗にかかる費用、たとえば保証金をディスカウントしてもらったり、改築をOKさせてもらったりと、初期費用を安く抑えることができないと、本の仕入れに資金が回せず厳しいと。
ここは交渉テクニックだけでなく、そういう物件に出会える運もあるかなと思います。
(中には物件が見つからず3年探したというオーナーもいらっしゃいました。)
そして、ブックカフェとはいえ、本屋としての収益はやはり各店とも少ないのが現実だそうで。
そうなると、カフェ部分の売り上げで安定的に収益を得られないと、続けるのは難しいとのこと。
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色んな苦労があるようですが、「自分のお店を持つ」という気持ちが大事ですね!!自分も…と思いますが、中々ねえ…
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将来ブックカフェ開きたいなーと思わせてくれる本。
おしゃれな各店内の写真も載っていて、夢がふくらみます。
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東京&関西のブックカフェを紹介。ブックカフェと言ってもいろんな形があることがわかる。巡り歩きたくなります。
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数々のブックカフェの店主にインタビューし構成された、ブックカフェを紹介する本。一口にブックカフェと言えど、お茶も出す書店であったり、本も置いている飲食店であったり、本に関するイベントスペースであったりと形態は様々です。しかし本のある空間をより楽しいものにしようという気持ちは同じです。
またブックカフェを経営したい人へ目を向けているのも特徴です。僕自身、本のある空間を作りたいという考えを持っているので、ついつい前傾姿勢で読んでしまいましたよ。
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2010/06/06
天神
WSで登場。
資料にする
2010/07/10
再貸出。カロさんは参考になりそう
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ブックとカフェは親和性がある、らしい。全国のいくつかのブックカフェのオーナーへのインタビュー集。開店に至る経過もそれぞれ明らかにする。はじめることよりも、続けることの困難さも明らかになる。
続ける「秘訣」は思いの強さ、だということが明らかになる。
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今ブックカフェを営んでいるオーナーへのインタビューの形で進められる本です。
ブックカフェでなくても、カフェに興味がある人なら、すごく参考になります。
それぞれの思いと現実とのギャップ。
何を大切にしていくか・・。
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2011 4/7読了。筑波大学図書館情報学図書館で借りた。
Twitterでどなたかに薦められた本だと思うのだが記憶が定かではない・・・@ruckatz3さんだったろうか?
けっこう前から読みたいと思っていたのだが、最近図書館に入ったので早速手にとった。
9つのブックカフェのオーナーへのインタビューを中心に、多種多様なブックカフェについてまとめた本。
当然、ホントのかかわりで借りてきたわけだけど、読んでいるときの印象は『川漁師 神々しき奥義』(http://www.amazon.co.jp/dp/4062723255/)という大好きな本に近かった。
「世の中、色々なことやって生きてる人がいるなあ」と。まあ食えているわけじゃない人もいるけど・・・というか副業あるいは本業が別にある人の方が多い。ブックカフェだけで生きていくのは困難そう。それもまた現実か。
都心部の古書店の方で持ち家があることの強みを語っている人がいたが、この本に出てくる家賃の話を見て納得。
とりあえず「いつか引退したらブックカフェを・・・」ってのは自分には無理だろうな、と思った。
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東京・大阪・京都のブックカフェ紹介本。第二部に「ブックカフェ開業講座」もあり。
この本を読んでうちの近所にブックカフェを開いてくれる人がいないかしら……。
(図書館で借りた本)
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自分の好きなものやことを凝縮した自分のお店。……憧れですね〜。ブックカフェの開店までのお話を中心に店主の方々のインタビューを集めた一冊。「ブックカフェ開業講座」には具体的なアドバイス有り。もし自分が開業するなら……なんてふわふわと空想を広げながら読みました。
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ブックカフェの雰囲気が出ている装丁が素敵です。
インタビュー記事など、読み応えのある本。
ブックカフェって素敵だけれど、夢だけでなく、現実も見えてきます。
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ブックカフェをやってるひとの体験談。みんなブックカフェの捉え方が違っておもしろい。
また、夢だけではなくて、継続させることをまっすぐに考えている。
本はうりものでもあるけどそれはあまり売り上げには繋がらないらしい。やっぱり食べ物がないと難しいみたい。
でも、本を手に取れる場所としてカフェサービスを行わない選択肢もある。
なにを目的にして、なにを諦めるか、なにを売りにするか、を考える必要があるんだと思った。
しかし、同時に考えすぎて踏み出せないのはいけない、と言う。
儲かるのは難しいかもしれないけど、やってみたいと思わせてくれた。
巻末には、実際にブックカフェを開店するには、のハウトゥーがあるのでかなりオススメ。