- 現在お取り扱いが
できません - ほしい本に追加する
漢方治療44の鉄則 山本巌先生に学ぶ病態と薬物の対応 みんなのレビュー
- 坂東 正造 (編著)
- 税込価格:3,300円(30pt)
- 出版社:メディカルユーコン
- 発行年月:2006.6
- 発送可能日:購入できません
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |
紙の本
山本巌流漢方のエッセンスを凝縮
2006/07/12 19:06
6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハロマンネン - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は著者の前作『病名漢方治療の実際—山本巌の漢方医学と構造主義』に次ぐ第二弾である。
著者の師である故・山本巌氏は、卓越した漢方の臨床医として異彩を放ち続けた存在である。氏は生前、日々の診療の中で、全ての患者に対し、それぞれ適合すると考えられる単味の生薬や漢方エキス製剤5g位をその場で試飲してもらい、5分、15分でその自覚症状の改善度を判定するという方法をとられていた。また、ある病気や病態に対してどのような薬物や方剤が有効であるのかということについては、過去の漢方医の原南陽であるとか浅田宗伯の治験や、処方集の『衆方規矩』であるとか、『万病回春』のような処方をまねてやってみて、そのうちのどれが最も有効であるのかを比較検討したり、異なる疾患であってもその病態が類似する場合に、共通の薬物を用いて有効かどうかを判定したりと、各疾患に対して最も有効だと考えられる方剤と、その加減方を決めていかれた。さらになぜ有効であるのかということを、病態とそれに使用されている薬物との対応関係から説明できるような理論を作り出していこうとされた、という。
漢方治療の効果を高めるために知っておくべき病態と薬物・薬能の対応44則を、師の教えとして編集、解説したものが本書の内容である。著者はいう、本書に示す内容は山本巌先生の経験に基づく臨床仮説であるが、この仮説のもとに漢方薬を使えばよく効くことも事実である、と。
1 件中 1 件~ 1 件を表示 |