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人生に一回は読むべきだと思った。最近面白い本は沢山出てきているものの魂にまで響くようなのはあまりない。この本の素晴らしいところは主人公に乗り移れるような気分を味わせてくれることだ。
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サウンド・オブ・サンダーというB級映画を見て、原作に興味を持ったため購入したレイ・ブラッドベリのSF短編集。
映画のハチャメチャさはあっちへ置いといて、原作はしとやかに静かな恐怖を描いている。表題作の太陽の黄金の林檎、霧笛、雷鳴の轟く音あたりがおすすめ。
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私が持っているのは東京創元社の版だけど、今はもう無いのかな。
これに収録されている「霧笛」が好きすぎてどうしようかと思うくらい。
灯台の霧笛の姿や音を仲間だと思って、海底からやってくる生物の切なさや悲しみを描いた短編です。
自分以外に「仲間」がいない世界というのはどういったものなんだろうかと思う。
短編集なのであっさり読めるし、他の作品もSFというか、足先からぞわりと湧き上がる感じがあって、好きな人には堪らないと思う。
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今月はレイ・ブラッドベリを読み返そうと思ってます。
過去と未来が交錯しています。便利な時代に生まれた私たちにとって、得たものと失ったものではどちらが大きいのか考えてしまいます。
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霧笛;The Fog Horn(1953年?、米)。
百万年の孤独。二度と帰らぬ者を待つということ。家族と共にあることが幸運だったと感じられるような物語。愛する者が傍にいる幸せを噛みしめる。別れは、いつか必ず訪れるからこそ。
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読んだのは昔のハヤカワ文庫だけど。
そこはかとなく余韻の残る作品が多いような気がする。
雰囲気のある挿画がいい。
今の版でもあるのかな?
(2009年05月07日読了)
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短編集。
一番最初に収められている
「霧笛」のためにこの本はある、といっても過言ではない。
(私にとって)
小笠原豊樹の「霧笛」と出会えてよかった。
そう思える、宝物のような1冊。
(私にとってね)
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ブラッドベリの短編の美しさはやはり尋常でないという感じ。「霧笛」や「太陽の金の林檎」を読みながら思い浮かべた情景は一生忘れないだろうな。
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巨匠の短編集 再び
前回と比較すると駄作が満載の本作。
メインは表題作「太陽の黄金の林檎」と「サウンド・オブ・サンダー」。後者は、あのB級映画の源作だ。
全部で22ある短編はそれぞれがかなり短いので通勤電車にぴったり。
その証拠に今回の文庫版はていねいな帯がついている。帯だけでも楽しい絵だね。
作品は次の通り。
霧笛、歩行者、四月の魔女、荒野、鉢の底の果物、目に見えぬ少年、空飛ぶ機械、人殺し、金の凧・銀の風、二度とみえない、ぬいとり、黒白対抗戦、サウンド・オブ・サンダー、山のあなたに、発電所、夜の出来事、日と影、草地、ごみ屋、大火事、歓迎と別離、太陽の黄金の林檎
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中学校の教科書にあった『霧笛』をもう一度読みたくて購入。
当時も妙に心に残ったが、今読むとまた違った感動がある。
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一日で読了。
一つ一つのお話の余韻に浸っていたい。
でも早く次のお話が読みたい。
それの繰り返し。
ずっと味わって、噛みしめていたい。
無くなってしまうのが惜しい。
フォアグラの様な濃厚な1冊。
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2006/3/31
3月公開の映画 「サウンド・オブ・サンダー」
原作は私の好きなSF作家 レイ・ブラッドベリの 「太陽の黄金のりんご」
の中の短編 「A Sound of Thunder 」 (『いかずちの音』)
わずか20ページの短編が 映画ではどんな風に展開していくのか・・・
⇒ http://sea.ap.teacup.com/applet/pasobo/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%83u%83%89%83b%83h%83x%83%8A&x=27&y=7&inside=1 〜 Myあれこれブログ:レイ・ブラッドベリ
内容(「BOOK」データベースより)
冷えきった地球を救うために太陽から“火”をもち帰ろうとする宇宙船を描いた表題作「太陽の黄金の林檎」。
灯台の霧笛の音を仲間の声だと思い、毎年海の底から現われる古代生物の悲哀をつづった「霧笛」。
タイム・トラベルがはらむ危険性を鋭く衝いた「サウンド・オブ・サンダー(雷のような音)」
など、SFの叙情詩人と呼ばれる巨匠の幻想と詩情にあふれる短篇集。
ジョゼフ・ムニャーニによる幻想的なイラストも収録。
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ハヤカワ文庫NVだから文句は言えないが、SFと言えるのは「霧笛」「歩行者」「荒野」「人殺し」「ぬいとり」「サウンド・オブ・サンダー」「ごみ屋」「太陽の黄金の林檎」ぐらい。他はファンタジーや寓話、アメリカ文学という気がした。
ミステリやSFやホラーばかり読んでいる身で、アメリカ文学を語る任に耐えないけれど、パリッシュやワイエスの絵画に感じるアメリカの陰翳を「二度とみえない」「山のあなたに」「夜の出来事」に垣間みた。
「四月の魔女」は、萩尾望都ならどうマンガ化するだろう、と構図やコマ割りを妄想しつつ楽しんだ。