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物語は進み、話が絡み合い始めるともう頁を捲る手が止まらない。
現実と夜の世界を行き来する感覚に、どこかへ連れ去られそうな感覚すら覚えます。最高に面白くここちよい。
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物語の枠組みとなる基本的な事柄(何のための『災厄の書』捏造か、アイユーブとは何者か、など)が、まだ明かされるわけではないが、ちらりと指摘される。それにしても、地下迷宮の戦いは、ヴィデオゲームの世界のノベライゼーションみたい。18世紀末のカイロを、20世紀末の娯楽とシンクロさせる仕掛け・・・と言ってみたところで、なんのこっちゃ?
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美しい女語り部のつむぐ3人の魔術師の物語〜世にも醜く生まれたサルタンの末子アーダムは稀代の魔術師に。蛇神の宿るジンニーアに魅入られ、千年の眠りにつきます。一方、森の民に育てられた捨て子のファラーは自らの生い立ちを誤解し、人間で一番優れた者になる道を探し求めます。また泥棒一家に育てられた王子は運命の導きによって従妹の姫に恋をし…奇想天外な設定で波乱の展開ですが、3人の魔術合戦はRPG風で意外と思い描きやすい!?
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サ? サフィ?サフィアーン!再読のくせに思わず吹き出すこの語り。ところどころに入る関西弁といい、翻訳という体裁を逆手にとった表現が古川日出男らしい。もしかしたら「奇妙奇天烈、摩訶不思議、奇想天外、四捨五入、出前迅速、落書無用」というフレーズが似合う唯一の本じゃないか?
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文庫用に3分冊された第二巻。物語の主要登場人物が出そろい、物語は佳境に入ります。魔法と剣の世界がいい感じです。現地の写真など資料集があってもよかったのでは。図書館予約数は0(07/09/21現在)です。
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小説ではなく、物語と称するに値する作品。翻訳小説は苦手なんですが、ある理由により極めてストライクに翻訳調。ここまで来るともうそういうものなのだと思える不思議。勿論最初は騙されましたが。美しき夜の種族の語り言葉は綺麗で癖になります。ただジンニーアの言葉回しがどうしてもどうしても下品で気に入らない……
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一巻では微妙と思ってた、作品内で語られる昔話が段々と面白くなってくる。
二人目、三人目の主人公が次々と登場して、物語のテンポはどんどんアップ。
それにつられてテンションもあがってったり。
しかも、どうもメインのナポレオンに攻められてる時代も、何か裏があるっぽい。
色々と想像を膨らませながら、物語に浸って読んでいくのでした。
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夜の種族たちが紡ぐ物語は、3人の主人公が一堂に会し佳境へ。そして現実世界のマムルークVSナポレオン軍の戦いの火蓋が切って落とされる!アイユーブが悟った己の正体って何だ!?ページをめくる手が、物語を辿る目が休められないこの幸せ。明日朝一で第3巻購入します。
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評価4.5
物語がようやく2重、3重に動き出す。伏線・伏線の嵐。
主人公3人が入り乱れ。いやいや脇役、語り部・聞き役までをも物語として深く絡める。恐るべし
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コレはスゴ本、久々の一気読み
ナポレオンなんかどうでも良いです(笑)
作中作のメインストーリーがぐいぐい引き込む、ファンタジーの傑作
中世アラビアの世界観におけるファンタジーが好きなら必読
ミステリーとも銘打たれていますが(どんでん返しはあるものの)そっちには期待しない方が良いです
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醜貌のアーダムに続く第二、第三の主人公が動き出す。
欠色の魔法使いファラー、剣術の使い手サフィアーン。
砂の味の運命に食まれる美しい青年たち。
見逃すなかれ、眠るなかれ。
夜はこんなにも凝縮され、目に見えるほど長くはない。
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ファラーとサフィアーンという二人の主人公がそれぞれ描かれ、物語が一気に拡散する二巻。現実のパートにも徐々に危機が迫り、ページをめくる手が止まらない。。
ファラーとジャッカル牛の話はこの作品で一番胸に迫った。
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感想→
http://espider.blog78.fc2.com/blog-entry-328.html
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ついに、「砂の王」の続きが……と思って読むと、テンションが上がる部分もあるのですが、肩すかしな部分もありました。
この本自体は、ものすごくおもしろいのですが、純粋な「砂の王」の続きも読みたい感じです。
わたしが、あまりにも「砂の王」が好きすぎるのだと思います。
うーん、魔術のパートになると、急に表現が剽軽になるところも、おもしろいのですが、なんでも、砂の王とくらべてしまう病気にかかっています。
サフィアーンは、ウォーマスターにはならないのか??あの絶望感が、好きで、あの続きが読みたいのですが……。
それは、無理?
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地下迷宮の描写、特に痴れ人のところから妖しげで常識の殻を描写対象・言葉遣いとも破ったような語りの文があふれだす。
ストーリーはなかなか進展せず。それでも語り部の調子がおもしろい。