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タイトルに「理系」とあると、つい気になってしまう。自分が理系人という意識があるのだろう。
理系の現状について語られた本。
そういえば、なんで日本の教育学部って文系として認識されがちなんだろう。高校などで文理に分かれるとき、文系を選択する人の多くは、「数学苦手」とか「理科すきじゃない」。そんな人たちが小学校の先生になって、果たして子供の科学への興味はどう育つのだろう。
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2007/6/21通勤途中の電車内で読み始める。2007/6/24読了。前半部の理系人間の恵まれなさは、普段私なぞが感じていることを数値的なデータを示すことで明らかにてくれており、非常に良かった。理系の研究の楽しさ、問題点などもよく調査されていたと思うが、解決法は?というとなかなか難しいのも実情だ。
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もともと新聞記事のためか、内容は古びて見えることもあるがメッセージは色あせない。この国の人の理系だけに限らない「長いものには…」という姿勢も垣間見える。
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京大生協で売り上げナンバーワンにもなった一冊です。
理系の人はとりあえず一度読むべき。
自分も就活前に何度も読み返しました。
文理差別やゆとり教育、ポスドク問題など理系にまつわる問題を様々な切り口から多角的且つ客観的にしかも読みやすく纏めた傑作だと思います。
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理系の人たちこのままでいいんかいな?
っていう感じの本.
色々な面から,理系のいいところ.足りないところ.恵まれてないところ.が描かれてます.やっぱり日本の大学は・・・orz
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理系ってこんなに報われていないのか。少し古い話ではあるけど、読んでてとても悲しい気持ちになった。就職のこの時期に読むのは少しアレです。
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2008/3/7
「科学技術立国」を標榜する日本だが,理系(そもそもこのような文理分けがあるというのもこの本では問題にされているのだが)がもっと報われる社会に変わらなければ,科学者を志すような学生は増えないだろう。
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「理系は報われているか」という帯にひかれて買った本。
この本の冒頭で紹介されている、文系学生と理系学生の生涯賃金の格差はとても衝撃的だった。他に印象に残った点を挙げると、理系カルチャーの章。オタク趣味が理系と相容れやすい理由などが考察してあり興味深かった。
しかし全体的に実験系(生物学・物理学など)や機械系の話が多く、私の専門である情報工学の話は少なかった。そのため本書で言及されている理系のもつ強み、たとえば実験で失敗を重ねることで積んだ試行錯誤の経験とか、そういったものがあまり身近に感じられない点が残念でならないということに最近気づいた。コンピュータサイエンスというのは特殊な領域だと改めて感じた。メーカーに就職しなかったら、どこに就職するのだろうか。どうしても考えてしまう。
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彼等なくては、いまの日本はなかった。そんな「縁の下の力持ち」的な存在な彼等の現状に焦点をあてた毎日新聞によるルポ。つい先日『高学歴ワーキングプア』を読んでたら、多少重なる箇所もあり、ますます日本がつくる制度に不安を覚えた。文庫でも2006年発行、単行本は2003年発行で、現状というにはちょっと古いかもしれないが、あまり変わっていないのでは・・。やっぱりうちの身近の制度では文理が分かれるのが当たり前で、教育関係の学部学科も相変わらず文学部となっていますし・・。理系についての評価が客観的に書かれているし、新聞社の文章のため読みやすく、且つ面白かったです。
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新聞の記事が元の題材なので(※記事を再編集したものがこの本)、語り口が単調だったりいささか話や事実に省略が見られたりはします。が、それでもこの本は優れている。
みんなね、理系の実態を知らなさ過ぎる。「技術立国」とかつては謳われたこの国は今どうなっているのか。内容が専門的だったりするので読むのに時間はかかりますが、一読の価値アリです◎
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毎日新聞科学環境部が、この国の高度経済成長を支えながらも、文系に比べ待遇面などで報われていない「理系」について、多くの人の話を聞きまとめたレポート「理系白書」の文庫版。
「理科離れ」が叫ばれて久しいが、文系社会の日本における科学技術者の待遇の悪さには本当にあきれる。青色発光ダイオードの中村氏の裁判は有名だが、見えないところでそういった苦汁を舐めさせられた人も数多くいることだろう。
しかしながら、決して文系だけを責めることはできないのではないか。理科を「経験」としてではなく、ただの「知識」としてしか教えない日本の初等教育。そういった人間が成長し、教える立場に立つことで、この悪循環は繰り返される。
また、大学の体系が「縦割り・たこつぼ構造」であることにも問題がある。研究室内で完結した理系人の生活。社会を知らずに社会に出て行くことになる。
現場の声が多く聞け、現在の日本の問題が数多く提起されていると思う。理系だけではなく、文系の人も読むべき本ではないか。
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新聞に掲載されていたコラムを文庫化したもの。
理系と文系その違いについて述べられています。
理系と文系という区別の必要性を考えさせられます。
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ニッポンでの理系の報われて無さや、研究者の生活について書かれています。
まあ、理系だからというだけで待遇がわるくなるっていうか、そこは人それぞれな部分も強いと思うのですが、
それでも、官僚の方々の理科嫌いとかは治ってほしいですね。
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2009/9/19図書館で借りる
2009/
リスナーからお勧めしていただいた本です。
僕にとって何も役に立たない本でした。
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理系博士や女性研究者に関する内容。実際の理系の不当な扱いを挙げていると同時に、全く理系分野に興味のない人に何をしているかの説明をした本。