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黄色い改造ベンツにのって、伝説の投資家と彼の妻が、世界一周をする。行く先々で、投資家としてのジムの目線で、各国の評価をする。日本には世界から情報が一杯入ってきているが、これは本の一部。アメリカ人のジムも、アメリカが情報で閉鎖的であると考えている。実際に現地にいって見て、彼なりの判断をしているところがすごく新鮮でおもしろい。
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これは現代のイブン=バットゥータの三大陸周遊記だ。一個人が、誰に頼まれることもなく、何の義務を追うこともなく、ありがちな使命に導かれることもなく、自由に、あるがままの自分で、あるがままの世界を、「成功したアメリカ人」というフィルターを通して綴った世界一周の旅行記である。現代唯一の超大国の、最高水準の教育を受け、且つ経済界で成功した人間が、昔で言うところの馬、現代で言うところの「車」で、お金という制限なく、本当に自由に旅行しているのである。(行きたければ戦争中の国だって行く)。ある意味偏ったものの見方、つまり「成功したインテリのアメリカ人」の見方そのものが西暦2000年初頭の世界を投影している。学術書とは全く正反対の、可もあり不可もあるこれは「歴史的史料」なのである。何百年か後に残るものはどちらか?何百年か後に多くの人が読みたいのはどちらなのだろうか?後者に決まっている。オレは読みたい!21世紀初頭を知るための一級の史料となり得るんじゃなかろうか。だって、イブン=バットゥータの「三大陸周遊記」だって、驚くべき新鮮な偏見に満ちているのだから。
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バフェット、ソロスと並ぶ伝説の投資家ジム・ロジャースの3年にわたる妻との世界一周の旅行記。ジムの投資哲学、歴史や政治に対する考えが散りばめられた一冊。世界と人類の未来について思い描くものいいものです。
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著者のジム・ロジャーズは、自分の目で見て投資をすることを信条とする、“Ad”venture
Capitarlist(冒険投資家)。
投資先として魅力的な国を探し求めて、バイクで世界一周をしたことでギネスにも乗った人ですが、2回目の冒険にあたる今回は婚約者も一緒ということで、表紙の写真に写るベンツの改造車に乗って世界を一周しています。
なぜベンツなのか。
「ベンツであれば、ロードサービスがどこの国に行っても受けられる。
なぜなら、どこの国の政府高官、マフィアもベンツに乗っているから。」
フムフムですね。
一番興味深かったところとしては、ロシア、東欧地域に徹底的にダメ出ししているところ。
彼は、この本を書いていたころにはすでに「これからは商品(石油などの資源)市場の時代」と読んでいた男です。
そんな資源重視の第一線の投資家から見ても、(いくら資源が豊富とはいえ)政治的に腐敗しているロシアは投資対象としての魅力はないと、徹底的にダメ出ししています。
ロシア・東欧株を検討・保有している方は、リスク再認識のためにも是非ご一読を。
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2回目の世界一周の旅。
一回目はバイクだったが、今回は黄色いベンツ。
パートナーの女性が違う。
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地球の歩き方という言葉どおり、
そのまま「地」でいく冒険家です。
旅行記だけれど旅行じゃない。
地理や歴史の教科書みたいなところもあるし、
食べ物とお金をフィルターにして、真実を拾い集めた
壮大なノンフィクションです。
宗教や哲学や人類の英知にも話は及びますので
広い範囲の社会比較論です。
僕は大好きです。
何度読んでも飽きません。
僕もこういう風な方法で、自分の眼を確かにしてしきたいです。
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「投資」×「旅」の世界体験記はおもしろい。
冒頭のメルセデスのカブリオレを改造するシーンからワクワクさせられる。
もちろん日本にも寄ってますよ。
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こんなすごいことをしている人がいるんだ!という衝撃。
世界中を旅しながら、訪れた国々の経済状況を自分の目で確かめる姿勢。
私はこの本を読んでから、世界一周旅行に憧れるようになりました。
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危ないところへの旅は、何かが起きてしまったら、
必ず軽率だったとの謗りを受ける。
周りが非難をすることは簡単。
運が良いで終わるんじゃなくて、判断力と決断力で
リスクを下げるんだろうな。
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お金持ちなのに、自分からリスクのある冒険に出るってすごいなーと
思います。本を読んでいると、よくぞご無事で・・・と感じます。
金髪で若い奥さんと一緒に、内戦地域まで行っちゃうんですから、驚きです。
自分の知っているものにしか投資しないというのを、徹底しているのが
すごいと思いました。
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この本の前に「バイクで世界一周」を読んで、続編を読みたいと。
写真もたくさん入ってるし、婚約した女性とはどうなるのかも気になって今、読んでます。
何かの雑誌で勝間和代も進めてた。
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カリスマ投資家としてのポジショントークの前提はあるが、やはり説得力に脱帽。
旅行記・投資・社会学のいずれでも良書
前作であるバイク旅行も、冒険色が強く名著
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旅に出たくなる!
ただの冒険、旅もの以上に面白いのは、
やっぱり、それがジム・ロジャースだから。
彼ならではの投資家視点での国をきっていくのが、痛快で面白い。
夫婦で、世界投資旅行、したいなぁ☆
チュニジアいったとき、かなり投資価値あると思ったのよね。
ちょっと本格的に考えよう。
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【読み途中】
面白い!
この人の意見に共感。「他の旅行者がめったに目にすることなく、そこへ行って初めて見える、その場に立たなければわからない世界をみたかったのだ。」
ジョージソロスとヘッジファンドを経営し、大金持ゆえ大規模な「旅」を実現するところは凡人にはわかり得ないが、こういう視点を持たないと投資の世界では失敗するんだろうな。
リスクを冒して楽しむたびのはなし。、はじまり。
中国の歴史にも深い。
中国人は共産主義者と名乗るが、世界最高の資本主義者であると。
旅をする時に必要なものは、現地の人との交流とその国の息吹(文化、歴史)を感じ取ることだ。
中国、共産主義における宗教観。どの宗教も存在している。(迫害されず)
一方で西からのイスラム教の広がりを恐れてもいる。
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かつてクオンタムファンドで活躍したヘッジファンド共同経営者。現在はドル資産を全て売却し、娘に中国語で教育を受けさせる目的でシンガポールに移り住んでいます。私の最も信頼するストラテジストです。