電子書籍
外の世界への一歩
2020/03/19 17:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
決死の脱出計画と、次第にアキラとシゲルに迫りくる包囲網が手に汗握ります。国家権力による大東京オリンピックと、ふたりがたどり着いたゴールも圧巻でした。
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二十世紀の尻拭いのため日本人だけが地球に残る近未来を描く。と言っても、どちらかと言うとサブカルチャー満載のハチャメチャ小説? こういうのって書く方は楽しいんだろうけど読む方はなぁ…。
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上巻よりスピードもパワーも増して魅力的に。仲間が次々死んでいく終盤は涙なしでは読めません・・・いつも恩田本に感じる尻すぼみ感(悪い意味じゃなくって多分これが恩田さんのカラー)がそれ程なかった気がする。anri的には子供っぽさと青臭さが逆に良い味で、面白かった!
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『「大東京学園」の存在意義に疑問を感じはじめたアキラは、何者かの計略により「新宿」クラスへと降格になってしまう。そこでは、リーダーのシマバラはじめ13人の生徒たちが、学園からの脱走計画に命を燃やしていた。一方、肉親の死に絶望し、20世紀への思慕を募らせるシゲル。それぞれの想いが交錯するなか、学園最大のイベント「大東京オリンピック」の開催日にして、“脱走の特異日”である10月10日が迫っていた―。』
◆下巻はもうとにかく脱走劇で最初から最後まで面白い。でも後半の新宿クラスには泣けた。全体的にありえない状況のありえない話だけど、読んでるとワクワクしてとにかく楽しかった。
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上巻前半のまだるっこしさとは打って変わって下巻は面白い。登場人物の過去が描かれ、脱出計画が練られ、架橋に入ったときのゾクゾクする感じが味わえる。ただ、落ちが弱い弱いというか、無い部分もある。なんだろうなぁ。上手いんだけどね。面白いし。でも熱くない。もっと内面でもいいし外面でもいいから、深く感情移入できるものが欲しかった。もともと設定としては映画やアニメで使い古されてる感じがあるので、プラスアルファの魅力が欲しかったなぁ。でも、SF的なものをあまり読まない人向けのものだと思うので、こういうのでもありかとも思った。
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続き。
う〜ん、青春要素も入ってていいなぁ。
在り得なさそうで在り得そうな感じが、面白いだけでなく考えさせる作品にしていると思う。
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終わり方がちょっとん・・・・?
っていう感じだけど、面白い!
結局新宿クラスの裏切り者は誰だったんだろう?
なんとなく想像つくんだけど核心がもてない。
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上下巻の下。
いやーハッピーエンドなのかどうなのかわからないけれどやっぱりこれはハッピーエンドではないのかな?
私は、ちょい悲しいこともありましたがこれは面白かったです。
ハッピーエンドと言います。私は。
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堪能堪能。
多少の突っ込みどころはあるものの、心配していたほどじゃなかった。
いや、多少じゃないか。
だって、逃げるってありか?
それに最後の主人公達の言葉。
校長先生の期待を裏切ってないか!?
でも読み終わった直後は、すごーく満足だった。
だけど振り返ってみると穴がぼこぼこ。
うん。
そんなもんだ。
ま、面白かったからいいや。
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賛否両論分かれるラストだった。良くも悪くもSF小説的な終わり方でちょっと拍子抜けした。でも脱走までの息をつかせない展開は読み応え十分だった。
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「大脱走」+「ハリー・ポッターと賢者の石」+「AKIRA」+「20世紀少年」+エトセトラ。部分部分はすごく面白いんだけど、首を傾げなきゃいけないラストやカタカナの名前ばっかで読みにくかったりとか、そいういうのがあったので、恩田陸だから期待を込めて星4つ。昭和を知らないあたしでも楽しめた。なんでかあたしはハリポタを髣髴とさせられたんです…なんでだ…
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下巻は上巻に比べて速くに終わった。楽しい一冊でした、最後の方でヒィイイイ!となったりもしましたが。今までの上下で見ればあの終わりは正しいのだろう。とも思いました。どことなく同作者の作品ライオンハートな感じも漂わせていたような気もします。
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最後はほ〜…みたいな 笑
終わり方が…けどめでたしめでたしな感じは別に嫌いじゃないし読んでて楽しめたんで!新宿クラスのみなさんが切なかったかも…
なんかこの本、深く考えれば考えるほど良く分かんなくなってくると思うので私は深く考えないで最後までいきました!
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「大東京学園」の存在意義に疑問を感じはじめたアキラは、何者かの計略により「新宿」クラスへと降格になってしまう。そこでは、リーダーのシマバラはじめ13人の生徒たちが、学園からの脱走計画に命を燃やしていた。一方、肉親の死に絶望し、今まで正体不明だった校長先生に接触したことで大東京学園の秘密を知り、20世紀への思慕を募らせるシゲル。それぞれの想いが交錯するなか、学園最大のイベント「大東京オリンピック」の開催日にして、“脱走の特異日”である10月10日が迫っていた―。
文庫化を機に再読しました。最初読んだときから好きだったのですが、読んでみたらオチはもちろんいろんなところを忘れていて、もう一度楽しめました。
近未来の舞台設定なので、私たちの時代より少し前の昭和のサブカルチャーがいろいろ出てきたり、恩田陸お得意なノスタルジック感を味わえます。
章のタイトルも映画タイトルになっているようで。無知な私はエデンの東くらいしか分かりませんでしたが・・・。
ラストは賛否両論あるみたいですが、確かにあれは「現実」からの「逃げ」知れなく、作者も悲惨なラストとあとがきで言ってはいますが、私は希望を感じさせるラストだなぁと思いました。
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ラストが強引かな、とも思ったが随所にちりばめられたサブカルのひとつひとつがどこかキラキラと切なく光る感じがした。
これは40〜50代の人が読んでも楽しめると思う。(読了'07/04)