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七竈という美しい少女と、彼女を取り巻く人々の物語。叶わない想い、大切な人との別れ。とてもキレイで、哀しいお話。恋愛小説と呼ばれるものでしょうが、ゴテゴテではなく、静かで淡々と流れる空気がいい。七竈より雪風のが見ていて痛々しかった。置いてくより、置いてかれるほうが辛いと思うから。個人的に。
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直木賞を受賞されるとは・・・!いや!でも十分受賞されるだけの価値はあります!
七竈と雪風の関係が非常に愛おしい。七竈の周囲で右往左往する大人の姿も、これまた愛おしい。
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2008/2/9
主人公の七竃よりも母親のほうがインパクトに残ったのは私がもう少女ではないということなのでしょうね。不器用な母親でした。雪風がいじらしくて可愛かった。
『男たちよ。おまえがわからぬ。』227P
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七竈、雪風、七竈、雪風。の繰り返しがとても印象的でした。独特の雰囲気と、時折はっとさせられる描写が好ましい。あっさりとしているのに、何かを掴んで離さないような、綺麗な、美しい話だと思いました。
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顔がとても美しく生まれてしまった七竈(ななかまど)とその友人雪風(ゆきかぜ)そして二人をとりまく大人。どんよりと雪雲に曇った旭川の街が浮かびます。文章が昔の純文学風ででもやっぱり現代の新しい作家であるからシャレがきいていて、とても美しい話だったのだと読後思いました。
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今日ツ●ヤで買った本です。
直木賞受賞作家さんの作品なのですが、はっきりいって表紙買い。可愛くて一目惚れでした。
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切ない。これに尽きる感じ。
きょうだい?って感じてたから、踏みとどまってるふたりが…なんとも言えない。語彙が少なくて、不甲斐無い。涙
七竃にだけ優しく微笑みかけてる雪風がたまらなく好き、そして悲しい。
最後に優しく微笑んで、振り返ることなく去った雪風に惚れました。
覚悟してたんだよね。でも知らないふりをしていたかったんだよ。
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美しい少女七竈。美しい少年雪風。二人と、周りの大人たちを巡る物語。選択の果てに、成長の果てに待っているものは、一体何なのか。
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わたし、川村七竈十七歳はたいへん遺憾ながら、美しく生まれてしまった
鉄道を愛し、孤高に生きる七竈。淫乱な母は、すぐに新しい恋におちて旅に出る。親友の雪風との静かで完成された世界。だが可愛そうな大人たちの騒ぎはだんだんと七竈を巻き込んで。
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私はこう云う古めかしい文体が大好きだ。
同感を覚える人には同氏の「物語る少女と野獣」に収録された短編小説「ゴージャス」がお勧め
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“七竈”という、この異様に書きにくい主人公の名が
すべてを表しているのかもしれない。
最後まで読んで、ああこれはたぐいまれなる“かんばせ”(顔・容貌の意、らしい)
に生まれついてしまった聖なる双子のような少年・七竈と少年・雪風の
許されない恋の物語だったのだなぁ・・・と。
ただただうわ言のように互いの名前を呼び合う(そこがもう既に叙述的な匂いなのだけど)
2人の姿がとても現実離れしていて、愛おしい。
開き直って、薄汚れていく大人達の中で、清潔であろうともがく2人の姿が・・・
痛々しくて、哀しい。
失われた時間の物語。
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桜庭さん初読。素晴らしい。
作品のイメージと言葉の選び方と、雪国の感じがすごくよくわかって好きでした。
少女の切なさとか。ビショップもめごめごだけど。
ラスト手前がめっさ切ないね。
でもものすごくよかったです。大好きだこういうの。
今後も読んでいこうとおもいます桜庭さん。
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桜庭さんの作品で一番、これが好きです。
ただただ、切ない、としか言いようのない
けれど個性溢れる、綺麗なお話だと思う。
この独特の雰囲気がたまらない。
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桜庭さんの本を読むのはGOSICK以来!
だいぶ雰囲気が違う(まあこの本はそもそもライトノベルではないのだけれど)
ポラロイドカメラで写したような灰色かかったぼんやりしたフィルターの向こうから眺めているような気分でした。
最近のいちおしと言って間違いない。七竃と雪風の呪いのような美しいかんばせ。
表紙のイラストも美しすぎてどうやって描いているのかとじっとみてしまった。
08'4'13
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ぱっと見の絵で読んだ作品。
桜庭一樹さん、第138回直木三十五賞を受賞されたんだよね。
ニュース見るまで男の方かと思っていた。すみませぬ。
切ない話でした。