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紙の本

信長の事業のほとんどはプロジェクトチーム制で成し遂げられた

2007/08/06 22:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MtVictory - この投稿者のレビュー一覧を見る

雑誌「日経ビジネス」で連載された小説をまとめた本の文庫版である。ビジネス誌での連載ということもあり、舞台は戦国時代ではあるが、信長が現代ビジネスにも通じる考え方を持っていたことや、当時の政治・経済状況にも踏み込んだ内容になっている。形式は小説ではあるが組織論など、ビジネスを意識して書かれている。信長の一生を描いた歴史小説であると同時に、彼の経済政策やリーダーシップを現代感覚で分析している。
 光秀が本能寺の変を起こす原因となった何らかの感情はわずかな期間に芽生え、爆発的に膨らんだ。信長は彼を短期間に追い詰めた、と著者は考える。信長が「王道から外れた暴君」であるとし、それを武力で誅することは反逆ではない、と光秀は考えた。王道政治を実現したかったのだと。天下統一を目前にして、権力が織田一族へ世襲されることが明らかとなり、光秀はそれが不満だったし、落胆もした。信長も人並みの人物であったと。信長の後継者を自負していたかどうかは不明だが(光秀のほうが年上だが)、使い捨てにされるという危機感もあっただろう。では光秀自身は「信長後」をどうイメージしていたのだろうか?
 本書でも書かれているように、信長の人生を見ると、何度も「もはやこれまで」と覚悟するような危機的な場面があった。それでも信玄、謙信の死といった幸運もあり、包囲網を各個撃破して、少しずつ版図を広げていった。彼はどんなときも決して諦めなかった、落ち込まなかった。そこが他の誰とも違う覇者の精神力ともいうべきものだろう。企業の創業者にも通じる。
 著者に言わせれば天正5年(1577年)から翌年にかけての信長の精神状態は「疑心暗鬼」だったようだ。噂話や風聞が聞こえてくると、「灰色でも黒と思い込む精神状態に追い込まれていた」と。それが荒木村重の謀反を引き起こした。年毎の信長の精神状態を追ってみるのも心理学の研究として面白いかも知れない。
 また、領土が広がっていくに従って、組織も肥大化。天下統一も完成していないのに、部下同士の足の引っ張り合いも始まった。秀吉の出世ぶりを妬む重臣たちもいた。信長に追放される重臣すらいた。そういう状況で本能寺の変は起きた。

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2006/11/09 19:45

投稿元:ブクログ

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2009/08/09 11:46

投稿元:ブクログ

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