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虚構を虚構として提示し、虚構性の中にリアリティを持たせる技術は当代一。時にメタ構造で更に虚構性を強調する。当然「在り得ない」と云う意見、批判は通用しない。ブラックなシチュエイション・コメディーとして楽しみましょう。
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筒井の久しぶりのドタバタで懐かしいぞ。高齢者政策への憤りをぶちまけている。確かにその通り,お手盛りとも受け止められかねないことをやっているからね。しかし,筒井も山藤もシルバー世代に近づいているぞ。いずれは自分もだが。
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あの「敵」 に於いて老いの精神的崩壊を描いてから8年、それは「シルバー・バトル」へと昇華した。こんな形に持っていくなんて! 筒井康隆氏にしか出来ません。「ほいだらうけたか」などと叫んでしまう。
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筒井が送る、老人版バトルロワイヤル。久しぶりの筒井だったわけだが、なーんか物足りないんだよなあ。筒井のパワーって、こんなもんだっけ?面白いけど、やめられないとまらないの面白さではないな。ラストもおとなしいし。しかし、殺し合いの描き方は巧いなあ。笑えるけど笑えない描き方をしていて、そのおかげで妙なリアリティがある。ただ最初に映画「バトルロワイヤル」のフォーマットが俺にはあったから、そのせいで新鮮さを感じなくなっているのは確か。踏まえて裏切るくらいのことをして欲しい。
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以前中学生か何かが殺しあう話しがありましたが、それの老人版ではあります。老人同士に姥捨てを実践させた、これはさずがにあり得ない話しでしょうが、国と言うものは時に愚かな法律を作ったりしますから、0とは言えないですね。いつもの筒井康隆でしたが、僕は笑えませんでした。R指定です。相当のバイオレンスがあります。
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筒井節、爆発である。
ここでは本編とは関係のない批評を。
氏は断筆をやめて以降、いわゆる「差別語」を、使う必要がそれほど感じられないところでも使っているような気がする。出版社の根性を試すかのように。御大それはどうかな、と思うのだが。
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めっちゃおもしろかった!バトルロワイヤルならぬ、シルバーバトル!!本当に人間模様を書かせたら、筒井康隆は天才!読んだあと、おもしろいだけじゃなく「高齢化社会」について考えさせられる本です。
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06.5.22読 とっても残酷だけど、なんか笑えたり。笑っていいのかなあ、なんて思いながらも大爆笑。だって70歳以上の老人達が、最後の一人まで殺し合うストーリーですから。一人一人の描写、キャラが活きてます。うちの父も70過ぎてますから、複雑な思いもありました。しかし、著者本人が楽しんでくれたらいい、と言っていたので、あまり考えずに楽しんで読みました。
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増えすぎたご老人の始末に困った未来の日本で、70歳以上のご老人が地区ごとにバトルロワイヤル(シルバー・バトル)させられるお話。ドタバタエンターテイメントとしても最高にスリリングで笑えるし、実は社会風刺もきっちり盛り込んである。最後に1人残った主人公の後姿が物凄く切なかった。
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実はこれが筒井初体験。面白そうだと思い、図書館に予約したらなんと40人くらい待たされた。さすがツツイ。話は『バトル・ロワイヤル』の老人版で、一筋縄ではいかないジジババが大勢出てきた。私は非SF者で、不条理もメタも避けてきたが、これは面白かった。
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悲惨なのにユーモアがある。
グロかったりエグかったりも筒井さんならでは。ドッタンバッタンひっちゃかめっちゃか
そんな死体の散らかしようも筒井さんらしくて面白かった!
これ映画化して欲しい。
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老人相互処刑制度。本当に施行されないかなぁ、とちょっと思うのは俺だけではないはず。この設定のブラックさだけで購入。中身は・・・まぁまぁ。この設定で1冊本を書いて出版できるのがすごいとは思うけど。もっと中身どろどろしてくれてもよかったな(ぉ。譲渡済
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久しぶりに筒井を読んだ。相変わらず筒井だった。でも、視点の中心がやっぱり老人化している。あの筒井でさえも・・なんて当然のことだけどね。
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殺し合いの行為そのものでなく、感情の移ろいへ視点を当てているため、コンパクトに作品世界へのめりこめる。筒井どたばた世界も健在。ところどころのメタ表現が妙に新鮮だった。
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ちょっとサイアクだった
私的には。
バトルロワイヤルの二番煎じで、
でもそれだけって感じで
特に面白みを感じなかったんですが、、、