紙の本
ワンパターンの言い訳にうんざり!!げっそり!!
2006/05/30 18:59
15人中、11人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「男たちは壊れ始めているのではないかという感じがする」「こうした加害者意識の無い加害者たちの意識を“男性問題”として俎上に挙げない限り問題の本質は見えてこないだろう」そうよ。当然、男が加害者であれば男性問題なのです。
加害者はまず、訴えられるほど相手の女性が傷ついたり、怒りを感じているということが理解できない。相談員に説明を受けたあとでも、「その程度のこと」「目をかけてやったのに」「被害者意識が強い女」「派遣は水商売のような客あしらいが上手にできる人たち」「いやよいやよも好きなうち」。まったく、同じ仕事場の女性に対してこんなふうに捉えているのかと思うとげっそり。
げっそりしたい人、あほな男の見本を見たい方は是非お読みください。
セクハラ男性の特徴は4点。①公私混同。女性側が「仕事の話があるからと誘われたので断れなかった」と言っているのに、加害者は「さぁ、そんなふうに言ったわけでも・・・」と実にあいまい。時には「いくらでも代わりはいる」の脅しもあるため、女性側はなんとか穏便にとお断りを伝えているのに、「彼女が望んでいることは雰囲気でわかった」。②自分勝手な妄想。「他者への共感能力の欠如」。そして、訴えられたことに対して反省するどころか、相手の女性の悪口を連発。(盗人猛々しい)③女性への攻撃性。そして、最後に④逃げる。まぁ、専務やら弁護士が代わりにご苦労さんです。自分で責任取れよ!!
政治家や官僚もそうだよねぇ。日本の借金、あれだけの金額、どうやってこさえたのさ。公私混同が一杯あるねぇ。天下りとかも。「愛国心」を持ち出すって言うのも、セクハラっぽい。「靖国問題」も他国との関係を視野に入れてない。自分勝手な妄想が相当入っているんじゃないかなぁ?女性へのバッシングは石原氏の得意技。「改革」なんて叫ぶのも、自分の失敗を棚に上げるためによそへ転嫁目的の攻撃だったよね。そして無責任。逃げる。政治家や官僚はこの4点、しっかりお持ちですわぁ。
ジェンダーバイヤスフリー。ゆがんだ性差とでも言うのかな。それに捕らわれないで生きましょう!!という呼びかけなんだけど、セクハラ男性は、ゆがみきってますなぁ。下駄を履かせてもらっていた時代には、権力をかさに来て、知らん振りできたのに、今は呼び出されて、言い訳をしなくてはならない。仕事場でもリストラ大流行りだから、あっさり首になったり、お連れ合いさんにばれて離婚されたり、まぁ、散々でお気の毒。でも、その前に被害者はもっと大変だったんだから、自業自得よ。
「ここに来て男達の価値が急速に下落しているように見えるのは、単に男性優遇処置の有効期限が切れ、正当な価値評価がはじまったに過ぎないのだ」「もう一方で気になるのは、すでに触れてきたように自らの抱え込んだ喪失感を他者に転嫁して強引に埋め合わせを求めたり、または弱者に怒りを向けたりすることで、自らの崩壊を食い止めようとする動きである」「まさにこうしたあがきや自分への苛立ちが、最近の自己本位な性犯罪の多発化や、社会的に地位や立場を忘れた痴漢行為やセクハラへの暴走、逸脱のスプリングボードとなっているとは言えないだろうか」一見、関係ないようだけれど、人質三人に対するバッシングも、子どもが被害者の殺人事件もみんな同じ根っこから来ている。格差社会になれば、ますます心に余裕がなくなるけれど、人間として優しさを失わずに生きていく事が大事なんじゃないかな。男性のみなさん、下駄をはかずに素足でのお付き合い。いいもんだよ。
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セクハラする男の頭の中がこれでもかっと出てきて恐ろしい。
身勝手な言い分に震撼。
こういう人格的におかしい人が権力を持つと不幸が起きるんだと思う。
でも話すのも苦痛であろうこの男たちと渡り合い、被害者のために働いてくれる男もいるのも事実。
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これを書かれている方は、男性の方です。男性の方、一度くらい読まれて見てはどうでしょうか(笑)。この本にも書かれていますが、セクハラをする男性、しない男性がこの世の中には確かにいますから。
男性が壊れてきているというのは、なんとなく実感しました。
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もしかしたら、自分だっていつセクハラをしてしまうかもしれないと、どきどきしちゃう位に壊れて行く過程が書かれています。先日、冤罪であった事が認められた電車での痴漢をしたとされてた男性がいましたが、どこまでがセクハラというのも難しい問題です。
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06.5.26 セクハラって、許せません。私が共感したのは、この問題は女性問題ではなく『男性問題』として位置づけていたことです。今まで下駄を履かせてもらっていた男性が、ついに地面に足をおろした。やっと自分の身の丈がわかり、でもそれを受け入れることができない男達。でも、これは時間の問題。もう後戻りはできません。学校教育でもどんどんやるべきだと思いました。
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あ〜なるほど!!せやからセクハラは起こるんや!!って考えさせられる本です。この本の副題は「‐セクハラはなぜ繰り返されるのか‐」です。セクハラ関連のニュースはよくテレビや新聞で目にしますが、そのメカニズムは知られてなかった!というよりも知られようとしてこなかったように思います。この本ではセクハラが起こるメカニズム・心理等を実際に起こったセクハラ事件を紹介しながら分析しています。
色々なパターンで行われるセクハラ…そしてそのような行為に及んでしまった男性の心理状態を理解することができる作品です。要するに今までの男性中心社会の考え方では駄目だということです。っというか僕は絶対にセクハラするような社会人にはなりたくないので、この本読んで心を引き締めて行きたいと思います!!また、これからのセクハラは女性側が加害者になりうる可能性が今よりも大きくなる時代らしいですよw
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すごい、いい本。なるほどそういうことなのか、ととてもよくわかる。やっぱ、男性をやってないとわからないこともある。(ていうか、これは、男性をやってるためにわからないことがある人たち、のお話だけれども)。問題は、女性が読むと、二次被害的なつらさがあるということ。ちゃんとした人間ではない別のもの、ものいう家畜、みたいな扱いを繰り返しされているようなもんだからね。派遣社員、というカテゴリが、一部の男性からは非常に「性的存在」として(たぶん仕事の技能なんかどうでもいい)見られていて、採用はそのため、みたいなことも多々ある、というのもわかった。やっぱバイトか正社員だな。派遣はやめよう。
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【目的】
【引用】
【感じたこと】
誰もが加害者になりうるセクハラ。男側の勝手な妄想が原因とされるが・・・。
【学んだこと】
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ん~。。。
セクハラをする男は最近男が壊れてきて増えてきたということらしいです。
ストーカーも同じですが、確かに壊れているとは思いますが、では原因は何なのでしょうね。行政の労働相談窓口で経験した現状報告という感じの本です。読んでいて気分が悪くなるほどの壊れた男たち。こういう大人をつくらないために、子育てではどんなことに注意したらよいのか考えさせられました。
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何故人の嫌がることを奴らは平気でできるのかを理解まで行かなくとも本音を知りたく本書を手に取りました。……結果、やっぱり拒否サインを勝手な思い込みでOKと読み違えてることが原因だと理解。だから向こうはあんなに被害者面してたのか……。。。男性の方の感想を是非伺いたいですね。
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岩波新書恐るべし。涙まで流してしまった。セクハラ男性の悩み相談員兼ルポライターが書いている。本当に男性は社会に壊されたのかもしれないと思うと悲しい。まさしく壊れている。
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適当に手にとったこの一冊…
実際の相談事件が中心でリアリティーがかなりあった
ホントにこんな勘違い男いるの?と思ってしまうほどだった
概して言えば、男は放埒でいいという考え方が根本であって、そこから間違った男らしさを作り出している、ということを思って見たり
あと自分の立場、上司と部下の関係などを自覚できないのはこんなことを招き得るのかということを思ったなー
何かと勉強になった
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[ 内容 ]
「合意だったはず」「自然のなりゆきで」―告発されて「加害者」となった男性たちは、事態を理解できず、相変わらずの言い訳を口にすると茫然と立ち尽くす。
彼らはなぜ自らの加害性に無自覚なのだろうか。
相談現場で接した多くの当事者の声を通して、「セクハラをする男たち」の意識のありようを探るノンフィクション。
[ 目次 ]
第1章 「女性相談窓口」に現れる男たち(男たちが「女性相談窓口」に;労働相談にも“男性問題” ほか)
第2章 男たちのエクスキューズ―「魔が差した」というウソ(訴えられるはずがない;「大人の女」にかける願望 ほか)
第3章 引き裂かれた性(妻には知られたくない;夫の見せた別の顔 ほか)
第4章 男が壊れる(セクハラを“する男”と“しない男”;暴走のスプリングボード)
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
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セクハラという言葉が有名になって約20年。なぜセクハラが無くならないのかと言う疑問に対して、加害者心理から切り込んだ本。
「これは本当に実話なのか」と疑いたくなるほど、気分が悪くなるエピソードが充実している。
加害者に焦点を当てているのだから、彼らの言い訳や自己弁護が多く見られるわけで、当然といえば当然の話。頭では理解できている。しかし、それにしたってあんまりだと憤りたくなる話が満載。
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セクハラの加害者インタビューを含んだルポ。よくもまあこんなひどいことを女性にするものだ、というのが外野の意見だけれど、自分も男である以上女性にとって不快なことを言ったりしたりしてしまう可能性は常にあるということを忘れてはならないだろう。
それに、自分の愛する女性がセクハラに遭う可能性だって十分にあるわけで、想像しただけでもぞっとする。どうして男性は性衝動を抑えられないのか。