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詩のような短文と、見ているだけで惹き込まれそうな写真に自然のあるがままの美しさみたいなものを感じたり。
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永遠という時の中で流れるアラスカの森の物語は、私達の一生では計れないスケールで少しづつ変化している。
そこに住む植物や動物・・・人間をも優しく包みながら。
「今全盛のトウヒの森は、自ら不都合な土壌をつくりあげながら、
次の森の時代をゆっくりとツガに明け渡そうとしているのである。
振り返れば、それは遙かな昔、ハンノキがトウヒにしてあげたことなのだ。」
森は自らの身をもって、他者に寛容であることを訴えかけているのかも知れないと思った。
この『Michio's Northern Dreams』シリーズは、
星野氏の他の著作『ノーザンライツ』や『旅をする木』などを再編集したもののようですが、
改めてそちらの著作も読んでみたいと思います。
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星野道夫さんの画像とエッセイ。自分は、それほど旅をしているわけではないのだが、どういうわけか、無条件で共感できる。「人間には、二つの大切な自然がある。日々の暮らしの中でかかわる身近な自然、そしてもう一つは、訪れることのない自然である。ただそこに在るという意識を持てるだけで、私たちに想像力という豊かさを与えてくれる。」私にとっての「もう一つの自然は、タイであり、沖縄であり、イロコイ連邦やホピの里である。そういう場所を持つことができたことに、心の底からの幸せを感じている。