紙の本
憂鬱な月曜日の気付けにオススメの一冊
2006/02/27 19:48
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：はて奈 - この投稿者のレビュー一覧を見る
強烈なペンネームを裏切らない内容です。実際に購入した火星の土地、有名ブランドの携帯ストラップ、ロイヤルファミリーへの憧れ、擬似結婚式・・・。２００３年から２００５年の毎月の実際の消費を“不幸な消費”と“幸福な消費”に、二分して分析。トイレの芳香剤に（実は）上質なラベンダーティを使ったかのような清清しさを覚える一冊です。
紙の本
スローフードの次はスローショッピング
2006/08/16 19:33
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：パプリカ - この投稿者のレビュー一覧を見る
古今東西を問わず、世の女性たちの多くが振り回されている欲求の一つが「買い物欲」（かい・ぶつよく、ではなく、かいもの・よく）ですが、その「買い物欲」を上手に飼い馴らしているようにすら見える彼女の買い物エッセイ。
普通の人なら生々しくなってしまいそうな買い物が素敵な消費活動に大変身します（というより、催眠誘導CDとか『宇宙人大図鑑』とか、普通そんなもの買わないよってものも多数アリ）。
ここまで来ると立派な芸です。
カヒミ・カリィの美貌に憧れてロングヘアのカツラを買ったり、どろだんご作りキットでどろだんごを作りつつ、そのだんごにお肌スベスベ効果があるのに気付いて肌をこすったり。
果ては女性にとっての最大の買い物といえる「結婚式」まで疑似体験してしまいます。
言葉遣いは非常に丁寧なのに意外と毒舌で、すべての買い物が「幸福な消費」と「不幸な消費」に分けられるところは、単純明快で笑えます。
ヘタウマ（というよりヘタ）なイラストもエッセイに花を添えていて○（マル）。
文中、スローライフに憧れる一面も垣間見せますが、『すーちゃん』の益田ミリにしても彼女にしても、やはり雑誌『クウネル』的生活は「負け犬」たちの桃源郷、シャングリラなのでしょうか。
彼女が実践している「買い物」の数々も十分スローライフしていると思うのですが。
スローフードが注目されている今、次に脚光を浴びるのはスローショッピングなのかもしれません。
と言いつつ、このカバー写真が恥ずかしくて書店で買わずにネットで入手した私は、スローショッピングには程遠いようです（ちなみに著者は紀宮様の大ファンだそうです）。
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そうそう、やっぱ買い物にも「いい買い物」と「よくない買い物」があるよねー。
意外と辛酸なめ子の行動範囲がワタシとかぶっていてドキっとした。
辛酸なめ子の清潔感のある下ネタが好きです。
これは女子校出身独自なのかもしれない。
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「抱腹絶倒とはこのことか！」といった感じで終止笑わせていただきました！
行動は大胆なのに身に起こった（と思ってる）たたりにはビクビクし、何かあるとスピリチュアルなショップへ行くなめ子さん。
この『消費セラピー』というタイトルも秀逸。
それは冒頭の「消費（満足いくものを購入する）で自分が幸せになれたら優しい気持ちでまわりに接することが出来る＝世の中の為なのでは」というような言葉に表れているけれど、これって『自分への言い訳』ってだけでしょうか？
笑いのなかにも時々垣間見えるするどい観察眼で、今のこの時代に漂っている「お金のことを考えるのは悪いこと」という考えをやんわり否定している気さえする。
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新しい切り口、語り口、面白かった。著者について、辛酸なめ子って変な名前の人がいるなぁというくらいの認識しかなかったんだけど、見る目変わりました。私の好みです。丁寧な口調で毒を吐きつつ、気持ちの持っていきどころを作る。消費セラピーは、著者が身銭を切って買い物をし良かった・悪かったもの２点を取り上げ書いている。面白い。こんなモノ売っているんだ、そして買う人がいるんだという驚きが沢山ある。宇宙人図鑑とか。どこで売ってるんだ。余談だけど、著者は本当にサーやに似ている。もう笑えるほど。
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現代社会において消費は、一種のストレス発散になっています。それを消費セラピーとうたい、癒され度を独自の視点でなめ子女史が紹介してくれます。最後に、皇室ファンである著者が、最大のアイドル・サアヤのご成婚を、コスプレ姿でレポートしてくれます。その姿は、一種神々しいものが…。もう私は、なめ子の毒にやられてきているのかも…。
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流石、辛酸なめ子!!
もちろんいつもの辛口も味わえて、かつ結婚とか皇室関係のニュースすら『消費』とみるそのセンスはやっばりスゴい。
切り口が良すぎ。
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これは五つ星です。
紀宮さまの御成婚のくだり、失笑です。
趣味嗜好を同じくする人に、ぜひ読んでいただきたい。
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頭がさがる探究心!!
皮肉たっぷりな冷静な視点と、皇室やセレブリティに対する強い憧れと正と負のイメージが混合されていて面白い。
庶民派のなめ子さんに思わずシンクロしてしまう。自虐っぷりも容赦ないです。
この視点の鋭さはあこがれる〜！！
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辛酸なめこさん面白いですね。
気になってたのにずっとスルーしてたけど、もっと早く買えばよかった。
変に丁寧な口調とか、意外な行動力とか…なんだか好きになっちゃいました。
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借りた所：川崎市図書館
借りた日：2007/09/24-2007/10/13
読んだ日：2007/09/24-2007/10/13
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080513(a 080729)
090119(n 090321)
091110(a 100101)
100413(a 100605)
100512(a 100917)
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無駄遣いを面白可笑しく綴る消費エッセイ。軽く何か読みたいときにオススメ。辛酸なめ子の着眼点と毒具合に憧れる。そしてホント元皇族の清子様に似てるねえ。
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思った以上に良かった。
一割はかなり欲しいと思った。
精進料理の悟りには、玄米菜食の環境下にいる私には目からうろこ。
この人の視点はやはりあなどれない。
他人の姓のハンコには脱帽です。そこまで好きなんや、サーヤ。
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こういう文章を書けるようになりたいなぁ。
サクサク一気に読んでしまった。
買い物をする事で得られる快感を肯定すると同時に、物質的欲望では満たされなさと…って、なんか難しく評論しようと思ったけど、私には無理だ。
日々の買ったものに関するエッセイ。
火星の土地を買ったり面白いです。
