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ずっとママといっしょがいいの! みんなのレビュー
- ヒド・ファン・ヘネヒテン (さく), のざか えつこ (やく)
- 税込価格:1,430円(13pt)
- 出版社:主婦の友社
- 発行年月:2006.3
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絵本
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紙の本
ひとつの通過点として。
2009/07/12 13:56
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:wildflower - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者ヒド・ファオン・ヘネヒテン(Guido van Genechten)さんは
ベルギーの絵本作家で20ちかくの言語に訳されるほど
ヨーロッパやアジア各国で人気らしい。
わたしが知らなかっただけで
昨年も来日してワークショップをされるなど
日本でも実は有名な男性作家だった。
リッキというウサギちゃんのシリーズが大人気。
ところでこっちはちょっと感じがかわって
カンガルーのお母さんと子どものお話。
著者48歳のときに原著が、翌年に訳本が出ている。
かなり大きくなったというのに
いつまでも、居心地のよいお母さんの袋のなかにいようと
がんばっている娘ベビルー。
よのなかの広さと多彩さを
お母さんは一緒にでかけて、たくさんみせてまわる。
サルもキリンも、鳥たちもきれいで
いきいきしていて素敵……。
それはそうだけど……でもベビルーはNO!
だって、お母さんのそばがいいんですもの。
……ここまでだったら
そうだよね、と思ってすんなり読めるところ。
異色だったのはここからで
その「自立しない」ことそのものに
困ってくたびれてしまうお母さんが描かれる。
だいたい絵本で描かれる「お母さん」は
無償に包み込む愛のように
または
友だちみたいな目線の先輩のお姉さんのように
描かれてきたという印象があったのだけれど
子どもが親からいつまでも自立していかないことを
ここまでリアルに描いている作品には
初めて出逢ったと思う。すごく斬新に感じた。
そして意表をつかれたのだけれど
なぜか惹かれた。
ほんとうは
子ばなれも親ばなれも
いつかは必要な大事なテーマだけれど
絵本では話題になりにくいと思う。
きっとそれは絵本を読んでもらうような
温かい親子のあいだに
別れとか変化とかをもたらしてしまうから。
それはどこか望ましいけどやっぱりちょっと辛いから
なるべくなら、先であってもほしいこと。
子どもが膝にのって絵本を読んで、と
頼んでくるような時期に
ちょっとなじみにくいことだからかもしれない。
あたたかくて優しいお母さんfor everのほうが
一般的に受けいれられやすい気がする。
いまはまったりと子どもと一緒に読んで楽しんでいる。
けれど、いつか
お母さん自身もまた、子どもが手を離れたら
自分の人生を生きていくのですよ、と
それはひとつの通過点として
喜ばしいことなのですよと
著者に優しく諭されているようで
はっとさせられた。
紙の本
宝物です
2018/11/27 16:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ななし - この投稿者のレビュー一覧を見る
我が家もルーと同じように母親にベッタリ甘えんぼなので、リンクしてこの絵本を購入しました。とっても素晴らしい絵本です。久しぶりに出会いました。子供も何回も何回も読んでとせがむくらいに気に入っています。再販して欲しいです。色んなお子さんに読んで欲しい絵本です!
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