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ワインを楽しみながら学べる勉強本。本編ではないが、巻末の「今夜使えるワイン談義」は実際かなり使える。
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借りたもの。
みやびちゃんを悩ませたワイン事件完結編。
ワインがネーム・バリューではないこと、5大シャトーでも枯れたものがあり、安価で手に入る、3級以下のシャトーでも素晴らしいものがあることを表現する。
料理との”マリアージュ”も、今までの高級感あふれるコース料理や日本人にとって海外料理ではなく、日本人に庶民的な、焼き鳥など居酒屋料理とワインの組み合わせを描写。
「ル・パン」のおばちゃん、バーのマスター、ロベール爺さん……年長者組が若者組をバックアップしていく様が格好いい。
ネームバリューに気を取られた御曹司に灸を据えるために送り込まされたり、ワイングラス洗い場での無料試飲で探しているワインを見つけ出させる……
本当に機転の利く登場人物たち。
そして『第二の使徒』の遺言が開かれる――
まさかの……否、妥当かもしれない『モナ・リザミステリー』が開幕。
私の勝手な想像だが、レオナルド繋がりで《最後の晩餐》とそこに描かれたワインに飛び火するのだろうか?
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五大シャトーに匹敵するような格下のワインをさがすも窮地に立たされた雫は、一青を直接訪問し、彼からヒントを引き出そうとします。一青は、雫の要求にこたえますが、その一方で一青も、自分に欠けているものがなんであったのかを悟ることになります。
その後、藤枝のこれまでの歩みとかつて愛しあった女性との再会をめぐるエピソードをはさんで、いよいよ「第二の使徒」をめぐる雫と一青との戦いの幕が切って落とされることになります。