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著者は、HRインスティテュートで、経営戦略や戦略的思考系の書籍を良く
執筆していることで有名である。しかも、一般ビジネスパーソン向きなので、
総じて分かりやすい本が多い。
そして、本書の内容はタイトル通り「マトリクス」思考法についてである。
良くマトリクス、4現象、二軸で考えろと言われ、それらを説明する本が
結構多く存在するが、じゃー2軸を具体的に決める方法はどうするのか。
そもそも、二軸を出すにはどうすればいいのか。そういった点を本書では
多くのケースを演習方式で読者に行わせ、かつ説明している。
そして、マトリクス思考法のポイントは、
1.情報量が決めて、かつベストプラクティスからの情報も有効
2.背景や目的を見失わない
3.常にマトリクスから何が言えるのか。それも一言でを考える
他にも多数あるが、以上の3つが最重要点であると個人的には思う。
やはり、何もしらない人が、いきなり軸出しをしようと思っても、それは上手く
いかない。逆に、業界やその問題に詳しい人は軸出しがスムーズに行くケースが
多い。全ては情報量に依存する。
ただし、プロジェクトにおいてこういったアイデア出しの時は、往々にして
時間が足りない事が多いため、スピードも命となってくる。
そうなると、プロジェクト内だけでなく、常日頃そのような意識をもって、
情報収集や思考を行っている事が大切なんだろうな。
身に染みる(笑)
以上