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「星の王子さま」の様々な文章をあげて、人生の孤独、死、人間の愚かさ、知識と言葉、資本主義社会における人間社会への批判、人間疎外、倫理、エロティシズム、美、相互承認(=絆)などを、著名な哲学者の論理を応用しながら、哲学的に分析した本です。
ここまで読み込むと、このサンテックスの本は、実に奥深い内容を持っていることに、今更に感嘆させられます。
「人は一人では生きてゆけない。しかしやっぱり人は一人なのだ。」
この二律背反する存在が、人間であるということを、サンテックスは悲しいまでに知っていたということを、著者は述べています。
とても興味深い本です。
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なんとなく読んでみようと思っただけだったのですが、読んでみるとなかなか面白くついつい読みふけてしまいました。
正直私は哲学についてそこまで興味があったわけではないのですが、この本はそんな私でも読んでいくことができました。
この本を読んでから「星の王子さま」をもう一度読み直してみるとまた違った印象を受けます。
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いやーおもしろかった。いろんなことにはっと気づかされ、涙を流してしまいました。特に友達のくだりは胸がいたい。大切なことを見失わないで、探し続けていきたいな。人間って悲しいしわからないことばかりだけど、おもしろい。
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初の哲学書で身構えていましたが、とてもわかりやすく、また楽しく読めました。「星の王子さま」自体は簡単にしか読んだことがなくていつかちゃんと読もうと思いつつ、ずるずる引き延ばしにしていたので今年こそはちゃんと買おうと思います。星の王子さまで哲学を学べるなんて、なんて素敵だと思いました。
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とてもいい。
多くの言葉をつかってこのいまの思いを伝えようとしても、どんどんなにか大切なものがこぼれ落ちてしまう気がするから。このありきたりな一言でどうかお許しを。
星の王子さまをもう一度きちんと読み直しなくなりました。
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サン=テグジュペリの名作『星の王子さま』―この童話には、汲めども尽きせぬ叡智が隠されています。だからこそこの作品は、大人も含め、世界中の多くの読者に愛されているのでしょう。本書のもくろみは、この『星の王子さま』を哲学書として読む、ということです。本書はいわば、「文芸批評」というスタイルをとった「哲学入門」なのです。
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とても面白かったです。哲学は、机上の空論などではなく、私たちの仕事や生活、人間のあらゆる活動に直結する、根っこにあたる学問なのだということがよく分かりました。