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日常の謎ときモノとしてなかなか面白かった。少し暗いテーマに焦点をおいてるけど、とても読みやすくて面白かった。文庫が出たら次ぎも買いたい。
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僕、坂木司には一風変わった友人がいる。自称ひきこもりの鳥井真一だ。複雑な生い立ちから心を閉ざしがちな彼を外の世界に連れ出そうと、僕は日夜頑張っている。料理が趣味の鳥井の食卓で、僕は身近に起こった様々な謎を問いかける。鋭い観察眼を持つ鳥井は、どんな真実を描き出すのか。謎を解き、人と出会うことによってもたらされる二人の成長を描いた感動の著者デビュー作。 ※「鳥井」が私好み。全体的に爽やかな印象で読みやすい。話の展開や表現が「ちょっとベタで拙いかな」と思う部分と、凄く「深いなぁ」と思える部分の両方を合わせ持つ感じがした。賛否両論がありそうですが、私は好き。
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ひきこもり探偵。友達の精神状態にシンクロして泣いてしまうところがいい。心優しい名探偵って最近の流行かも
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うーん、うーん。
ひきこもり探偵と言うあおりだったので買ってみたものの。
なんか、ほかほかしてるなぁ・・・・ちょっと、非現実的すぎるかなぁ・・・・いいけどね、別に。
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3部作の一作目らしい。一応、「日常の謎」モノ。正直、なんだかな、という感じ。
でも、心のキレイな十代くらいに読んだら、間違って感動したかも。内容がものすごくつまらないというわけではないけど、主人公のキャラクタが受け入れられないせいか、読んでいる間中、あまりにも居心地が悪かった。主人公は成人男性なのに、視点や感じ方がどこか少女くさいというか、独白めいた文章があまりにも少女趣味で、少女向け小説かと思った。
「ひきこもりの探偵」というのに興味を持って読んだのだけど、
ああいう人は「ひきこもり」とは言いません。でも、あの生活スタイルはうらやましい。しかし、何の予備知識もなく読んだら、坂木君と鳥井君の共依存関係には普通の人はドン引きじゃなかろうか。
言いたいことはわかるのだけれど、青臭い正義と作者の価値観を押し付けられている感じがするのもちょっとな、という感じ。
文章力、というか、ストーリーテリングの技術がまだまだなのかも。
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現実ではほとんどありえない御伽噺のような理想に近い人間観と、その反対側にある隠し切れない性としてのどうしよもないエゴイズムを書いた作品です。人によってはその二つ以上の意味で、作品の砂を吐く甘さを居心地悪く思う人が居るかもしれません。推理小説としては異作で少女向けの文庫の方がしっくり来る内容だと私は思います。ただそれは悪い意味ではなく、こういう作品のニーズがあるということはやはり癒しは誰でも必要なのだなぁとかんじさせます。読みやすいことは必須。頭を休める娯楽作だと思います。たぶん作者は繊細な女性ではないでしょか。読後ほんわかしますね。ちょっとつかれていて、人間の子供のような純粋さをフィクションでもいい触れてみたいと思う人にはぜひお勧めです。
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ひきこもりシリーズ第一弾。
推理も面白いけど、それ以上に人間関係うんぬんについても楽しめる。
本の世界だけでなく、今の自分の胸にも問いかけられたミステリー小説。
ひきこもりシリーズなんて、一見どよーんと暗そうだけど、そんなことはないです。まー、特別明るいわけではないですけど、ね。
落ち着いて読める。読み終えたあと、読んでよかったと思えた。
私はこういう感じが好きです。
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ひきこもり探偵という特殊さにひかれて読んでみたが、結構当たりであった。世の中のことをちょっと考えさせられる。
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ひきこもりの親友が主人公の話す日常の事件を解決するというのが大体の設定です。私はこれを読んでいて電車の中で苦笑があふれ出してきて困りました。結構露骨に考えてしまいます、親友以上恋人未満の関係を。私には手のかかる親友がいないせいと思いますが、なんだかちょっとむず痒い。事件もあまり大したことないです(そんなこともないですが)。一つの物語に必ずテーマがあって読み終わった後に考えさせられる話ではあります。
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帯に「名探偵は引きこもり」とあったので何気に購入。読んでみると起る事件はたいしたことはないのですが・・・ココロを「僕、坂木」にしか開かない鳥居を外の世界に連れ出し社会復帰?させたいと願いつつ、この普通でない友人が外の世界で自分を頼りにしてくれなくなったら寂しい・・・というジレンマが微妙にココロに残る作品。
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ひきこもり探偵シリーズの第一弾。日常のささいな謎と、登場人物への温かなまなざしがとても心地いいミステリ。
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ひきこもりの鳥井と友人坂木が出会うちょっとした謎を解く連作短編集。鳥井のちょっと奇矯なキャラクターや彼に強く魅かれている坂木、人の哀しみや柔らかさ、優しさなどがファンタジックなほどきらきら。はめられてるなあと思いながらも心の脆い部分をぎゅうっとやられてしまう美しさがあります。
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“引きこもり探偵シリーズ”第1弾。
実は先にシリーズ第2弾の『子羊の巣』を装丁(文庫版)に惹かれて買いました。
時々「びっ微妙・・・」と思う場面もありましたが、出てくる登場人物達が皆、良い味出してます。
ミステリーと言うよりファンタジーっぽいかな。人によっては「温い!」とバッサリ切って捨てられそうですが、私は好きです。
シリーズラストの『動物園の鳥』が未読なので、今から楽しみです。
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個人的には苦手な話だった。ホームズ訳の鳥居真一とワトスンな主人公坂木司。依存しあっている二人の男の姿は、男性読者には特に苦手かも。
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名探偵はひきこもり、このフレーズに惹かれて読んだ本。今私の中で一番大好きな小説となっています。鳥井くんと坂木くんの関係がうらやましい。