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紙の本

ファンタジーとSFの名作60冊

2006/03/30 14:39

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 北村薫『ミステリ十二か月』に続く、大野隆司とのコラボによる読売新聞連載の名作案内、ファンタジー&SF編です。

 北村氏の姉妹編と同様、もともと子ども向けに書かれたものですが、採りあげられた作品はとても幅広いので、かなりのファンタジー&SFファンでも知らない作品に出会える可能性はありますし、すべて既読だったとしても、的確な粗筋に記憶を新たにうなずいたり、意外な指摘に驚きながら再読の思いを深めたりできることと思います。

 たとえば誰でも知ってる『アルジャーノンに花束を』。

「こうして、賢くなる手術を受けたチャーリイは、どんどんどんどん、頭がよくなってしまいます。/いや、なりすぎちゃったかもしれません。」

 最後の一言、何気ないのですがズバリ作品の本質をついている言葉だと思います。ずっとむかしに一度読んだきりだったのに、“ああ、そういう話だったよな”と、本を読んで感動したときのことを思い出してしまいました。あれはまさに「なりすぎちゃった」話でした。

 オーソン・ウェルズの奇才ばかりが言挙げされることの多い『宇宙戦争』ラジオ放送のエピソードですが、「それは第二次大戦が起こる直前のできごとでした。一般の人たちの不安な気持ちが、『まったくのウソ』のお話を『本当かも』として誤解させてしまったのかもしれませんね。」と、これまた実にサラリと本質を突きます。

 もともと子ども向けなので、短いけれど親切丁寧、眠っているファンタジー心をくすぐるツボを押さえた文章です。

 これまで苦手だったラヴクラフトや篠田節子も読み返してみようかな、という気にさせてくれる、とてもよい案内書でした。

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2008/03/06 18:11

投稿元:ブクログ

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