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紙の本
帯が『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』の山田さんだったのか
2006/12/27 17:15
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さささ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世にも珍しいお金の動き漫画として注目していた『銭』も4巻となりました。出版のお金の動き、ゲーセン、同人(そして鉄道という趣味)、カフェや騙し、ドッグショーときて、今回は声優さんのギャラについてですか。毎回、いいとこ突いてくるなあと感心しております。
今回の帯、実は『さおだけ屋〜』の山田真哉さんだったんですね。どれくらい販売の効果があったのかはわからないですが、この帯、面白かったです。書いてある内容が。
帯がない本を手にしてしまった方もおられるかもしれないので書いてみます。
「このマンガは主人公がなんと幽霊! これは盲点でしたね。なぜって幽霊はお金にかかわらない希少な存在だからです。人間を主人公にした場合、どうしてもその人の立場からの「お金論」になってしまうんですが、幽霊だともうお金なんて関係のない存在ですよね。だからこそ、「客観的なお金論」が可能になるんです。お金の本質を語るためにはどうしても必要な、「客観性」を持った漫画。『銭』は設定からして完璧ですね」
おお、すごいお褒めの言葉。そして主人公が幽霊って、そういうことだったのかー! と深く納得いたしました。あちこち移動できて便利だからだと思ってました(笑)
鈴木みそさんのルポ漫画はファミ通時代から楽しみにしていました。『銭』も次はどんな世界を見せてくれるのか、続刊が楽しみです!
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