紙の本
U理論を読んだ後におすすめの一冊
2012/08/09 07:57
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投稿者:とし - この投稿者のレビュー一覧を見る
「U理論」は人間の内面にまで踏み込んでいきます。
「出現する未来」は、「U理論」や「学習する組織」といった考え方のフロンティアにいる方々の内面を知ることのできる一冊です。「U理論」を読んだ後に「出現する未来」を読むと、いろんなところがつながって興味深く読む事ができました。
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やっと完読。ビジネス書じゃなかった。もっと大局的な視点で、ビジネスの発展どころか人類の発展(というか「衰退を避ける」か?)を模索しようという啓発書ともいえる。現在のビジネスの行き詰まりを打破するには、目先の利益や成功など考えていてはダメで、地球規模の壮大な展望を考えつつイノベーションを起こさねば、ということか。哲学・宗教・超科学論etc.が絡んでいるのを面白いと思うか、面倒臭いと思うかは読者次第。
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マサチューセッツ工科大の経営の先生やコンサルタント、ジャーナリストたちが語る最先端の経営組織論。U理論という組織が何かを境に自発的な変容を起こすプロセスを解明しようとしている。つまり、何かの出来事をきっかけにチームの雰囲気がガラリと変わる瞬間に組織の中で何が起こってるのだろうかという問題意識をもとに議論がスタートしている。東洋思想(仏教、道教)など現代科学を超えた視点からのアプローチで、機械論的にものごとをとらえようとする現代科学の限界を示すとともに、新たな生命論的方法論の構築を探ろうとしている。組織論やリーダーシップ論、創発など経営に関する話(でも、一般的な経営の話からはだいぶ飛び出ているように思いました)。
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「ビジョンは
つくられるものではなく、
明らかになるもの」
この言葉、心に突き刺さりました。
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私は、ずっとセンゲを理解できないのかもしれない。有名な本書であっても、「アーーー本当だすごいなあ」と思えない。他の本と比べると「なるほど」と思うところは多い。
「企業が最強の組織として、変化を起こすとパラダイムが変わる可能性がある」というのは、とても納得した。
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ピータセンゲが久々に出した一冊。
社会の変化が加速する中で、これまでの過去からの学習では
立ちいかなくなっている。
そうした中で、まったく新しい未来を作り出す方法として
U理論を提案している。
分析的な物事の見方から、より統合的な見方へ
より全体とのつながりを意識して、世界を作り出し
そこから、新たな行動をつないでいく。
東洋のタオなどの流れを受けながらも、
現実の組織論との融和を図ろうとしている。
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U運動の七つの能力、
保留、転換、手放す、受容する、結晶化、プロトタイピング、システム化
(センシング:知覚の変容、プレゼンシング:自己と意志の変容、リアラジン
グ:行動の変容)
第1章、レクイエム・シナリオ
Page.39
重要でないこと、どうでもいいことはぜんぶやめるようになった。
元の生活に戻るのが怖かったから
Page.43
「脅威を警告するシグナルは至るところにあり、気づいている人も少なくない。だが、企業の免疫系が未知のものを拒絶するために浸透しないのである」
「保留、つまり習慣的な思考の流れから、自分自身を切り離すこと」を学ばなくてはならない。
「ふつうは、人間が思考を支配しているのではなく、思考が人間を支配している」
第3章、全体から見る
Page.70
『気づき』によって、以前には見えなかったつながりが見えてくる。
第6章、出現する理解 -- U理論
Page.105
「『問題』との距離の取り方を知り、形どおりの反応を避ける方法」を知っていたからだ。新しい現実に古い枠組みを押しつけないようにする能力を開発したのだ。
Page.106
ほとんどの科学者は、既存の枠組みをある状況にあてはめる」だけだが、「超一流の科学者はじっくり越をすえて、あらゆる角度から検討し『いったい、この背後で何が起きているのか』を考える。。。。別の能力が備わっていて、それが決定的な違いを生んでいる。
Page.106
この学習では、過去ではなく、まだ起きていない未来から学び、その未来を実現するために自分が何をすべきかをたえず見だしていく。
過去が未来の良き指針であるときには、過去に学ぶだけで言い。
だが、全く新たな力によって変化が起きつつある時、過去に学ぶだけでは、大きな変化には気づけない。
第7章、手放し、受け入れる
Page.120
意識を高めるうえで、執着を手放すことは、『保留』と『転換』に続く三番目の「基本動作」だと、、、、
第8章、結婚式
Page.134
『システム』はどこか外にあるわけではない。自分たちがシステムなのだ。システムとは、自分たちが作り出しているのだと。
第10章、大いなる意思
Page.163
「人はたいてい、はっきりしてからでないと、思い切った行動をとり、全力を傾けることはできません。
心の奥底にある目的がはっきりわかれば、焦点がレーザー光のように力強く一点に絞られます。・・・
第11章、宇宙との対話
Page.175
リーダーシップとは、「失敗を重ねても熱意を失わないことだ」と語った。
ビジョンさえ明確になれば、あとは「実行」の問題である、という素朴な見方ほど、
創造性のプロセスを傷つけるものはない。じつは、概念から実体に移すこと、
つまり「生み出すこと」こそ、想像の核心である。
Page.177
起業家やイノベーターとのインタビューで繰り返されたテータは、計画の行き詰
まりを
避ける手段、あるいは「出現しつつある全体の本質」を完全に理解してから行動
しようと
する愚を避ける手���として有効な、短いサイクルで実験を繰り返すプロトタイピ
ングの重要性である。
Page.180
「創造と調整」という言葉で、創造プロセスの本質を言い表してる。
Page.189
われわれは、憶測で物をいいません。聞きたいことがあれば、相手に単刀直入に
尋ねます。
『どう思うか。何をするか。何のためにそうするか』。聞かないのなら、気にし
ません。
他人が何を考え、何を考えないかは気にしていません。自分たちが効果を上げら
れることに時間をかけます。
第13章、リーダーシップ -- 人格を磨く
Page.216
南老師はこう言っている。『偉大な指導者になりたければ、七つの瞑想空間に入
らなければならない。
七つとは、意識、停止、静寂、熟考、到達である。七つの空間はひとつのステッ
プに見えるが、
じつに長い長いプロセスだ』
Page.218
『思考は、水とおなじようにひとつひとつ流れる。普通の人には、思考の隙間が
みえない。
修練した者は、思考が瞬間、瞬間に変わることに気づく。人は思考が現実だと考
えて、
だまされているのだ』
Page.219
『思考は人ではない。思考は常に変わる』
『大学』によれば、人が日常の思考を突き抜け、深い経験に達したとき、静寂と
平和が訪れるという。
そこに到達できたとき、『己に対する慣習的な見方を捨て去る』と言うんだ。
第14章、叡智に基づく化学
Page.227
画家のゴーギャンが憂いように、「我々はどこから来たのか、われわれは何者
か。どこに行くのか」
と問うことによって、現実に対する理解が深まる。
Page.253
三つの能力とは、第一が観察される者から観察者を切り離すことのない観察。
第二に、出現しつつあるものから今の自分を切り離すことのない静止の能力。
第三に、頭と心と手のそれぞれに宿る叡智を切り離すことのない、別の実現を創
造する能力である。
第15章、プレゼンス
Page.273
『もっとも全体的なものが、もっとも部分的である』
Page.275
手段になることの負の側面は、自律性を失い、意志を失い、選択する能力を失う
ということだね。
ト、2009.9.14
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P.センゲの本って、結構面白そうなものが多いな、と思ってます。本書は、未来についての考察ということで特に興味深そうだったので、本棚に登録しておこうかと。
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私の頭が悪いのか、一読してほとんど意味がわからない
もう一回読んでみたら少し意味の通る章もあったが、全体的にやはりよくわからない
こういう、スピリチュアルなものを本にするのは難しいのだろうか
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U理論の本。
和訳のせいにしては、申し訳ないですが、わかりにくかった。
もっと魅力のある本に仕上げられたのではないか。
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システム思考や組織学習で著名なピーター・センゲ、U理論で有名なオットー、有名なシェルのシナリオプランニングにかかわったジョセフ・ジャウォースキーら4人による共著。
テーマは個人や組織でこのままでは持続不可能な困難な時代をどう切り開いていくか、なのだろうけど、それが創造的思考に深く関わりそうな雰囲気がする。
U理論に従うと、新しい世界を作るためには次の3つの段階を経る必要があるという。まずはセンシング。分析的な思考を保留し、現実に埋没し状況と一体となるように観察する。次にプレゼンシング。「出現する未来の源の内側から見て現在を見直す。」という表現はそのままだとよくわからないけど、自分が色々いじくるのではなく、状況が自ら語るような瞬間だと想像する。で、最後にリアライジング。大きな世界を共につくる、ということらしいけど、そこでプロトタイピングが大事だ、ということが述べられている。
もっとも、全体としてはそこまでまとまっているわけでもなく、9・11の時に世界中の乱数生成器が異常を示しただとか、祈祷を加えると汚染水でも綺麗な結晶になるらしいとか、科学的立場からは胡散臭い話をいくつも載せているのではあるけれど。。。合気道やってる立場からしたらまったくありえない話でもないとは思いつつ。。。まぁ、ここのジャッジは保留しておこう。
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総合的に物事の本質を見るシステム思考のための方法論としてのU理論がスピリチュアルな悟りへの階梯との類似性の中で語られている。
思い込みに気づき、思考を止め、あるがままを受け容れ、思い・感覚を見つめる、自他を分けない世界にどのようなあり方を感じるか、為したいことをどう実現させるのか。
10-73
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「U理論の事が書いてあるよ~」
そんな一言から読み始めた一冊
U理論が何かは、一度読んだだけでは理解が難しいです
積読をしたいけど、まずは自分の本として購入しよう
P.293辺りに出てきた「水」に関する話
流した音楽に呼応して、水の結晶が変わる
水もまた「生きた存在」と認識を与えてくれる
読むことで新しい世界を見せてくれる本です
僕はまだ、扉を開けようとしている程度ですけど・・・
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まだ 半分読み、難航中
瞑想の部分に 共鳴してます。
掘り下げて 理解 自分のものとするまでに 時間がかかりそうな一冊。
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U理論は、
だいぶオカルトチックなものだった。
つまり、
アツい奴よりもっとアツい奴が勝つ。