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LA QUINTA CAMERA 5番目の部屋 (IKKI COMIX) みんなのレビュー
- オノ ナツメ (著)
- 税込価格:660円(6pt)
- 出版社:小学館
- 発売日:2006/07/28
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コミック
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紙の本
オノ・ナツメスタンダードの一つ。
2014/04/27 08:01
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:B4 - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者、オノ・ナツメのデフォルメキャラ作品達を語る上で不可欠な一巻完結の漫画。
舞台は全編通して、著者が語学留学していたことからご存知の方も多い、おなじみのイタリアです。
その中にある、ラ・クインタ・カーメラ(五番目の部屋)を持つアパートメントを拠点に送られる、素敵な日々。
概ね一話で完結し、主人公たる五番目の部屋の住人は多くが語学留学生です。
彼らとその他の四つの部屋に住む男性四人がオムニバス形式で日々を過ごすというシナリオはどれもあたたかい。
私が好きな話は……と語りすぎると結局どれも挙げてしまう魅力がある良書です。
イタリアを深く知らない人が留学してくるという形式故に、別段イタリア文化に理解がなくとも読めます。
著者の他のイタリア作品と共に読めば、その国にかなりの興味がわくことでしょう。
ちょろっとですが、日本人留学生も出演しますしね。
以下、ちょっとした内容紹介。
一話の主人公シャルロットはイタリアにあこがれを抱き、母国から出てきた若い女の子。
語学留学生としてやってきた彼女ですが、荷物をヒッチハイクのトラックに忘れるわ、
ぶつかった妙な男には突然「自分の故郷に面白みを見つけられないなんてつまらない娘だな」と
けなされるわで思わず少し涙してしまいます。
しかし、そのあと無邪気な笑顔の音楽家やバリスタの男性との出会いが彼女をイタリアに来た目的を思い出させてくれます。
そして、なんとか語学学校に着いたシャルロットに用意された下宿先は、なんと四人の男が住むアパートメントの一室。
不安を抱きながらドアを開いた彼女を待っていたのは?
この漫画には深いテーマ性はあまり感じられません。
ですが、主役は表題通り五番目の部屋、だと私は認識しています。
なのであまり気にならず、異国の香りに包まれながらサラサラと何度も読み返すことができます。
いつ読んでも面白く、内容に無駄な派手さもないため、ストレスになりません。
一時期は枕元に置いて毎晩読んでいました。
私にとってはそれほど大切な漫画の一つです。
もちろん評価は星五つ。
オノ・ナツメのスタンダードとして、これはカテゴライズしてもいい作品だと思います。
紙の本
いつでも何度でも読み返せる本
2015/08/31 19:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きみどり - この投稿者のレビュー一覧を見る
こういうのもルームシェアっていうのかわからないけど
バラバラな人たちが一緒に暮らすのって
たぶん大変なんだろうなとは思う。
でも、これを読んだら一度こういうところに住んでみたいなあと思ってしまう。
マッシモみたいな大家さんだといいんだけど。
さらい屋五葉の梅造みたいな感じ。
みんなの父親のような。
最初、ルーカはマッシモの子どもなのかと思ってた。
チェレみたいな人がいると困るけど、
彼みたいな人がいると明るくていいのかも。
楽しい時間はいつまでも続かないけど、
いつまでも続かないから振り返ったときにいい思い出になるのかもしれない。
紙の本
当たりでした
2013/01/13 21:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:結子*uco* - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で、イラストの雰囲気に惹かれて手に取りました。
連作短編なので、その中から1話だけを立ち読み。
家に帰って全部読むと、人との温かい関わりや、そっと優しく見守る友情etc...
いろんな感動をさせてくれました。
飾らないタッチの絵と多くを語らない言葉、イラストだけで読ませる雰囲気の漫画家さんだと思います。
この漫画家さんの作品なら、どれも外れがなさそうな印象です。