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小山政彦著「こうすればあなたの会社は100年存続できる」実業之日本社(2006)
* トレンドを連れてくるファッズ(予兆)を見逃すな。日々の生活やビジネスで接する様々な事象から一定の法則を書き留めるようにしている。
* 誰とでも目線は並行にしてはなすこと。仕事であれプライベートであれ、相手が誰でもすべて目線は並行で話さなければ時流を把握することはできません。
* 近未来を世族するうえでのキーワードは「日本回帰」と「和の文化」だと思っている。
* 品質を一定に保つことこそ一流の証である。世の中には100年存続している老舗がたくさんあります。こうした老舗は経営的には成り立っています。しかし、同じ老舗でも一流とそうでないところには歴然とした差があるのです。
* 最下限価格の商品は、実はより高価な商品の売上にも大きな影響を及ぼすのです。その理由は最下限価格の客筋をみれば簡単にわかります。その客筋は可処分所得が少ないから買っている人か、初めて来店したのでとりあえず安いものを買ってみようというひとのいずれかです。最下限価格の品質をあげるということはリピーターを増やしてマーケットシェアを高める上で大切です。トヨタの強さはカローラです。すそのカテゴリーの商品開発に最も高いコストを投じているところにあります。だからこそ消費者は、カローラクラスでもここまで気をつかっているのならいつかはクラウンに乗りたいと思うのです。
* 老舗といえども、お客様の嗜好や時流の変化に適応する柔軟性を持ち続けるべきです。
* 一般的な考え方では、ボーナスや配当を投資とはいいませんが、私はこれも一種の投資だと考えています。彼らの将来のモチベーションに対して投資を行うという観点からなのです。