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和音の遼太郎に対するいじらしさが存分に発揮されている。というか、遼太郎にぶすぎ(苦笑)
クリスティーナ=元男性
レギーネ=クリスティーナの身体の持ち主(の魂)
で二人は恋人同士、というのはほぼ確定っぽい。
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やっぱおもろい
巻が進むうちにどんどん面白くなってる
あんな薄っぺらいなかに、よくあんなに纏まるよな・・
でも、最後の悪役の死に方が嫌だった
綺麗に書きたかったんだけど、綺麗に書けてない感じ
あと、そろそろ主人公の家族の説明をしてくれ
気になる
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2009/02/08読了。
美弥子さん…可愛い。和音ちゃんも可愛い。ジンジャーも可愛い。
しかし、今回一番可愛かったのは、吸血鬼に血を吸われて、半ヴァンパイア化したエロス全快の和音じゃない。
美弥子さんである。
みんなが、ヴァンパイア退治に奔走するなか、自分の無力さをかみしめて自ら「守られた」家に残ると言い、なおかつ幼いシシィの怯えをなだめるという「役目」を発見する。
無力さに安穏とし諦めるのでもなく、向こう見ずに飛び出して足を引っ張るわけでも無く。
自分の力と、最大限できる役目を誰に言われるまでもなく自ら発見するその行動は、気持ちよく、誇り高く、自律的なものだった。
頭の悪くて、自分の実力をわきまえずピンチを呼び込むヒロインという造形は、ヒーローの活躍のお膳立てのためには、都合の良いものであるかもしれないが。
そういう、以前のヒロイン像を超えた、気持ちの良いツンデレヒロインである。
さすが、新時代の女性。
なかなか、こうは行動できないものだ。
五代ゆうの真骨頂、世界観と設定の開示は少しづつ進んでいるが、まだまだまえふり段階である。
クリスティーナが「聖なる血」(セイクリッド・ブラッド)とよばれていることと、さまよえるユダヤ人が出てきたことや、「十字架の御方」という言葉からすると、
クリスティーナはその名の通り、その血統ということになるのかもしれない。
って、まんまダヴィンチコードだけれども。
クリスティーナが「彼女」になった理由も開示されていないので今後に期待である。
いつもながら情景描写は格段に美しい。
眠りの粉がまかれ、ロンドン中が眠りに沈むシーンは、ほとんどディズニーのような雰囲気がただよう。
五代ゆうの文章だと、頭に浮かぶ映像の、「作り手」さえその風景にあわせてどんどんと入れ替わるようである。