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「企業戦略の最大の敵は、組織内部の政治性である」。頭の良い人達で構成される大企業がなぜ赤字になるのか、単純に考えればおかしいことです。その原因は人にあり、それをいかに変えていったのか?実話に基づき、さまざま教訓がちりばめられいて面白い本です
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経営改革にはスポンサー、力、智、動のリーダーが必要である。そして、「現状の分析」「切迫感の創出」「原因の分析」「改革シナリオの作成」「Goサインを出す」「現場への落とし込み」「実行」「評価」といったサイクルをまわしていく必要がある。
経営という立場でなくても、自己マネジメントの手法としても応用してみたくなる内容。
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組織の変革を実行する際のリーダーのありかたと、支えるスタッフのモチベーションの重要性を教えてくれる一冊
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会社の新人にもすすめている名著の一つ。
経営コンサルタントの三枝さんが書かれた企業小説であり、
事業戦略や経営課題を考える上でも非常に参考になる。
何度も読み直す中で新たな発見もあり。
【2007年に再読】
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数々の企業を立て直してきた著者の実体験を題材とした経営改革物語。フィクションですが、実体験に裏打ちされたリアリティが生々しい。
本書の主人公こそ、今の日本が求めるリーダーに違いない。分析力、仮説力、スピード、一同を巻き込む熱いリーダーシップ、根拠に裏づけされたデータで抵抗勢力を一蹴する強さ…でも、他力本願ではダメ。一人ひとりが、「自分が経営者なら」という仮定の下で行動しなければ!
(2008-05-31読了)
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三枝戦略3部作の最終作(もっともこの後の本も期待しているけど)。仕上げというべきか、末尾に不振事業の症状50や、改革の要諦50がまとめられている。ビジネス書のなかでも熱き人間のドラマとして、不朽の名作というべき。
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実はGM向けに藤原さんから課題図書2冊が与えられていて、その一冊。まだ読み終えてないのですが、単純に読み物として面白い。作者が実際にコンサルした企業をフィクション化した小説になっています。ダメな企業の症例がポイントとして書いてあります。
読んだ部分までで記憶に残っているのは
「会議オーナーがしゃべらない会議はダメ」
チーム会ではチームリーダーが、G会ではGMがしゃべらない会議はダメということですね。司会、事務局をメンバーに振ってしまって、自分はふんぞり返っている…。そうならないようにしようと思いました。
読みたい方は、私が読み終えればお貸しします。
課題図書のもう一冊(作者は同じ)は、ももさんが既に読んだので、そのうちももさんが紹介してくれるでしょう?
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事業再建のために必須なノウハウが書かれたビジネス本
必要な要素は大きく2つ
・事実に基づいた戦略立案
・描いた戦略を強い意志で実行する事
個人的に刺さったポイントは
・日本人が勤勉であったのは過去の話、今は米国ベンチャーのほうがガムシャラに頑張っている
・反省論を示すときにはそれを証明する事実を示す必要がある事
・実行のフェーズではリーダー自身が排水の陣で挑む事
・改革の初期段階で出た良い成果は早めに共有する事
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2008年8月29日購入。
2008年9月16日読書中。
2008年9月終読。
面白かった。小説仕立になっているので読みやすいんだけど、所々解説ページもあり、勉強になる1冊。繰り返し読むといいかもしれないな。
こんな場面に遭遇したくないけど。
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ミスミのCEO。元BCG。一橋のMBAの教授という実践と理論の双方からみたV字回復の経営の背後にどんなことがおきているのか?を小説形式で書いた本。別の本で読んだけどミスミではこの人が自ら講師をしながら企業内大学をつくってるらしい。
危機感をバネにココロと行動を束ねみんなで一つの方向に走る事(10)
業績悪化と社内の危機感は逆相関
部長たちが機能別の組織のたこつぼに引きこもる。全体の責任をわかちあう感覚がない。
負け戦をしているという意識がない
一つ上の階層の上司が配下のタテヨコの矛盾を自分でかぎとり手を打つ。下が妥協案を決める前にかぎとって下に潜り込んでインプットする。
赤字の原因を個々の現場に遡及できていない。原価計算がまるめられてしまい個々の勝ち負けが見えにくい
野党ではいられない
組織末端で旧来の売り上げ志向から抜けられない。管理システムが旧来のままだから。
なぜ米国企業は90年代によみがえったか論(141)。商品ごとに創って作って売るチーム。
一気通貫の組織。
5つの連鎖(価値連鎖、時間連鎖、情報連鎖、戦略連鎖、マインド連鎖)(177)
一気にかえることが大事。ゴーンさんは4ヶ月。まず組織のスピードに関するカルチャーをリセットすることが大事。
8つのステップ(344)
成り行きの深刻なシナリオ作り→危機感の共有→原因分析→シナリオ(←意思決定)→現場→実行→確認
成り行きの深刻なシナリオを逃げずに現実を直視することがどれだけできるかがポイントと思われる。これは意外にメンタル的にはしんどいとおもわれる。
大きなポイントとしてささったのはこんなあたり
改革のコンセプト(ミドルの風通しだけで戦えるほど甘くない。戦略論がマインド論とセット)(430)
存在感のない事業を切り捨てる覚悟
時間軸の明示
オープンでわかりやすい説明
気骨のある人事
しっかり叱る
ハンズオンの実行
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改革8つのステップ
1 成り行きのシナリヲを描く
2 切迫感を抱く
3 原因分析
4 改革のシナリオを作る
5 戦略の意思決定
6 現場に落とし込む
7 改革実行
8 成果を認知
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さて、元コンサルタントの方の書いた本を読みました。
経営がにっちもさっちもいっていない会社に対して
コンサルタントが何をできるかといった内容で
非常に、筆者のパッションが伝わってくる本でした。
基本的に小説のような作りで
要所要所に問題に関する分析など
一般的に問題に対してどのように行動するべきか
などが書いてあります。
良いなぁって思ったのは
日本企業について良い面と悪い面を
しっかりと両方示して、話していること。
反面教師となったのは会社の中で生きるスキルには
長けているけれど、市場価値のない社員の事。
まだ、学生の自分には市場価値はないけれど
(将来分を割り引いて計算したら多少あるのかも)
しっかりと市場価値のある人間になりたいですね。
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物語形式の経営戦略書
たまたま先輩に薦められて読んだがそういえばこの人の本はあと1冊読んでいたと気づいた。
たまたまケースに出てくる会社に縁があるのでそうだったのかと納得しながら読んだ。
筆者はターアンアラウンドスペシャリストとして数々の会社の再建に関わった経験がありやはり経営の要点を見抜く力は
すごいのだろうと思った。今後ますます大変になっていく日本社会の中で生き残るためにこういう能力を身に付けなければいけないなと感じます。
頑張ろう、オレ。
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コンサルタントとして企業改革や事業再建を手がけてきた筆者の、実体験に基づく。
とある上場企業の赤字部門を2年間でV字回復させるまでの、ステップや手法がドラマ
仕立ての構成になっていて、文庫で400ページ超ながらもテンポよく読むことが出来る。
特に印象深かったのは、赤字の原因を改革者である主人公が各現場担当にヒアリングしていた場面。
他部門や会社方針など他者に原因や責任をもとめる発言に対し、『この現状に君が関係していることはないの?』
これは私自身が言われているように感じました。
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会社の研修前の課題図書として読んだ1冊。
著者は経営コンサルタント。コンサルティングで携わったどこかのモデル企業の話を中心に、危機感のない体質になった企業の再生が描かれている。
話の中では、スマートに描かれているところでも、現場では実は多くの葛藤や、紆余曲折がありながら改革が進められていったことを想像しながら読み進めていった。
創業当初はみんなのベクトルが、事業の成功に向かって進んでいるが、それが20年も経過するとマンネリ化と、保身になりやすい環境が醸成されてくる。そうなると、みんなのベクトルをひとつにまとめての組織運営は、非常にわかりやすい危機感がなければ極めて難しい。その難局面をどのようにして乗り越えて行ったかは、読み応えあり。
みんなが心をひとつにするための危機感、または目的は何かは、その会社ごとに違うので、そこを探り当てることが、平常時には非常に難しい課題だ。