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ハッピーエンドではないとも言えないが、なんともいえない終わり方。どっちにしたって未来はない、って感じで。主人公たちが最後楽しそうなだけに余計に徒労感というか悲惨さが浮かび上がるというか。2007/03/21
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面白かったです。上下巻という量だけれど全く長さを感じませんでした。
新宿クラスの面々の結末は悲しいものもあり、笑いながら死にゆく姿に涙しそうになりましたが、この結末でよかったように思います。
アキラもシゲルも最終的にその生き方を選んだということに人間の良いばかりではない一面をみました。希望とともにそこには未来の絶望さも見えてしまった気がします。
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新刊購入。
やはり恐ろしい速さで読み続け、今度は1日で読みきってしまった。
こんなに読むのが辛かった本は初めてだ。
脱走のあたりは読んでいて胸が締め付けられて何度本を閉じてしまいたいと思ったことか。
それでもアキラたちの行く末が気になって先を読んでしまった。まるで何か見えないものに引っ張られるようにひたすらページをめくった。
落ち着いたらもう一度読みたい。
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恩田陸のSF.下巻.
20世紀サブカルチャー目白押し.
ハタチ過ぎなら少なからずニヤリと出来るネタあり.
もっと年いった人ならさらにわかるのかな?
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設定はありえないけど、すごくリアルな話だった。人間の醜さとか狂気が。だけどいいんですか、そのオチは。絶望というか悲惨というか、そんな気分になりました。2007/7/3
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「『大東京学園』の存在意義に疑問を感じはじめたアキラは、何者かの計略により『新宿』クラスへと降格になってしまう。そこでは、リーダーのシマバラはじめ13人の生徒たちが、学園からの脱走計画に命を燃やしていた。一方、肉親の死に絶望し、20世紀への思慕を募らせるシゲル。それぞれの想いが交錯するなか、学園最大のイベント『大東京オリンピック』の開催日にして、”脱走の特異日”である10月10日が迫っていた──」 【2007年10月、読了】感想→ 上下巻だったので、かなり読み応えがありました!それにしても驚いたのは「恩田陸って、こういう小説も書けるんだ!」ってこと。今までいろいろ読んできたけど、こういう話は恩田作品にはなかったと思う。グロいし、ひどかった…。けど、続きがすごく気になった。ラストは、話を読んでいる途中にうすうす「そうじゃないかな〜」とはっきり意識はしてなかったけど、なんかそんな感じがしていたので、特に驚きはなかった。でも、これはこれで良かったと思う。多少疑問点は残るけど、まぁ…いいかな?タイトル自体も、作者の言う通り「これ以外は有り得ない」!(笑)映像化されたら見てみたいな〜。…気分が悪くなりそうだけど( ̄▽ ̄;
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希望。絶望。そして新たな疑惑と試練。面白いのは面白い。でも、一気に読むのは正直きつい…【2007/10/14】
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2007.12.16〜12.17
まあ、自分たちが悪いわけじゃないのに過去の人間のせいで汚染された地球をひたすら掃除する人生を生まれたときから強制されている世界なんていやすぎですね。
あこがれてやっと入った学園も、外の世界の強化版だったし、そして主人公は卒業ではなく脱走の道を選んだんだけどまあ納得です。
卒業しても結局はただの掃除だけの日々が続くだけだし。脱走(成仏)するとどうなるかが気になってましたがタイムスリップとは。
なんとなく感想書きづらい話です。
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先が読めちゃってちょっと残念
二人の関係がいいよ!(バナナフィッシュの二人を思い出した・・・)
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何が一番衝撃的って、オワセとイワキ…。ネタバレになるから多くは語らないけど、切ない…。主人公組より新宿クラスのみんなの絆の方が好きだし、見ていて気持ちよかったかも。
「俺たちは、いつもがむしゃらに走り続けてきた。」(アキラ独白)
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面白かったです。面白かったけど、なんか軽い感じで、パロディみたいで、SFだからこんなもんなのかな?恩田さんにはちょっと合わないような気もするようなしないような・・・・それと、題名の意味がよくわからない(笑)
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新宿クラスの絆に涙が出そうになりました。もちろんアキラとシゲルの絆にも。わたしはラスト結構好きですけどねー。
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面白かった。勿体無いながらも、上下巻を一気に読んでしまった。
緊張感溢れる動的なストーリー、しかし必ずしも100%幸福にはなりえないラストが恩田陸らしい。
何作かに共通することだが、破壊種としての人間に対しての一種の諦観のようなものが見られる。
ぼろぼろになる地球の行く先を知っていながらも、最後にシゲルとアキラが刹那的な生き方を選ぶというラストシーンは人間らしくてイイ。
そしてタイトルの意味が未だにわかりません。って恩田さんもあとがきで言ってたね。
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非常に恩田陸らしい作品です。
上巻のノリには正直ついていくのが大変でしたが、下巻ともなると目標が明確化される上、見せ場が多いので目が離せません。
この作品は恩田陸が作り出す、作られた「ノスタルジー」を世界に内包し、『球形の季節』に対して他の道標を示した、珍しいものかも知れません。
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上下巻を通じて、読み進めるのがきつかった。恩田陸は好きな作家だが、この本は私には合わない。映画「大脱走」のようなものを目指したらしいが、『バトルロワイヤル』を想像してしまった。
そうはいっても日本の近未来の描き方を荒唐無稽だとも言えない状況なのが辛い。
作成日時 2006年11月08日 20:33