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単に好みの問題かもしれませんが、なんとなく物足りない感じ。
京極堂的パートと、妖怪退治物的パートとどちらもあるのはお得な感じがしますが、京極堂やMissingを読みなれている人間としてはどっちも中途半端になってしまっている感が否めません。
あのレベルを求めるのは酷というものですけれど…
堅実な作りで好きな作家さんなんですけどね。地味なやや良作という感じ。
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ラノベ的憑き物落としです。 事故で左目の視力を殆ど失った元野球少年が、高校に入学して『四ツ辻の会』なる部活動に何だか入部するハメに。 そこは発生した怪異(妖怪)を退治することを目的とした部活であった。 ・・・まぁアレですな、京極堂シリーズをもっともっとライトにした感じの一冊ですよ。 怪異の発生するメカニズムを、『Aが現れたからBが起きる』のではなく、『Aが起きたからBが現れた、ということになる』などの論理的説明で看破する辺りは、まさに『憑き物落とし』と言えましょう。 最終的にはその怪異を、論理的説明で看破した後、『発生した怪異を消滅させる』方向へと進んでいくのが見どころかと。 登場人物はそこそこにクセがあるものの、もう一声ぶっ飛んだ部分が欲しかった気がしないでもありません。
しかしこういう作品はラノベに少なかった気がするので、
個人的には歓迎したい一本でした。
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イラストは、ちょっと残念なところあり。 枚数も少なめ。 表紙買いしただけなのに、内容がすばらしかったのでビックリ。 なんと、このシリーズは、結末が2本も用意されていました! 読んでいくと、残りページがこんなにあるのに、最後の種明かしがされていくので、ページが持つのか!(余計なお世話w)と思いましたが、2度目のエンディングというか見せ場があるんですね。 斬新だったので、ほんともうびっくり。 まさに1粒で2度おいしいです(古っ) すごい、お買い得感アリ。 H18-06-15初版 口絵・本文イラスト:綾瀬はづき 富士見ミステリー文庫
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高校に入学した少年がふらふらしながら探すのは、幽霊部員でもいいクラブ。
どうしても熱心にクラブ活動をしたくない少年が見学をしにいったのは
間違えて入った圖書館だった。
日本妖怪もの? と思い、次にミステリー? と思い
最後には、やはり日本物…という結論に。
四つ辻の会、というかあの本の中身が気になります。
一体どうやって中身が全て埋まった、とか、どれくらい埋まった、とか
気がつくのでしょう?
……何となく??
主人公少年の過去が…ちょっと可哀想なw
いやでもまぁ教えられた事を鵜呑みにするな、という教訓にはなったかと。
しかし提示されたものだけで、あれほど見事に繋ぎ切れるのは
一種才能だと思いますし、いいのではないでしょうか?
そうそう熱心に活動するようなクラブでもないでしょうし…。